翰林学士兼龍図閣学士朝散大夫給事中知制誥充史館修撰臣欧陽脩奉勅撰
四方に水・旱・蝗の災害があるときは、天子が使者を遣わし節を持たせてその州に至らせ、庭に位を設ける。使者は南面し、持節はその東南にあり、長官は北面し、僚佐・正長・老人はその後ろに立ち、再拝して制書を授ける。
病を問うこともこれと同じであり、その主人は門外で使者を迎え、使者は東面し、主人は西面し、再拝して入る。婦人の病を問うときは、労問を受ける者は北面する。
哀を挙げる日には、別殿に位を設け、文武三品以上は庭に入って哭し、四品以下は門外で哭する。有司が版奏して「中厳」「外辦」と奏する。皇帝が既に服を変えて哭した後、百官内外の在位者皆哭し、十五声を挙げて哭を止め、奉慰する。服を除くこともこれと同じである。皇帝の服は、一品には錫衰、三品以上には緦衰、四品以下には疑衰とする。服期の者は、三朝の晡に止む。大功は、朝晡に止む。小功以下は、一哀で止む。晡には、百官は集まらない。蕃国の君長の喪のためであれば、城外に次を設け、その国に向かって哭し、五声を挙げて止む。
喪に臨むときは、その門の西に大次を設け、堂上に素の裀榻を設ける。皇帝は小駕・鹵簿にて、四望車に乗り、警蹕し、鼓吹は備えるが作さない。皇帝が大次に至り、素服に易え、従官は皆服を易えるが、侍臣は易えない。皇帝が次を出ると、喪の主人は免絰し、杖を釈し、門外で哭し、乗輿を望見すると哭を止めて再拝し、先んじて門の右に入り、西に向く。皇帝が堂に至り、阼階より升り、哭位に即く。巫・祝各一人が先に升り、巫は桃を執って東南に立ち、祝は茢を執って西南に立ち、戈者四人が先後に従って升る。喪の主人が入廷して再拝し、勅引されて乃ち升り、戸内の東に立ち、西に向く。皇帝が出ると、喪の主人は門外で拝送する。皇帝は次において服を変え、乃ち廬に還る。文武は常服である。皇帝が車に升り、鼓吹は作さずに入る。
勅使を以て冊贈するときは、朝堂において冊を受け、犢車に載せ、鹵簿を備え、第に至る。妃主は内侍を使いとし、贈る者は蠟印画綬を用いる。冊贈は必ずその葬を啓くに因り、既に葬れば霊寝において受け、既に除服すれば廟において受ける。主人は公服にして哭さず、或いは単衣に介幘する。受けるには必ず祭あり。廟に未だならざれば、寝においてこれを受く。
五服の制度。
斉衰杖周。降服:父卒ち、母嫁ぎ及び出妻の子の母の為に、報う、服亦之の如し。正服:祖後たる者の為に、祖在りて祖母の為に。義服:父卒ち、継母嫁ぎ、従う、之が為に服し報う;夫妻の為に。
斉衰不杖周。正服:祖父母の為に、伯叔父の為に、兄弟の為に、衆子の為に、兄弟の子及び女子子室に在りて人に適する者と為る、嫡孫の為に、姑・姉妹と夫子無き者と為る、報う、女子子人に適する者祖父母の為に、妾其の子の為に。加服:女子子人に適する者兄弟の父後たる者の為に。降服:妾其の父母の為に、人後たる者其の父母の為に、報う、女子子人に適する者其の父母の為に。義服:伯叔母の為に、継父同居する者の為に、妾嫡妻の為に、妾君の庶子の為に、婦舅・姑の為に、夫の兄弟の子の為に、舅・姑嫡婦の為に。
斉衰五月。正服:曾祖父母の為に、女子子室に在り及び嫁する者亦之の如し。
斉衰三月。正服:高祖父母の為に、女子子室に在り及び嫁する者亦之の如し。義服:継父同居せざる者の為に。
大功、長殤九月、中殤七月。正服:子・女子子の長殤・中殤の為に、叔父の長殤・中殤の為に、姑・姉妹の長殤・中殤の為に、兄弟の長殤・中殤の為に、嫡孫の長殤・中殤の為に、兄弟の子・女子の長殤・中殤の為に。義服:夫の兄弟の子・女子子の長殤・中殤の為に。成人九月正服:従兄弟の為に、庶孫の為に。降服:女子子人に適する者の為に、姑・姉妹人に適する者の為に報う;出母女子子人に適する者の為に、兄弟の女人に適する者の為に報う;人後たる者其の兄弟と姑・姉妹室に在る者との為に報う。義服:夫の祖父母と伯叔父母との為に報う、夫の兄弟女人に適する者の為に報う;夫人後たる者、其の妻本生の舅・姑の為に、衆子の婦の為に。
小功五月殤。正服:子・女子子の下殤の為に、叔父の下殤の為に、姑・姉妹の下殤の為に、兄弟の下殤の為に、嫡孫の下殤の為に、兄弟の子・女子子の下殤の為に、従兄弟姉妹の長殤の為に、庶孫の長殤の為に。降服:人後たる者其の兄弟の長殤の為に、出嫁の姑姪の長殤の為に、人後たる者其の姑・姉妹の長殤の為に。義服:夫の兄弟の子・女子子の下殤の為に、夫の叔父の長殤の為に。成人正服:従祖祖父の為に報う、従祖父の為に報う、従祖姑・姉妹室に在る者の為に報う、従祖兄弟の為に報う、従祖祖姑室に在る者の為に報う、外祖父母の為に、舅及び従母の為に報う。降服:従父姉妹人に適する者の為に報う、孫女人に適する者の為に、人後たる者其の姑・姉妹人に適する者の為に報う。義服:従祖祖母の為に報う、従祖母の為に報う、夫の姑・姉妹室に在り及び人に適する者の為に報う、娣姒婦報う、同母異父兄弟姉妹の為に報う、嫡母の父母兄弟従母の為に、庶母慈しみ己る者の為に、嫡孫の婦の為に、母出でて継母の父母兄弟従母の為に、嫂叔報う。
緦麻三月殤。正服:従父兄弟姉妹の中殤・下殤の為に、庶孫の中殤・下殤の為に、従祖叔父の長殤の為に、従祖兄弟の長殤の為に、舅及び従母の長殤の為に、従父兄弟の子の長殤の為に、兄弟の孫長殤の為に、従祖姑・姉妹の長殤の為に。降服:人後たる者其の兄弟の中殤・下殤の為に、姪の中殤・下殤の為に、出嫁の姑之が為に報う、人後たる者其の姑・姉妹の中殤・下殤の為に。義服:人後たる者従父兄弟の長殤の為に、夫の叔父の中殤・下殤の為に、夫の姑・姉妹の長殤の為に。成人正服:族兄弟の為に、族曾祖父の為に報う、族祖父の為に報う、族父の為に報う、外孫の為に、曾孫・玄孫の為に、従母兄弟姉妹の為に、姑の子の為に、舅の子の為に、族曾祖姑室に在る者の為に報う、族祖姑室に在る者の為に報う、族姑室に在る者の為に報う。降服:従祖姑・姉妹人に適する者の為に報う、女子子人に適する者従祖父の為に報う、庶子父後たる者其の母の為に、従祖姑人に適する者の為に報う、人後たる者外祖父母の為に、兄弟の孫女人に適する者の為に報う。義服:族曾祖母の為に報う、族祖母の為に報う、族母の為に報う、庶孫の婦の為に、女子子人に適する者従祖伯叔母の為に、庶母の為に、乳母の為に、壻の為に、妻の父母の為に、夫の曾祖高祖父母の為に、夫の従祖祖父母の為に報う、夫の従祖父母の為に報う、夫の外祖父母の為に報う、従祖兄弟の子の為に、夫の従父兄弟の妻の為に、夫の従父姉妹室に在り及び人に適する者の為に、夫の舅及び従母の為に報う。改葬:子父母の為に、妻妾其の夫の為に、其の冠服杖屨皆儀礼に依る。皇家の絶ゆる傍親服無き者、皇弟・皇子之が為に皆一等を降す。
諸臣の喪。
病に罹れば、正寝に斎戒し、東を首にして北の壁下に臥す。病が重くなれば、衣を脱ぎ、新たな衣を加え、音楽を止め、内外を清掃する。四人が坐して手足を支え、遺言あればこれを書き留め、纊を口に含ませる。気絶すれば、地に寝かす。男子は白布の衣、髪を振り乱し徒跣す。婦人女子は青縑の衣、首飾りを去る。斉衰以下の者は、夫は素冠す。主人は牀の東に坐し、啼き踊ること数知れず。衆主人はその後に、兄弟の子以下はまたその後に、皆西を向き南を上として、哭す。妻は牀の西に坐し、妾及び女子はその後に、哭し踊ること数知れず。兄弟の女以下はまたその後に、皆東を向き南を上として、藁を敷き坐して哭す。内外の間は、行帷を以て隔てる。祖父以下は帷の東北の壁下に、南を向き西を上として。祖母以下は帷の西北の壁に、南を向き東を上として。外姻の夫は戸外の東に、北を向き西を上として。婦人は主婦の西北に、南を向き東を上として。諸内喪においては、尊行の夫及び外親の夫の席位を前堂に、若しくは戸外の左右に、俱に南を向かしむ。宗親は戸の東に、西を上として。外親は戸の西に、東を上として。凡そ喪は、皆服の精粗を以て序と為し、国官は門内の東に位し、重行して北を向き西を上とし、俱に衺巾帕頭し、薦を舒べて坐す。参佐は門内の西に位し、重行して北を向き東を上とし、素服し、皆席を舒べて坐し、哭す。斬衰は、三日食せず。斉衰は、二日食せず。大功は、三たび食せず。小功・緦麻は、再び食せず。
正寝に於いて復す。復する者三人、死者の上服を以て左に荷い、前の東霤より升り、屋の危に当たり履み、北を向き西を上とする。左に領を執り、右に腰を執り、左を以て招く。毎に招くごとに、長声を以て「某復」と呼び、三たび呼びて止む。衣を前に投じ、篋を以て承け、阼階より升り、入りて以て尸を覆う。
乃ち室の戸内の西に床を設け、脚を去り、簟・枕を置き、幄を施し、裙を去る。尸を牀に遷し、南を首とし、斂衾を以て覆い、死衣を去り、角柶を以て歯を楔ぎ、燕几を以て足を綴じ、校は南に在り。その内外の哭位は始死の儀の如し。
乃ち脯・醢を以て奠し、酒は吉器を用う。阼階より升り、尸の東に当たる腢に奠す。内喪においては、則ち賛者は皆戸外に於いて受け之を設く。
沐浴す。階の間に埳を掘り、西に近く、南に順い、広さ一尺、長さ二尺、深さ三尺、その壤を南にし、西牆の下に垼竈を為り、東に向かい、以て沐を煮るを俟つ。新盆・瓶・六鬲皆之を濯ぎ、西階の下に陳ぶ。沐巾一、浴巾二、絺若しくは𥿭を用い、笲に実え、櫛は箱若しくは簟に実え、浴衣は篋に実え、皆西序の下に具え、南を上とす。水にて稷米を淅ぎ、汁を取り之を煮、又汲みて湯と為し以て浴を俟つ。盆を以て潘及び沐盤を盛り、西階より升り、沐者に授く。沐者は潘及び盤を執り入る。主人は皆戸の東に出で、北を向き西を上とす。主婦以下は戸の西に、北を向き東を上とす。俱に立ちて哭す。その尊行者は、夫は主人の東に、北を向き西を上とし。婦人は主婦の西に、北を向き東を上とす。俱に坐して哭す。婦人は帳を以てす。乃ち沐櫛し、組を以て髪を束ね、巾を以て挋う。浴すれば則ち四人衾を抗ぎ、二人浴し、巾を以て拭い、浴衣を以て挋う。尸の東に牀を設け、衽は莞、上は簟とす。浴者は尸を挙げ、牀を易え、枕を設け、鬢を翦り爪を断つこと生けるが如く、小囊に盛り、大斂の時に棺中に納む。楔歯の柶・浴巾は、皆埳に埋め、之を寘く。明衣裳を以て衣せ、方巾を以て面を覆い、仍て大斂の衾を以て之を覆う。内外入りて位に就き、哭す。
乃ち襲す。襲衣三称、西領南上、明衣裳、舄一。帛巾一、方尺八寸。充耳、白纊。面衣、玄方尺、纁裏、組繫。握手、玄纁裏、長さ尺二寸、広さ五寸、内旁一寸を削ぎ約め、綿組繫を以て著す。庶襚は継ぎて陳ぶも、用いず。将に襲せんとす、牀席を西階の西に具え、内外皆出でて哭すこと、浴の如し。襲者は牀を以て升り、入りて尸の東に設け、枕席を布き、襲を席に陳ぶ。祝は巾を去り、面衣を加え、充耳・握手を設け、舄若しくは履を納む。既に襲し、大斂の衾を以て覆い、内外入りて哭す。
乃ち唅す。賛者は盤水及び笲を奉じ、一品より三品に至るは、飯に粱を用い、唅に璧を用う。四品より五品に至るは、飯に稷を用い、唅に碧を用う。六品より九品に至るは、飯に粱を用い、唅に貝を用う。堂に升り、唅者は戸外に於いて手を盥ぎ、粱・璧を洗い笲に実え、執りて入る。祝は従い入り、北を向き、枕を徹し、衾を去り、笲を受け、尸の東に奠す。唅者は牀の東に坐し、西を向き、巾を鑿ち、飯・唅を尸の口に納む。既に唅し、主人位に復す。
乃ち明旌を為り、絳を以て広く幅を充たし、一品より三品に至るは、長さ九尺、杠を韜め、銘に曰く「某官封之柩」と、西階の上に置く。四品より五品に至るは、長さ八尺。六品より九品に至るは、長さ六尺。
木を鑿ちて重を為り、一品より三品に至るは、長さ八尺、横なる者はその半、庭の三分の一を南にす。四品より五品に至るは、長さ七尺。六品より九品に至るは、長さ六尺。沐の米を以て粥と為し、鬲に実え、疏布を以て蓋い、竹蔤を以て繫ぎ、重木に縣す。葦席を以て覆い、北を向き、両端を屈めて後ろに交え、西端を上とし、竹蔤を以て綴ず。祝は銘を取り重に置き、殯堂の前楹の下に、葦席を以て夾む。
小斂衣十九称、朝服一、笏一、東序に陳ぶ、西領北上。
東堂の下に奠を設け、甒二、醴・酒を以て実え、觶二、角柶一、少牢・腊三、籩・豆俎各八。盆盥を饌の東に設け、布巾す。賛者は脯醢を辟し、尸牀の西南に奠す。
乃ち斂す。牀席を堂の西に具え、盆盥を西階の西に設け、東方の如し。斂者は盥ぎ、執服者と斂衣を以て入る。喪者は東西皆少しく退き、内外哭す。已に斂し、夷衾を以て覆い、堂上の両楹の間に牀を設け、衽は莞、上は簟とし、枕有り。卒斂し、帷を開き、主人以下西を向き憑りて哭し、主婦以下東を向き憑りて哭し、退く。
乃ち髪を斂めて奠す。賛者は手を盥ぎ饌を奉じて階に至り、升り、尸の東に設く。醴・酒は饌の南に奠し、西を上とす。その俎は、祝受け巾を以て之を巾う。奠者は襲を徹し、奠し、西階より降り出づ。帷を下し、内外俱に坐して哭す。国官・僚佐有る者は、官を以て哭を代う。無き者は、親疏を以て之を為す。夜は則ち庭に燎を為り、厥明に燎を滅す。
乃ち大斂す。衣三十称、上服一称、冕は簪・導・纓を具え、内喪においては則ち花釵有り、衾一、西領南上。
奠を設くること小斂の如く、甒に勺を加え、篚は東南に在り、籩・豆・俎は皆冪有り、功布を用う。
棺が入ると、内外ともに哭を止め、棺を殯所に上げて、乃ち哭す。熬穀は八篚、黍・稷・粱・稻各二、皆魚・腊を加う。燭は饌の東に俟ち、盆盥を東階の東南に設く。祝盥を終え、阼階より升り、巾を徹し、巾を執る者は阼階下にて待つ。祝盥し、贊者は小斂の饌を徹し、西階より降り、序の西南に設け、西霤に当たり、堂上に設けたる如くす。乃ち東階下の新たなる饌所に適い、帷堂の内外皆少しく退き、立ちて哭す。御者斂し、冠若しくは花釵を加え、衾を以て覆う。帷を開き、喪者は東西に憑りて小斂の如く哭し、諸親憑りて哭す。斂者四人牀を挙げ、男女従い、尸を奉りて棺に斂し、乃ち蓋を加え、夷衾を以て覆い、内外皆初めの如く復位す。熬穀を設け、首足各一篚、傍ら各三篚、木を以て棺上に覆い、乃ち之を塗り、帟を殯上に設け、祝銘を取って殯に置く。
乃ち奠す。巾・几・席を執る者阼階より升り、入りて室の西南隅に設け、東面す。又几・巾已に加わり、贊者饌を以て升り、室に入り、西面し、席前に設く。祝巾を俎に加え、奠する者西階より降りて出づ。帷を下ろし、内外皆位に就きて哭す。
既に殯し、霊座を下室の西間(西の部屋)に設け、東向きにし、牀・几・桉・屏・帳・服飾を施し、時に従い膳羞及び湯沐を上すこと平生の如し。殷奠の日は、下室に饋せず。
廬は殯堂の東廊下に在り、南に近く、苫凷を設く。齊衰は其の南に於いて、堊室と為し、俱に北戸とし、蒲を翦りて席と為し、縁せず;大功は又其の南に於いて、帷を張り、席は蒲を以てす;小功・緦麻は又其の南に於いて、牀を設け、席は蒲を以てす。婦人は西房に次す。
三日にして成服し、内外皆哭し、哀を尽くす。乃ち降りて次に就き、其の服を服し、服なき者は仍って素服す。相者主人以下を引き、俱に杖して升り、殯に立ち、内外皆哭す。諸子孫尊者(祖父母など)の前に跪きて哭し、祖父は之を撫で、女子子は対立して哭す、唯諸父(伯父・叔父)は撫でず。尊者出づれば、主人以下降りて阼階に立つ。
朔望の殷奠は、饌を東堂下に設け、瓦甒二、醴及び酒を実し、角觶二、木柶一、少牢及び腊三俎、二簋・二簠・二鈃、六籩・六豆。其の日は、下室に饋せず。
葬に期有り、前一日の夕べ、葦障を除き、賓次を大門外の右に設け、南向きとす。啟殯の日、主人及び諸子皆冠を去り、衺巾を以て頭を帕い、位に就きて哭す。祝衰服して功布を執り、東階より升り、殯の南に詣り、北向き、内外哭を止め、三声噫嘻し、乃ち曰く「謹みて吉辰を以て殯を啓す」と。既に告げ、内外哭す。祝銘を取って重に置く。掌事者升り、殯塗を徹し、席を柩の東に設け、柩を席に上げる。又席を柩の東に設け、祝功布を以て升り、柩を拂い、夷衾を以て覆い、周りに帷を設け、戸を開きて東向きとす。主人以下升り、帷の東にて哭し、西に向かい、俱に南を上とす。諸祖父以下は帷の東北壁下にて哭し、諸祖母以下は帷の西北壁下にて哭す;外姻の丈夫は帷の東に上り、婦人は帷の西にす。祝と進饌者各奠を以て升り、柩東の席上に設け、祝醴を酌みて之を奠す。
器用を陳ぶ。啓の夕べ、発引前五刻、一鼓を搥きて一厳と為し、吉・凶の儀仗を陳布し、方相・誌石・大棺車及び明器以下を、柩車の前に陳ぶ。一品は引四・披六・鐸左右各八・黼翣二・黻翣二・畫翣二、二品三品は引二・披四・鐸左右各六・黼翣二・畫翣二、四品五品は引二・披二・鐸左右各四・黼翣二・畫翣二、六品より九品に至るは披二・鐸二・畫翣二。
二刻頃、二鼓を搥きて二厳と為し、掌饌者啓奠を徹して出づ、内外俱に立ちて哭す。紼を執る者皆入り、掌事者帷を徹し、翣を持つ者升り、翣を以て柩を障う。紼を執る者升り、鐸を執る者西階を夾みて立ち、纛を執る者入り、西階に当たり南に、北面して立つ。掌事者重を取って出で、門外の東に倚せかく。旌を執る者は纛の南に立ち、北面す。三鼓を搥きて三厳と為し、霊車は内門外に進み、南向き、祝は腰輿を以て霊座前に詣り、西向きに跪きて告ぐ。腰輿は西階より降り、以て霊車に詣る。腰輿退く。
鐸を執る者は鐸を振い、降りて階間(階段の間)に就き、南向きす。翣を持つ者は翣を以て障う。纛を執る者は却行して引き、輴止まれば則ち北面して立つ;旌を執る者も漸くにして南し、輴止まれば、北面す。主人以下は次に従う。
輴は庭に在り。輴が庭に至ると、主人及び諸子以下は輴の東北に立ちて哭し、西に向かい南を上とす;祖父以下は輴の東北に立ちて哭し、南に向かい西を上とす;異姓の丈夫は主人の東南に立ちて哭し、西面し北を上とす。婦人は次に従って降り、妻・妾・女子子以下は輴の西に立ちて哭し、東面し南を上とす;祖母以下は輴の西北に立ちて哭し、南に向かい東を上とす;異姓の婦人は主婦の西南に立ちて哭し、東面し北を上とす。内外の際は、行帷を以て障う。国官は紼を執る者の東に立ちて哭し、北面し西を上とす;僚佐は紼を執る者の西南に立ちて哭し、北面し東を上とす。祝は執饌者を帥い、祖奠を輴の東に設け、大斂の如くす。祝は奠を酌み、饌を進め、北面して跪きて曰く「永遷の礼、霊辰留まらず、謹みて旋車を奉じ、式に祖道に遵う、尚饗」と。
輴出で、車に升る。披を執る者は前後の披を執り、紼を執る者は輴を引き出づ。旌先立ち、纛次ぎ、主人以下は輴の後に従い哭す。輴出でて、輀車に到る。紼を執る者は属するを解きて輀車に付け、帷障を輴の後に設け、遂に柩を升らす。祝と執饌者は遣奠を柩の東に設け、祖奠の如くす。
既に奠し、掌事者は蒲葦を以て牲体の下節五を苞み、繩を以て之を束ね、盤に盛り、輿前に載す。方相・大棺車・輴車、明器輿・下帳輿・米輿・酒脯醢輿・苞牲輿・食輿を六輿と為し、銘旌・纛・鐸・輀車は次に行く。
賓に贈る者有らば、既に祖奠し、賓は大門外の西廂に立ち、東面し、従者は篚を以て玄纁を奉じ西南に立ち、馬を以て賓の東南に陳べ、北首西上とす。相者入り、命を受け出で、西面して曰く「敢て事を請う」と。賓曰く「某敢て賵す」と。相者入り告げ、出でて曰く「孤某須つ」と。篚を執る者は奠し、幣を取って賓に授く。馬を牽く者先に入り、輴車の南に陳べ、北首西上とす。賓入り、馬の西よりして輴車の南に当たり、北面して立ち、内外哭を止む。賓曰く「某謚封若しくは某位、将に幽宅に帰せんとす、敢て賵を致す」と。乃ち哭し、内外皆哭す。主人は稽顙して拝す。賓は輴の東に進み、西面し、幣を車上に奠し、西に出づ、主人は稽顙して之を送る。
喪、墓所に至り、柩を下す。輴車を柩車の後に進め、帷を張り、柩を輴に下す。丈夫は西に在り、憑りて哭す。卑者は拝辞し、主人以下の婦人は皆行帷を以て障われ、羨道の西にて哭し、東面し北を上とす。
墓に至る。施行席を壙戸内の西に設け、紼を執る者は紼を輴に繋ぎ、遂に柩を壙戸内の席上に下ろし、北首とし、夷衾を以て覆う。
輴は出で、翣を持ち入り、翣を壙内の両廂に倚せ掛け、遂に帳を以て柩の東に張り、南向とする。米・酒・脯を東北に置き、食盤を前に設け、醯・醢を盤の南に設け、苞牲を四隅に置き、明器を右に設く。
壙に在りて。掌事者、玄纁を主人に授け、主人は祝に授け、奉じて入り、霊座に奠め、主人は拝稽顙す。銘旌・誌石を壙門の内に施し、戸を掩い、関鑰を設け、遂に土を三たび復す。主人以下稽顙して哭し、退き、俱に霊所に就きて哭す。掌儀者、墓の左にて后土を祭る。
反哭す。既に柩を壙に下ろし、鼓を一搥して一厳と為し、戸を掩う;鼓を二搥して再厳と為し、内外霊所に就く;鼓を三搥して三厳と為し、酒・脯の奠を徹し、霊車を帷の外に追い、儀仗を陳布すること来儀の如し。腰輿入り、少頃出で、霊車の後に詣る。霊車発引し、内外従哭すること来儀の如し。墓門を出で、尊者は乗り、墓を去ること百歩にして、卑者は乗じて哭す。霊車、第の西階下に至り、南向。祝、腰輿を以て霊車の後に詣る。少頃、升り、入りて霊座前に詣る;主人以下従い升り、霊座の東に立ち、西面南上;内外俱に升る。諸祖父以下、帷の東北壁下にて哭し、南面;妻及び女子子以下婦人、霊の西にて哭し、東面;諸祖母以下、帷の西北壁下にて哭し、南面;外姻、南廂にて哭し、丈夫は帷の東、婦人は帷の西、皆北面;弔者、堂上にて哭し、西面。主人以下出でて次に就き、沐浴して虞を俟ち、斬衰の者は沐して櫛せず。
虞の祭。主は桑を用い、長さ一尺、方四寸、孔徑九分、烏漆の匱に置き、霊座に在らしめ、寝室の内戸の西に在り、東向、素几は右に在り。洗を西階の西南に設け、瓦甒二つ、北牖下に設け、醴・酒は東に在り。喪者既に沐し、霊所に升る。主人及び諸子、杖を戸外に倚せ、入りて位に哭すること初めの如し。饌入り、殷奠の如く、東階より升る。主人手を盥し爵を洗い、醴を酌み、西面跪いて奠め、哭止む。祝跪きて祝を読み、主人哭拝し、内外拝すべき者は皆哭拝す。乃ち出で、杖して西階より降り、還りて次に就く。間日を置いて再虞、後日に三虞、礼は初めの如し。
小祥。廬を毀ちて堊室と為し、蒲席を設く。堊室の者は之を除き、地に席す。主人及び諸子沐浴し櫛翦し、首絰を去り、練冠し、妻妾女子は腰絰を去る。主は栗を用い、祭ること虞礼の如し。
大祥の祭は小祥の如し。一月を間いて禫とし、祥服を釈ぎ、而して禫祭は大祥の如し。既に祥して外寝に還る。妻妾女子は寝に還る。食に醢・醬有り、既に禫して醴酒を飲み、乾肉を食う。
廟に祔するに、日を筮う。将に祔せんとし、掌事者、始祖廟室の西壁に埳室を為す。主人及び亜献以下、散斎三日、致斎一日。前一日、主人、酒・脯を以て遞遷の主に告げ、乃ち遷して幄坐に置き、又酒・脯を奠めて神を安んず。掌饌者、膳を徹して出で、掌廟者、次に従い神主を匵に納めて埳室に収む。又、考の祔坐を曾祖室内の東壁下に設け、西向、右几。主人の位を東南に設け、西面。子孫の位を南門内の道東に設け、北面西上。亜献・終献の位を主人の東南に設く。掌事以下の位を終献の東南に設け、俱に西面北上。贊唱者の位を主人の西南に設け、西面。酒尊を堂上室戸の東南に設け、北向西上。洗を阼階の東南に設け、北向、爵三つを実え、巾二つ、冪を加う。其の日、少牢の饌二座を具え、各俎三・簋二・簠二・鈃二。酒尊二つ、其の一は玄酒を実えて上と為し、其の一は清酒を実えて次と為す。其の籩豆、一品の者は各十二、二品・三品の者は各八。主人及び行事者は祭服。掌事者、腰輿を具え、掌廟者・閽寺人、廟庭に立ち、北面再拝し、東階より升り、入り、埳室を開き、曾祖・曾祖妣の神主を出して座に置き、降り、出づ。尊・罍・篚を執る者入りて位に就く。祝、座前に進み、西面して告げて曰く「今の吉辰を以て、神主を廟に奉遷す」と。輿を執る者、輿を以て升り、入り、輿を座前に進む。祝、神主を匵に納め、輿に升らしめ、祝仍って左に扶け、西階より降り、子孫内外陪従すること後なり。廟門に至り、諸婦人は門外に停まり、行帷を以て周し、祭の訖るを俟ちて還る。神主、南門より入り、西階より升り、室に入る。諸子孫従い升り、室戸の西に立ち、重行東面、北を以て上と為す。行事者従い入り、各々位に就く。輿、室前に詣り、輿を回して西向とす。祝、匵を啓き神主を出し、坐に置く。輿降りて西階下に立ち、東向。相者、主人以下を引き東階より降り、各々位に就かしむ。祝立ち定まり、贊唱者曰く「再拝」と。位に在る者皆再拝す。掌饌者、饌を引き入り、東階より升り、室に入り、各々神座前に設く。主人手を盥し、爵を洗い、東階より升り、醴酒を酌み、室に入り、進み、北面跪き、爵を曾祖神座前に奠む。主人出で、爵を取り酒を酌み、室に入り、進み、東面跪き、祖の座前に奠む。戸を出で、北面立つ。祝、版を持ち室戸外の右に進み、東向跪きて祝文を読み、主人再拝す。祝進み、入りて版を曾祖座に奠む。主人出で、降り、本位に還る。初め、主人の出づるに、亜献手を盥し、爵を洗い、升り、酒を酌み入り、進み、北面跪きて曾祖に奠め、又酒を酌み入り、進み、東面跪きて祖神座に奠め、戸を出で、北面再拝訖り、又室に入り、西壁下に立ち、東面再拝し、出で、降り、位に復す。亜献将に畢らんとするに、終献入ること亜献の如し。祝入り、豆を徹し、贊者皆再拝す。主人及び位に在る子孫以下出づ。掌饌者入り、饌を徹して出づ。掌廟者、曾祖神主を埳室に納め、出で、又腰輿を以て升り諸考の神座前に詣り、主を匵に納め、輿に置き、考廟に詣り、神主を出して座に置き、酒・脯の奠を進め、少頃、之を徹す。祝、神主を埳室に納む。六品以下は正寝に於いて祔祭し、礼略之の如し。