大統暦法二 立成
立成とは、日月五星の盈縮遅疾の数を、あらかじめ排列して定め、推歩して用いるのに便ならしめるものである。『元志』・『暦経』に七政の盈縮遅疾を歩むに、皆二つの術がある。その一つの術は三差を以て算を立てるもので、即ち布立成の法である。そのまた一つの術に云う、その下の盈縮分を以て、入限分を乗じ一万で約し、以てその下の盈縮積に加えるものは、立成法を用いるのである。しかし立成を載せておらず、算に入る由もない。今『大統暦通軌』に依り、これを具録する。その目は四つ:曰く太陽盈縮、曰く晨昏分、曰く太陰遅疾、曰く五星盈縮。その余は『法原』及び『推歩』の巻中に詳しい。『元史』に按ずるに、至正十七年に『授時暦』が成る。十九年に王惇卒す。時に暦は既に頒布されたが、しかし立成の数はなお皆定稿があった。郭守敬が比類編次し、分秒を整斉し、裁って二巻とした。しかるに今の欽天監本には、嘉議大夫太史令臣王惇が勅を奉じて撰すと載せている。その意は、王が先に稿があり、郭がこれを卒成したのであろうか。
太陽盈初縮末限立成 冬至前後二象限同用
(表格略)
晨分に二百五十分を加えて、日出分と為す。日周一万分の内、晨分を減じて昏分と為す。昏分より二百五十分を減じて、日入分と為し、また五千分を減じて、半昼分と為す。故に立成には只晨昏分を列するのみで、則ち出入及び半昼分は皆具わり、必ずしも尽く列するには及ばないのである。
(以下表格略)