◎楽十三(楽章七)○朝会御楼肆赦恭上皇帝皇太后尊号上 建隆乾徳朝会楽章二十八首 皇帝升坐『隆安』
天は臨みて赫々たり、上は乾元に法る。鏗鏘たる六楽、儼恪たる千官。皇儀まことに粛として、玉座尊に居る。文明御するに在り、礼備わりて誠存す。公卿入門『正安』 堯の天は紀に協い、舜の日は光を揚ぐ。淑慎に爾止まり、率由す旧章。
佩環済済たり、金石鏘鏘たり。威儀炳煥として、至徳昭彰なり。上寿『禧安』 乾健は君と為り、坤柔は臣と曰う。惟だ其の臣子、能く君親に奉ず。永く皇極を御し、以て兆民を綏んず。觴を称え寿を献じ、山嶽嶙峋たり。
質を雪園に育み、精を月殿に淪す。楽章に著し、色は江練を含む。群臣酒を挙ぐ『正安』 戸牖丹扆に厳しく、鵷鸞紫庭に造る。懇に南嶽の寿を祈り、勢い北辰の星を拱す。士を此に得ること盛んなり、邦を基うること固く以て寧し。誠明一何の至りぞ、金石と丹青。
簪紱雲の屯するが若く、晨に閶闔門に趨る。侁侁として禹会を羅し、済済として堯樽を奉ず。周礼明備を観、天儀晬温を仰ぐ。高卑表著に陳べ、同じく帝王の尊を拱す。漏を待ちて王庭に造り、威儀盛んなること京に莫し。紛綸として簪組列し、清越として佩環声す。
法を約するは皇綱正しく、文を崇むるは宝暦昌なり。遒人は木鐸を振い、農器は幹将を鑄く。瑞日は王宇を含み、卿雲は帝鄉に藹たり。万邦一統を成し、鴻祚天と長し。六変 宸扆の威容盛んにして、声明の礼楽宣ぶ。九州は禹会に臻り、万国は堯天を戴く。
貢職は琛贐を輸す。皇猷は簡編に煥く。和を含み均しく暢茂し、鴻慶は非禋に結ぶ。朝会は威儀に儼として、司常は九旗を建つ。舞容は綴兆を分ち、文物は威蕤を弁ず。運は桃林の牧に格し、祥は洛水の亀に開く。帝功は日用に潜み、化俗は自ら登熙す。
螭階聊かに筆を載せ、瑞を紀して唐・虞を軼す。丹鳳は金奏に儀し、黄龍は宝図を負う。群材は薪棫樸、仁政は蒲盧を煦む。蕩蕩巍巍の徳、豚魚信に自ら孚る。聖に接し神都に宅し、方に来たり五達の区。国賢は帝載に熙し、霊命は乾符を握る。
至化は純粋に被わり、斯文は益々敷き広がる。車書は今混一し、聖治は三無を奉ず。聖皇大寶に臨み、八表より才賢湊る。経緯は文天の賦し、剛柔は徳日に宣ぶ。邦を建て柱石を隆くし、物を造り陶甄を運ぶ。共に升平の業を致し、綿長に億年を保たん。
奉珍は皆職を述べ、削衽は尽く天を朝す。功徳は前古を超え、音徽は管弦に播く。叛を伐つに天威震い、疆を恢すに帝業多し。削平は肅殺に侔し、涵煦は陽和に極る。周の舞を蹈厲に観、風雲は漢の歌に入る。功成りて大定を推し、馬を帰して周の戈を偃ぐ。
六變、惕厲の日乾乾たり、潜蟠或いは淵に躍る。謀を伐つは上策に参じ、鉞を受くるは中堅を総ぶ。田訟は周日に帰し、民謠は舜年を戴く。風雲は自ら冥感し、嘉会は飛天を翼す。壺関方に命に逆らい、投袂して親征を起す。虎旅聊か攻伐し、梟巢遽かに蕩平す。
天威は朔漠を清め、仁沢は黎氓に被わる。節を按じて皇輿復し、洋洋として頌声を載す。蠢くこと此の淮海の帥、保拠して黎苗を毒す。龍の漢に興るを悟らず、猶堯に吠ゆる犬に同じ。六師方に雨施の如く、孤壘自ら氷消す。千載嘉運に逢い、華夷聖朝を奉ず。
上流荊楚の要、沢国洞庭深し。自ら同文の世を識り、皆拱極の心を回す。一戎聊か鉞を杖ち、九土尽く金を輸す。大定功成の後、薫風舜琴に入る。席巻して巴・邛を定め、西遐尽く率従す。岷・峨は負阻難く、江・漢は自ら朝宗す。
職を述ぶる方舟集まり、車を駆る九折通ず。粲然として国史に書し、古に冠して豊功を耀かす。鋭旅回旋を慶び、辺防尽く晏然たり。鍵櫜方に武を偃ぎ、飛将も亦弦を韜む。震曜は平壘を資け、文明は麗天に協う。洸洸として大業を成し、赫奕として青編に在り。
淳化年中の朝会二十三首、上寿、『和安』四序始まり、三陽肇めて開く。条風律に入り、玉琯灰を飛ばす。雲を望みて肅謁し、佩を鳴らして斯く来たる。觴を称えて寿を献じ、拱する星の回るを瞻る。
一陽候に応じ、万国文を同じくす。天正節を紀し、太史雲を書す。旒を凝らして御に在り、列叙爰に分かる。寿觴斯く薦め、祝慶明君す。皇帝初めて酒を挙ぐ、『祥麟』を用う。聖皇寓に禦し、仁獸誕しく彰る。郊に在りて旅貢し、畤に遊びて祥を呈す。
星辰是れ稟り、草木傷無し。異を紀すは信史、歌に登るは太常。再び酒を挙ぐ、『丹鳳』九苞瑞を薦め、徳を戴き仁に膺る。藻翰爰に奮い、霊音載せて振う。時に非ざれば見えず、道有れば則ち臻る。岐に降るは匹ならず、舜に儀して隣と為る。
三たび酒を挙ぐ、『河清』沔たる彼の涇瀆、澄明として鏡の如し。清は宝運に応じ、光は帝居を涵む。沈璧を洞に分ち、游魚を徹して見る。聖祚極無く、神休偉として与にす。四たび酒を挙ぐ、『白龜』
彼の霊物を稽え、允に聖皇を昭らす。石に浮かびて躡ぶ可く、蓮に巣くいて益光る。金方正色、介族殊祥。信書永く耀き、帝徳疆無し。五たび酒を挙ぐ、『瑞麥』芃芃たる嘉麥、秀を擢げて岐を分つ。甘露夕に灑し、恵風晨に吹く。
良農瑞を告げ、循吏奇を称す。英主に帰美し、折して之を貢す。群臣初めて酒を挙ぐ畢り、『化成天下』を作す。軒・昊方に徳を同じくし、成・康粗かに肩を比す。素風惟だ普暢し、皇道本より偏無し。陰魄重輪満ち、陽精五色円し。要荒咸く率服し、卓越聖功全し。
聖徳は陶唐に比し、千年祚運昌なり。茂功は宰とせずと雖も、鴻業自ら疆無し。極塞清謐を成し、斉民益々阜康す。文明は日月に同じく、遐邇輝光を仰ぐ。六變、蕩蕩として私無き世、巍巍として至聖の君。山河は国宝を分かち、日月は人文を耀かす。
厭浥として甘露を凝らし、輪囷として慶雲を吐く。正声『大雅』を兼ね、洋溢して南薫に応ず。鴻範は彝倫に合し、元を調えて四序均し。歳功は天吏正しく、御苑は物華新たなり。底貢は方物を陳べ、来賓は遠人を列す。奉常は九奏を呈し、嘉貺は穹旻を動かす。
大君の至化隆く、興運千齢に契ふ。覲禮俄に瑞を班し、夷賨盡く實庭す。成文は露樂を調べ、聖を奉じて辰星を拱す。舞佾方に更に進み、朝陽上りて楚萍を上ぐ。禮樂は王業を昭かにし、寰區太平を致す。革車北狩を停め、雲稼屢に西成す。
國に詳延の詔有り、鄉に講誦の聲聞く。日華五色に融け、遐邇文明を仰ぐ。亭障干戈を戢め、人心太和に浹す。務農寶穀に登り、獵俊雲羅を設く。儀鳳良史に書し、祥麟雅歌に載す。嘉辰宴喜を資け、星拱弁峨峨たり。
冠古鴻徽を耀かし、深仁隱微に及ぶ。《二南》《江漢》の詠、九奏鳳凰飛ぶ。虡を設け鍾律を羅し、盈庭舞衣を列す。文明厚德に資り、怡懌兆民歸す。再び酒を挙ぐること畢りて、《威加海內》。
革輅汾・晉を征し、城を隳すこと燎毛に比す。桓桓軍旅を勖め、將將英豪を禦ぐ。神武誠に敵無く、天威詎か可くも逃れんや。王師利澤を宣べ、霈として春膏を沃すが若し。萬方を振ひ明德を明らかにし、疾徐咸く觀る可し。鏗鏘として金奏を動かし、蹈厲總べて朱幹たり。
夾進して威武を昭かにし、申嚴して宴安を警む。守方猛士を推し、當に冒〓を以て冠と為すべし。六變宣榭始めて兵を觀、桓桓として鼓行を稱す。一戎大定を期し、載纘徂征を議す。善政師律に從ひ、神功《武成》を冀ふ。勖哉衆に誓ひて勤めよ、王業自ら經營す。
聲教方に遠きを柔ぶ、甌・閩禮を以て招く可し。圖を獻ぐること日際に連なり、國に歸る象江潮の如し。撫運重熙盛んに、提封萬里遥かなり。還た有虞氏に同じく、文德三苗を格す。南に暨ぎて皇化を宣べ、東吳乃神を奉ず。舞幹方に德を耀かし、玉を執り自ら賓と來る。
巢伯丹陛に朝し、韓侯紫宸に覲す。古今一揆に歸し、遠きを懷ふ道彌新たなり。遺俗陶唐を續け、來蘇聖皇を徯つ。布昭して湯の吊伐をし、恢復して漢の封疆をす。金鉞を申べて戡剪し、朱幹を以て發揚を示す。宜なる哉七德の頌、千載に洋洋として播く。
乃ち嘗て西顧を眷み、偏師暫く首征す。靈旗方に直指し、獷俗自ら精を亡ふ。禹敘終に馴致し、堯封漸く化成す。須ひず嚴に尉候せん、於廓として海彌清し。干戚有司傳へ、威容凱旋に著る。象成王業盛んに、役輟ぎ武功全し。
兵寢み西郊に閱し、書惟だ北闕に縣る。聖神景命を膺け、卜世萬斯年。景德中朝會一十四首 皇帝坐に升る、《隆安》 金奏庭に在り、群後位に在り。天威煌煌、明に嚮ひて扆を負ふ。
高拱穆清、弁冕端委。盛德日新、禮容煒有り。公卿門に入る、《正安》 萬邦來たり同にし、九賓位に在り。璋を奉じ紳を薦め、陟降庭に止る。文思安安、威儀棣棣。臣哉鄰哉、爾が蕃祉を介す。
壽を上ぐ、《和安》 天威煌煌、山龍采章。庭實旅百、上公觴を奉ず。群後に拱揖し、端委裳を垂る。永く難老を錫し、萬壽無疆。皇帝初めて酒を挙ぐ、《祥麟》。
帝圖會昌、二獸祥を效す。雙角共に牴し、武を示して傷つけず。四靈畜と為り、玄枵芒を耀かす。公族信厚く、元元阜康なり。再び酒を挙ぐ、《丹鳳》 矯矯たる長離、羽を振ひて儀を來す。和音律に中り、藻翰輝を揚ぐ。
珍符遝至し、品物宜しきに攸る。至德玄感、天の祺を受く。三たび酒を挙ぐ、《河清》 德水湯湯、源を發して靈長し。皎鑒澄徹、千年祥を效す。厚きを積みて濕に流れ、生を資け阜昌なり。朝宗潤下し、善利無疆。
群臣酒を挙ぐ、《正安》 思へらく皇多士、靖恭位を著す。玉を鳴らし緌を飛ばし、鏘鏘濟濟。宴に折俎有り、以て慈惠を示す。敢へて祗はざる無く、福祿來たり暨く。金奏庭に在り、酒斯の旨き有り。顒顒仰仰、明に嚮ひて扆を負ふ。
湛湛たる露斯、宴を以て喜ぶに式る。佩玉蕊兮、禮に由らざる無し。酒を以て禮を成し、樂を以て食を侑す。露朝陽に湛へ、星紫極を環す。淑慎爾が容、既に德に飽く。進退周旋、威儀抑抑。初めて酒を挙ぐること畢りて、《盛德升聞》。
八佾の舞が整然と並び、萬舞は盛大に演じられる。既に功績を象徴し、また徳を観る。進み退くこと整然、籥を執り翟を秉る。至化は遠人を懐柔し、遠方の人々が来朝する。閶闔の門は天に開け、諸侯は位に在る。業を設け虡を設け、庭燎は晰晰と輝く。斧扆は陽に向かい、虎賁は陛を挟む。舞い踊るに、四方の奥地より来り集う。
再び酒を挙げて終わり、『天下大定』武功は既に成り、舞列は翼の如く整う。八音を節し、七徳を象る。俁俁として蹲蹲たり、朱幹に玉戚。発揚蹈厲し、その儀に誤りなし。霊台に伯を偃し、功成りて楽を作す。以て徳容を昭かにし、以て戎索を清む。
万邦は会同し、邪悪は銷鑠す。尽善尽美、かの『韶箾』に侔う。降座し、『隆安』袞を被り陽に向かい、穆穆として皇皇たり。石を撃ち石を拊し、頌声は揚揚たり。和楽優洽し、終に然りて允かに臧し。礼成りて退き、天の百祥を荷う。
大中祥符朝会五首 皇帝酒を挙ぐ、『醴泉』檻泉は觱沸し、寒流は清く泚たり。地は宝を愛しまず、その旨は醴の如し。上善は至柔、霊休の啓く所。利沢は疆無く、允かに岱礼に資る。
再び酒を挙ぐ、『神芝』彼に茁つる者は芝、茂英煌煌たり。秀を喬嶽に敷き、寔に其の房繁し、修貢に符し、封巒は允かに臧し。永く言うに登薦し、抑も惟れ旧章。三たび酒を挙ぐ、『慶雲』
惟れ帝は徳を佑け、卿雲は祥を発す。紛紛鬱鬱、五色章を成す。日に奉じて逾に麗しく、風に回りて載せて翔る。歌は郊廟に薦め、厥れを播きて疆無し。四たび酒を挙ぐ、『霊鶴』玄文は申錫し、嘉祥は紹至す。偉なる茲の胎禽、羽族の異なり。
翻翰来儀し、徘徊嘹唳す。聖に祚し休を儲け、天意を韋昭す。五たび酒を挙ぐ、『瑞木』天は五材を生じ、木は曲直と曰う。惟れ帝は天に順い、其の生植を厚くす。連理は祥を效し、文を成して徳を表す。坤珍を総萃し、永く祕刻を光らす。
熙寧中朝会三首 皇帝初めに酒を挙ぐ、『慶雲』乾坤は順夷し、皇に嘉徳有り。爰に慶雲を施し、日に承けて五色。輪囷として下乗し、万物皆飾る。惟れ天は休を祚し、彼を長くして極無し。
再び酒を挙ぐ、『嘉禾』彼の美なる嘉禾、一茎に九穂。農疇は祥を告げ、史牒は瑞を書す。撃壤して歓歌し、京の如く委積す。春種に留めて献じ、善類に昭かに錫す。三たび酒を挙ぐ、『霊芝』
皇仁は溥博、品物は蕃滋す。慶祥は回復し、神芝に秀発す。霊華は双挙し、連葉は四施す。図を披き牒を按じ、永く純禧を享く。
元符大朝会三首 皇帝初めに酒を挙ぐ、『霊芝』嘉瑞降臨し、我が皇徳に応ず。燁燁たる神芝、根無くして植わる。春秋に三秀し、昼夜は一色。物は詩歌に播き、声は金石に被る。再び酒を挙ぐ、『寿星』倬なる彼の星象、天に於いて昭かなり。維れ南に極有り、離丙の躔なり。
既に明らか且つ大にして、聖に応じて乾に乗る。景福を誕に受け、億万斯年。三たび酒を挙ぐ、『甘露』泫泫たる零露、雲英は醴溢す。和気は津に凝り、甘きを流して白に委す。飴は泮林に泛び、珠は竹柏に聯る。天は道を愛しまず、聖功は允かに格つ。
哲宗伝受国宝三首、大朝会と兼用す『永昌』於穆たる我が王、序を継ぎて忘れず。明らかに上帝を昭し、上帝は是れ皇なり。長く其の祥を発し、我に恵みて疆無し。天に命を受け、既に寿にして永昌。
『神光』惟れ皇上の徳、伊嘏たる我が王。将に厥の明を受けんとし、載せて之を光に錫う。天に於いて昭かに、曄曄煌煌たり。緝熙欽止し、其れ永く疆無からん。『翔鶴』
彼の鳴くは陰に在り、亦た其の羽を白くす。声は天に聞こえ、来りて斯の所に集う。勉勉たる我が王、咸く厥の宇を遂ぐ。異物に播き、天の多祜を受く。紹興朝会十三首 皇帝升坐、『乾安』
鉤陳は整然と列し、金奏の音が庭に満つ。仰ぎ見れば南面し、日の昇るが如し。衣を垂れ手を拱き、治績は名づけ難し。歳首を順に履み、大いに安らぎ大いに栄えん。公卿門に入り、『正安』(昇降同じ)。
天子陽に当たり、臣工職を率いる。流水朝宗し、衆星極を拱く。環佩鏘鏘たり、威儀抑抑たり。上下交いに欣び、同心同徳す。上公寿を上ぐ、『和安』八音克く諧い、万舞奕奕たり。上公觴を奉じ、茲に百辟を率いる。声は嵩を呼ぶに效い、聖人の寿を祝う。億載万年、天長地久。
皇帝初めて酒を挙ぐ、『瑞木成文』厚き地珍を效し、嘉木瑞を紀す。刻まず彫らず、文を具えて意を見す。三たび太平に登り、允かに聖治に協う。『詩雅』詠歌し、既に醉える光有り。再び酒を挙ぐ、『滄海澄清』
百穀の王、聖治に符す。波を揚げず、殊なる祉を效す。徳淵に淪ち、滄海清し。千秋に応じ、五行を敘す。三たび酒を挙ぐ、『瑞粟呈祥』
至治発聞して惟だ馨香、厥の百穀を播きて穰穰に臻る。農夫の慶、歳其れ有り、禾易長畝し倉箱に盈つ。
時和し物阜にして粟滋茂し、嘉生駢穗来たりて祥を呈す。今を以て始め大いに豊美、行旅糧を齎ち用いず。群臣酒行く、『正安』群公卿士、咸に庭に造る。燕を以て衎び、思ひ均しく露の零るが如し。
穆穆として明明、斯に於いて盛んなり。美を帰して上に報い、一人慶有り。明明たる天子、万福来たり同す。嘉賓燕に式り、曷ぞ肅雍せざらんや。燕を以て慈を示す。礼に式りて愆ち莫し。楽胥君子、容止観るべし。酒一行、文舞
我が六師を整え、諸を七徳に稽う。呉せず揚げず、厳有り翼有り。皇帝座を降りる、『乾安』帝座熒煌たり、廷紳肅穆たり。天休に対揚し、各おの爾の服を恭しくす。頌声洋洋たり、弥文鬱鬱たり。礼備わり楽成り、永く多福を膺く。
建隆禦楼三首 南郊回仗、駕楼前に至る、『采茨』高煙太一に昇り、明祀乾坤に達す。天仗嶢闕に回り、皇輿応門に入る。簪裳霧の集まるが如く、車騎雲の屯するが若し。兆庶皆首を翹げ、巍巍たる万乗の尊。
座に昇る、『隆安』禋祀円丘を畢え、嘉辰慶沢流る。天儀観魏に臨み、盛礼風猷に藹たり。洋溢する欢声動き、氛氳たる瑞気浮かぶ。上穹眷佑を垂れ、邦国鴻休を擁す。座を降りる、『隆安』
華纓列に就き、左衽来り王す。帝儀炳煥たり、大楽鏗鏘たり。礼嶢闕に成り、言に未央に旋る。一人慶有り、万寿疆し無し。咸平禦楼四首 『采茨』
礼郊に成り、日の至るを迎う。時に六龍に乗じ、天象魏を旋らす。端門九重、虎賁万騎。四夷来り王し、群後瑞を輯む。扇を索む、『隆安』応門翼有り、羽衛斯に陳ず。山龍の袞冕、律度の声身。
峨峨として璋を奉じ、肅肅として九賓。清明躬に在り、志気神の如し。座に昇る、『隆安』圜丘上帝に類し、六変天神を降す。禋燔の礼雲に畢え、仗衛肅として以て陳ず。天顔咫尺を瞻げ、王沢陽春に熙く。玉帛禹会に臻り、動植堯仁に沾う。
降座の曲、『隆安』。赦しの雲が終わり、淳熙の徳が広く行き渡る。雷雨は潤いをもたらし、雲や物象は吉祥を現す。礼の容儀は盛んに整い、天子の威厳は輝かしい。四海に大いなる賜物があり、富と寿は限りない。咸平の籍田より回仗し、御楼にて二首
『采茨』。神農を祀り終え、礼が済んで自ら耕作する。商の輅車は轸を巡らし、周の頌の声が沸き起こる。観や魏を見て将に登らんとし、服や御はここに改まる。輿人は仰ぎ見て、日のごとく明らかなり。昇座の曲、『隆安』
応門はここに守られ、雉扇はここに開く。人は日月を仰ぎ、恵みは雲雷を動かす。三代と風を同じくし、九垓に均しく福を分かつ。歓心はまことに和し、時に康哉を詠う。乾興の御楼にて二首、昇座の曲、『隆安』
夾鐘の月、初吉は辰の日にあり。災いを赦し慶びを流し、徳を布き仁を推す。采章は震え輝き、典礼はことごとく陳べられる。大いなる賜物を明らかに昭し、永くこの民を庇う。降座の曲、『隆安』。皇なる大道は赫として開け、黼座は穹く高し。華やかな纓が列にあり、厳かな令が中より発せらる。
王者の制度は大きく麗しく、宝瑞は豊かに融和す。福を綿々たる寓内に均しくし、万寿は窮まりなし。紹興の登門にて赦しを肆る二首、昇座の曲、『乾安』。郊にて況(大礼)を拝し、皇なるかな唐なるかな!熙(盛)なる事は休(美)しく成り、六騑の車が鼎のごとく来る。
天の閫は以て決し、地の垠は以て開く。祉(福)が隤(降)り祥が発し、春台に登るが如し。降座の曲、『乾安』。鴻大な恵みは普く洽く、言に端門に帰す。蕩蕩として巍巍たり、乾を旋らし坤を転ず。穆然として宣室に、思いを儲え恩を垂る。万斯年に於て、群元に敷き錫う。
寧宗の登門にて赦しを肆る二首、昇座の曲、『乾安』。帝は郊に饗り、天の休を荷う。五福は敷き錫され、皇明は幽かなるをも照らす。雲は行き雨は施り、仁は翔け徳は遊ぶ。聖人は男子多く、九州に歌頌せらる。
降座の曲、『乾安』。天日は清く晏らかに、朝野は靖らかに安し。三霊は祉に答え、万国は歓びを騰ぐ。帝の命に違わず、王業は艱難なり。天子万年、永く監観を迪かん。皇帝の尊号を上る一首
皇太后の座に昇る曲、『聖安』。聖母に子あり、重光(日のごとく光)は類禋(祭祀)のごとし。聖皇は母に事え、感極まりて天人に通ず。百辟は庭に在り、九儀は具わって陳ぶ。礼容の盛んなること、万国ことごとく賓とす。公卿の門に入る曲、『礼安』
帝は四海を率い、顔を承りてことごとく恭し。端闈は肅として設けられ、群后来たりて同ず。玉佩は鏘として鳴り、衣冠は容あり。『英』『韶』の楽に歩を節し、磬管は雍雍たり。皇帝の寿酒を上る曲、『崇安』。天子の徳、四方に形わる。親を尊び愛を立て、化は洽く風は揚がる。
聖母は禕衣をまとい、明君は黼裳を着る。時に因りて寿を献じ、克く朝章を盛んにす。上寿の曲、『福安』。盛んなる礼は煌煌たり、六衣(皇后の服)は光あり。千官は位に在り、百福は觴を称す。坤徳は慈仁、邦は斯に淑祥なり。山の如き寿、聖を佑けて無疆ならん。
皇太后、初めて酒を挙ぐる曲、『玉芝』。燁燁たる霊芝、殿闈に生ず。華拱を照映し、紛敷として玉蕤たり。元和を感召し、光は聖期に符す。祥篇は吉に協い、百福ことごとく宜し。再び酒を挙ぐる曲、『寿星』
彼の南極星を現し、昭然たる瑞文なり。光を丙位(ひのえの方位、南)に騰がらせ、寿を中宸(ちゅうしん、朝廷)に薦む。太史は駢び奏し、升歌聞こゆ。軒宮(けんきゅう、后妃の宮)に就き養われ、億万斯の春。三たび酒を挙ぐる曲、『奇木連理』。王化に外無く、坤珍(こんちん、地の珍宝)は霊に效く。旁枝は内に附き、直幹は来たりて並ぶ。
湛湛たる零露、陽に晞く。我に旨酒有り、群臣楽しみて康し。既に徳を以て飲み、亦た爾が良を図る。永く言う修輔、用て天常に協う。礼は孝慈に均しく、楽は『韶』・『武』に合す。至徳光り、鴻恩亦た溥し。上下和済し、華夷楽湑す。盞斝三行、盛儀斯に挙がる。
酒一行畢りて、『厚徳無疆の舞』を作す。堯母の聖、放勳を子と為す。同心協謀し、遠きを柔げ能く邇くす。徳を以て俗を康くし、文を以て治を興す。斯れ功を象り、昭らかに済わざるは無し。至りて坤元、道は惟れ聖に符す。宸極に就き養い、善政の隆なるを助く。
翟籥紛然として挙がり、笙鏞協応す。翱翔として容有り、徳の盛んなるを表す。酒再行、『四海会同の舞』。七徳の舞、四朝用いて康し。姫・姒有るが如く、周邦の集まるを助く。威は厥の愛に克ち、安きに居りて忘れず。風旋り山立ち、済々として皇々たり。
左には朱幹を秉り、右には玉戚を揮う。以て武綴を象り、以て皇徳を明らかにす。天子栄養し、群臣職を述ぶ。四夷賓附し、承式せざるは無し。座を降り、『聖安』。長楽尊に居り、盛容煒煒たり。文王親に事え、万国美に帰す。
朝会の則、邦家の紀。天に福を受け、能く隆礼を昭らかにす。治平皇太后・皇后冊宝三首。皇帝座に升る、『乾安』。王化の始め、治は内に由りて孚る。時に庸りて命を作し、玉簡金書す。
磬筦庭に在り、其の縦繹たること如し。天法扆に臨み、礼と誠と俱にす。太尉等冊宝を奉じて門に入る、『正安』。晬儀臨拱し、丕命明揚す。鸞宝勢に回り、鴻瑤光を貫く。礼成り楽備わり、徳裕み名芳し。王化に基を肇き、永く天祥を懋す。
皇帝座を降りる、『乾安』。袞衣繡裳、威厳しく肅莊たり。八音具に張り、簨虡龍驤す。玉簡瑤章、金書煌煌たり。寿千万年、天と比べて長し。熙寧皇太后冊宝三首。
出入、『正安』。煌煌たる鳳字、玉気宛延す。天門崛勿、飛驂後先す。龍簨四合し、鼓を奏でて淵淵たり。母儀天下、何ぞ千万年。座に升る、『乾安』。
峨峨たる繡扆、佩を旋らして以て登る。彼の杲日が如く、天を淩ぎて升る。玉色下照し、亹々として繩繩たり。猗なるかな大孝、四海其れ承けん!座を降りる、『乾安』。皇帝席を降り、流雲四開す。堯趨き舜歩し、下りて天階を躡む。
恭しく宝冊を授け、翠旄裴回す。明明たる純孝、鴻厘大いに来たる。哲宗太皇太后に上る冊宝五首。皇帝座に升る、『乾安』。大いなるかな孝熙、民を帥いるに躬を以てす!宝冊を奉承し、欽明両宮。
万楽具に挙がり、一人肅雍たり。化は上より始まり、四海来たりて同ず。座を降りる、『乾安』。皇帝仁孝、万方を総臨す。其の親を褒顕し、日に厳しく以て莊なり。龍袞翼翼、玉書煌煌たり。之を億世に伝え、休みて烈光有り。
太皇太后座に升る、『乾安』。庶政を総裁し、嗣皇を擁佑す。金書玉簡、爛として其の文章。衆歌警然として作し、筦磬将将たり。四極を保安し、福を降して無疆。座を降りる、『乾安』。
塗山の徳、渭涘の祥。図徽宝冊、玉色金相。管弦燁煜、鍾鼓喤々たり。天の啓く所、既に寿にして昌なり。太尉等冊宝を奉じて出入門す、『正安』。玉車臨御し、鳳蓋棽麗たり。宝冊を奉承し、文を弥くして儀盛ん。
声を抗えて律を極め、我が孝熙を助く。天の佑く所、万寿期無し。紹興十年皇太后冊宝を発す八首。皇帝冊宝に随いて殿を降る、『聖安』。景祚開く有り、天に符し昊に媲う。聖神を誕毓し、是れ位号を崇む。
星天に拱き随う。祗厳に冊宝す。還りて慈寧に禦し、舜道に光を増す。中書令冊を奉じて皇帝褥位に詣る、『礼安』。声楽備陳し、礼容罔忒たり。相維る辟公、虔しく玉冊を奉ず。皇則ち之を受け、慕の形色に於いてす。即ち寿にして且つ康く、天と極まり無し。
侍中が宝を奉じて皇帝の褥位に詣でる、『礼安』、祖は瑤光を啓き、明聖を誕生す。尊極の母儀、帝庸として命を作す。宝章煌煌として、笙磬を以て導く。還りて慈寧に燕し、邦家慶を徯つ。太傅が冊宝を奉じて門を出づ、『聖安』。
蕭々たる東朝、帝孝治を隆す。猗歟丕称、宝冊斯に備はる!皇扉四辟し、慶瑞を導迎す。徳は太任に邁り、周世を卜す。太傅が冊宝を奉じて門に入る、『聖安』、静順なる坤儀、聖神是を育む。懿鑠昭陳し、文を鏤し玉を華す。
楽奏既に備はり、礼儀瀆かず。善祥を導迎し、翟車毣に帰す。太傅が冊を奉じて提点官に授く、『礼安』、孝天儀を奉じ、信休徳を維ぐ。徽音を発越し、礼文忒なし。永く嘉祥を保ち、時に万時に億す。東朝に帰し、飴を含み燕息す。
太傅が冊を奉じて提点官に授く、『礼安』、肅雍たる長楽、克く其の慶を篤くす。河洲の茂徳、沙麓聖を啓く。是れ睿哲を生み、蚤く丕運を隆す。欽んで鴻宝を称し、永く天命を膺く。冊宝慈寧殿の幄に升る、『聖安』。
礼は東朝に行はれ、楽は大呂を奏す。羽衛森陳し、簪紳序を式す。雲幄邃厳、宏典是挙ぐ。天子万年、母儀寰宇。乾道七年、太上皇帝・太上皇后の尊号を恭上す十一首、冊宝殿を降る、『正安』。
元祀介福、孰か綏ぎ孰か将かん。尊親に帰す、孝なるかな君王!載せて斯の牒を鏤き、載せて斯の章を琢つ。名を得寿を得、虞の如く唐の如し。中書令・侍中が冊宝を奉じて殿下に詣づ、『正安』、宗郊斯に成り、交挙して典冊す。汝輔け汝弼け、威儀是力をす。
広庭に陳し、此の上日に迨る。巍巍として煌煌、烏ぞ昔に在るを睹ん。皇帝が太上皇帝の冊宝を奉じて太傅に授く、『礼安』を用ふ(太上皇后を奉ずるも同じ)。儀物陳べり、礼楽明らかなり。天子止まり、爾に臣を詒ふ。
陟降維則、恭且勤なり。茫茫たる四海、徳教形はる。冊宝門を出づ、『正安』、天門九重、蕩蕩として開徹す。金支秀華、紳を垂れ玦を佩く、或は導き或は陪し、履を率ひて越えず。民の耳目を注ぎ、四表胥よ悦ぶ。
冊宝徳寿宮の門に入る、『正安』、神を礼し祇を頌し、福禄来下す。栄名有らずんば、孰か伊嘏を緝めん。千乗万騎、魚魚として雅雅たり。皇扉洞開し、鞠躬として如し。太上皇帝御坐に升る(降るも同じ)。
穆穆たる聖顔、安安たる天歩。縟なる者儀有り、以て挙げざる莫し。天人和同し、恩澤洋普し。億載万年、衆の父父たる。太傅が太上皇帝の冊宝を奉じて殿に升る、『聖安』を用ふ、大なるかな堯よ、南響して裳を垂る!君なるかな舜や、拝して觴を奉ず!
繅藉光華し、鼓鐘鏗鏘たり。三事稽首し、宋の徳疆なし。太傅が太上皇后の冊宝を奉じて殿に升る、『聖安』を用ふ、乾元は始を資し、坤元は生を資す。允なる聖徳、実を同じくして名を異にす。春王三朝、典冊並行す。爾上公に諮り、儀を相ひて以て登る。
皇帝、太上皇后の冊宝に従ひて宮中に詣づ、『正安』を用ふ、冊は伊何、玉を鏤き鴻を垂る。宝は伊何、金を範し龍を鈕す。罙禦を以て翊し、笙鏞を以て間す。誰か敢へて恭しからざらん、天子実に従ふ!太上皇后、閣を出で御坐に升る、『坤安』(降るも同じ)。
帝永福を膺け、功専有に靡し。既に聖父を尊び、亦た寿母を燕す。怡怡として宮に在り、大典時に受く。彤管之を紀し、天長く地久し。内侍官、太上皇后の冊を挙げて読冊位に詣づ、『聖安』を用ふ、福を郊に斂め、時に逢ひて泰なり。名を日月に掲げ、徳を覆載に侔す。
寿は胡ぞ度す可く、徳は胡ぞ評す可からん!願はくは言ひて欲に従ひ、強名を受くるを誕せん。中書令・侍中が冊宝を奉じて殿下に詣づ、『正安』、命を受くる既に長く、福禄即ち康し。日の升るが如く、月の常なるが如し。其の章を追琢し、其の相は金玉なり。君子万年、其の家邦を保たん。
皇帝、太上皇帝の冊宝を奉じて太傅に授く。《礼安》(太上皇后に奉ずるも同じ。)翠華の旗、霊鼉の鼓。広宇に陳べて、我が盛挙を相す。汝が公傅に来たり、乃ち儀矩を粛にせよ。素に愆ることなく、以て多祜を篤くせん。
冊宝門を出づ。《正安》蚴蟉たる青龍、婉嬗たる象輿。その載するや何ぞ?煌煌たる金書。乃ち端門より由り、乃ち康衢を行く。以て親を栄えしむ、古を振るうも未だ之れ無き所なり。冊宝徳寿宮門に入る。《正安》
惟れ天は大なりと為し、その徳は誠と曰う。惟れ堯はこれに則り、その性は仁と曰う。乃ち文乃ち武、寿を得名を得。万斯年に於て、以て増えざるは莫し。太上皇帝御坐に升る。《乾安》(降るも同じ。)天行は惟れ健、天歩は惟れ安。聖子中立し、臣工四環す。
民名づくる能わず、威顔に違わず。宋の徳は頌すべく、漢の儀は刪く可し。太傅、太上皇帝の冊を奉じて殿に升る。《聖安》(宝を奉ずるも同じ。)天は遐福を畀え、允に父の慈を彰わす。維れ昔の曠典、我能くこれを挙ぐ。徐かに爾が陟降し、敬せよ爾が威儀。錫うこと疆無く、永くこれを保てと言う。
太傅、太上皇后の冊宝を奉じて殿に升る。《聖安》乾は健、坤は従い、陽は剛、陰は相す。茲に祉を受くるに迨び、允にして並び況す。虡業は下に在り、儀物は上に在り。時に三公を諮り、執事曠ること無し。皇帝、太上皇后の冊宝に従いて宮中に詣づ。《正安》を用う。
丕顕なる文王、之の徳之の純。亦た太姒有り、式に徽音を揚ぐ。維れ冊維れ宝、乃ち玉乃ち金。伊誰かこれに従う?一人親に事う。太上皇后、閣を出で御坐に升る。《坤安》(降るも同じ。)重翟房を出で、禕衣躬に被る。委委佗佗、河は山を潤すが如き容。
聖皇軒に臨み、聖母宮に在り。並びに鴻名を受け、天と窮まり無し。内侍官、太上皇后の冊を挙げて冊を読む位に詣づ。《聖安》を用う。(宝を挙ぐるも同じ。)瑉玉玢豳、蹄精良。既にその文を刻し、亦た之が章を鑄す。
疆名は広大、号を建てて安栄。寿嘏に衍登し、皇明を闡繹す。
中書令・侍中、太上皇帝冊宝・太上皇后冊宝を奉じて殿下に詣づ。《正安》を用う。二儀同じく尊く、両耀斉しく光る。巍巍煌煌、顕れずとも亦彰る。実茂り号栄え、玉振り金相たり。万斯年に於て、既に寿く且つ昌んず。
皇帝、太上皇帝の冊宝を奉じて太傅に授く。(太上皇后冊宝も同じ。)我は尊び我は親しみ、天の祉を承く。寿名兼ねて美しく、家国咸しく喜ぶ。公傅礼を秉り、宝冊煒有り。惟れ千万祀、令聞已まず。冊宝門を出づ。《正安》
羽衛厳有り、宝書輝有り。尊名を昭衍し、上儀を鋪張す。その端闈を出で、康逵より由る。比屋延いて瞻り、これを歌いこれを舞う。徳寿宮冊宝、殿門に入る。《正安》南山の鞏、皇寿窮まり無し。太極の尊、皇名は是れ崇し。
この宝冊を奉じ、皇の宮に於て。皇すなわちこれを受け、昭なる盛容に於て。太上皇帝、宮を出で御坐に升る。《乾安》(坐を降るも同じ。)聖明なる太上、天子尊有り。玉坐高く拱し、慈顔溫なり。震禁嘉く承け、朝弁戸分つ。盛礼縟典、邃古未だ聞かず。
太傅・中書令・侍中、太上皇帝冊宝を奉じて殿に升る。《聖安》を用う。天は伊嘏を錫い、地はその珍を效す。宝典を誕作し、尊親に奉ず。爾は公爾は相、爾は恭爾は寅、令儀を協挙し、遹くその成を臻す。太傅・中書令・侍中、太上皇后冊宝を奉じて殿に升る。《聖安》を用う。
坤載元有り、乾行是れ順なり。生を万彙に施し、その徳弥盛んなり。翼翼たる母道、我が皇訓を讚す。相維る群公、典を奉じて斯に敬す。皇帝、太上皇后の冊宝に従いて宮中に詣づ。《正安》を用う。大いなるかな母の慈、徳備わり且つ純なり!古を思いて斉しく敬し、我が皇文を佐く。
明らかな章典は盛大にして、金玉の如きその音。帝自らこれを奉じ、以て翼とし以て欽す。太上皇后、閣を出でて御座に昇り、『坤安』を用いる(座を降りるも同じ)。天は慈皇を相け、慶は壼闈に至る。徽柔内に修まり、寿は天と斉し。既に皇歓を承け、載せて母儀を覿す。懿典鴻名、永く多祺を綏んず。
内侍、太上皇后の冊宝を挙げて冊宝を読む位に詣づ、『聖安』を用いる。美有る英瑤、昭かに祥金に於いて。策と為り章と為り、並びに徽音を著す。
徳聖にして尊く、備挙して文を弥くす。億載万年、永く堯勲を輔けん。