◎楽十二(楽章六) 太社太稷を祭る 風雨雷師を祭る 先農先蠶を祭る 親耕藉田 蠟祭 釈奠文宣王武成王 祚徳廟を祭る 司中司命を祭る 景德社稷を祭る三首
降神、《静安》 百穀は蕃滋し、下土に麗う。 聿に明祀を崇め、千古に垂る。 物を育むこと惟れ茂く、民を粒すること斯に普し。 本に報いること攸宜しく、国章咸睹る。 玉幣を奠め酌献す、《嘉安》
景祐 社稷を祀る三首 神を迎える、《寧安》 五祀の本、百貨何ぞ極まらん? 道は開闢に著しく、恵は動植に周し。 国は美穀を崇め、民は力穡に資る。 奠献惟れ寅み、神霊来たり格る。
初献升降、《正安》;太社・後土・太稷・後稷 玉幣を奠む、並びに《嘉安》;俎を奉ず、《豊安》。(前と同じ)。
亜献・終献、《文安》;神を送る、《寧安》 神の来たるや、茲の下土に降る。 神の去るや、杳として処所無し。 壇壝肅然たり、幣を瘞み俎を徹す。 乃粒の功、万古に冠たる。 俎を奉ず、《豊安》(神州地祇・皇地祇と社稷に通用す。)
礼は明禋を崇め、維れ馨し斯の酒、潔き粢豊かな盛り、時に是の牡を殺す。 斉荘厳祗、槱に於いて燎す。 其の報い伊何、山の如く阜の如し。 大観 社稷を祀る九首 神を迎える、《寧安》
黄鐘二奏 惟れ土の尊きこと、民食是に資る。 陰祀昭かに格り、牲牢腥膻たり。 民に功有り、其の吉蠲を告ぐ。 神の来享、雲車翩翩たり。 太簇角二奏
惟れ穀の神、函育窮まり無し。 百嘉蕃殖し、民其の功に依る。 壇壝を厳飭し、威儀肅雍たり。 神の来享、登豊を祈る。 姑洗徴二奏 猗歟那歟、斯の民を生養す! 家は人に給し足り、時に熙純に底る。
初献升降、《正安》 崇崇たる広壇、厳恭なる祀事。 威儀孔に時に叶い、周旋進止す。 鏘然として環佩の若く、誠幽に通ず。 農植に相け、邦其れ咸休からん。 幣を奠む、《嘉安》
送神の曲、『寧安』。尊罍に芬香を満たし、威儀は肅雍たり。霊心嘉止し、洋洋として交通す。神帰りて降禧し、年斯に屢豐なり。倉箱千万、予が三農を慰む。紹興祀太社太稷十七首
迎神に『寧安』を用う。函鐘を宮と為す(春社に用う)。五祀の本、社稷厳かなり。芟柞始まるに、敢えて虔ならざらんや。吉日惟れ戊、式に豆籩を薦む。神其れ来り格り、用て有年を介せん!
函鐘を宮と為す(秋社・臘に用う)。功烈民に在り、誕に露雨を受く。『良耜』既に歌はれ、乃ち犮舞を揚ぐ。是を奉じ是を尊び、厚礼斯に挙ぐ。其の豐年を相ひ、稌多く黍多し。太簇を角と為す
是を尊び是を奉ず、茲に舊章に率ふ。樂音純繹たり、薦むるに圓方に溢る。情文備はれり、神其れ迪嚐せん!永く錫羨を観、穡多く穰穰たり。姑洗を徵と為す。穀は土に養はれ、民は穀に頼りて生く。功利の博き、之と與に京なる莫し。
式に祠壇を嚴にし、物に因りて誠を薦む。禮具はれ樂奏し、惟れ神顧みて歆せん。南呂を羽と為す。國は社稷を主とし、時祀常有り。肅として舊典の若く、本を報いて忘れず。粢盛豐潔にして、歌吟青黃たり。尊神倏として来り、百物賓として將す。
盥洗の曲、『正安』。祭は齊肅を重んじ、神格は專精たり。阼に沃洗し、涓潔誠を著す。清明鬯たり、熙事備はり成る。以て似せ以て續ぎ、坻の如く京の如し。升壇の曲、『正安』
神地の道、粒食先有り。歲謹んで祈報し、禮嚴かに豆籩す。降登裸薦す。罔く或は虔ならざる無し。以て似せ以て續ぎ、宜しく屢豐年ならん。太社位に玉幣を奠むる曲、『嘉安』(春秋太稷・土正・後稷通用)
土發して祭し、農祥是を祈る。籩豆に篚を加へ、典禮彝有り。惟れ茲の珪幣、用て肅祗を告ぐ。神靈降り鑒み、我に繁厘を錫ふ。太社位に玉幣を奠むる曲、『嘉安』(秋臘太稷・土正・後稷通用)
赫赫たる媼神、稼穡是を司る。方に是を藉斂し、本を報ふる攸に宜し。嘉壇祀を建て、玉帛儀を陳ぶ。明靈昭かに格り、以て蕃厘を介せん。還位の曲、『正安』。國は太祀を主とし、地道神を聿す。稷は百穀を司り、利毓惟れ均し。
練日新たに吉く、粢盛芬たり。神燕へり矣矣、福此の下民。俎を捧ぐる曲、『豐安』。嘉に天和を承け、黍稷翼翼たり。默かに農功を相ひ、是れ神の德。俎實犧牲、舊章是れ式。嗣に豐年有り、我が庾維れ億なり。
太社位に酌獻する曲、『嘉安』(春社太稷・土正・後稷通用)。土を封じ祀を崇め、烈民に在り。千載昧めず、此の人群を福す。爵を洗ひ斝を奠め、酒其れ芬たり。神具に醉ひ止み、愷樂欣欣たり。
太社位に酌獻する曲、『嘉安』(秋社臘太稷・土正・後稷通用)。葉氣嘉生し、年穀順成す。萬億及び秭、坻の如く京の如し。時に奉じて櫜牡し、神明に告ぐ。此の『良耜』を歌ひ、昭なる德馨に於く。
亞獻・終獻の曲、『文安』。風雨時若く、天より康を降す。稼穡滋殖し、神より祥を發す。我が婦子に穀し、豐年穰穰たり。本を報ふる嚴祀、齊明允に臧し。豆を徹する曲、『矣安』
本を報ふる禮、甲令に載す。靈壇昭かに告げ、神既に來り聽く。彼の豆籩を徹し、精誠斯に罄す。實に豐年なるは、農夫の慶なり。送神の曲、『寧安』。乃ち民を粒し烝し、功萬古に昭かなり。國に常祀有り、薦獻式に敘す。
肅肅雍雍、舊章鹹く挙ぐ。神保聿ち帰り、我が稷黍を介す。瘞を望む曲、『正安』。地は萬物を載せ、民は乃ち功に資く。本を報ひて祀を稱ふるは、太稷攸に同し。禮樂既に備はり、埋め訖りて愈恭し。神其れ降嘏し、時和し歲豐ならん。
熙寧年間、風師を祭る五首、迎神の曲、『欣安』。飄颻として来たり、淅瀝として下る。旂を張り、駕を整う。豆有り登有り、兆有り壇有り。旌を弭め輈を柅め、降り止まりて且つ安んず。
升降の曲、『欽安』。下にて盥帨す、盤有り匜有り。上にて饋酌す、登有り彝有り。服容柔かに止み、進退優に止む。事に即きて寅恭にす、神其れ休止せんことを。奠幣の曲、『容安』。
我が嘉生を育み、神惠是を仰ぐ。斯の幣を致すこと載し、庶幾くは享く用いんことを。之を鼓し之を舞し、式く爾の神を繄る。福を錫すること疆無く、此の下民を佑けよ。亞献・終献の曲、『雍安』。栗栗たる壇坫、是の豆觴を載す。醇烈氤氳として、普く芬芳を薦む。
之を酌むに維宜しく、之を献ぐるに維時にす。民報侑有り、霊用て之を安んず。送神の曲、『欣安』。奠献紛紛たり、霊心欣欣たり。超然として返り、衆の禦すること雲の如し。其の旋ること伊何ぞ?黍多く稌多し。其の祥や伊何ぞ?厥の叙を愆らさず。
大観年間、風師を祭る六首、降神の曲、『欣安』。羽旗雲車、飄颻として天よりす。猗歟なるかな南箕、嘉煙の升るを歆けよ!牲餼粢盛、俎簋鉶籩。維れ神戾り止まり、空より冷然として。
初献升降の曲、『欽安』。明昭として惟馨、威儀孔時にす。鏘鏘として佩を鳴らし、欽んで牲犧を薦む。惟恭惟祗、愆ること無く違うこと無し。周旋して礼に中り、肅恭として委蛇たり。奠幣の曲、『容安』。
吹噓して喁喁たり、披拂して氤氳たり。衆竅鹹く作し、潜かに化鈞を運ぶ。恩大功豊、神に酬いるに維恭にす。嘉贈盈箱、物に於いて容有り。酌献の曲、『雍安』。犧尊斯に陳し、清酤中に盈つ。芬芬として苾苾たり、馨香交通す。
明霊来り思し、我が精衷を歆けよ。維千万祀、品物芃芃たり。亞献・終献の曲、『雍安』。清酤洋洋たり、虔恭として茲に注ぐ。條鬯敷宣し、神用て之を歆む。尊罍静嘉、金奏諧熙たり。皇に於いて肆祀し、我が群黎を休めよ。
送神の曲、『欣安』。窈冥として窮まり無く、蚃として斯に融る。来たりて嘉薦を終え、帰りて遙空に返る。惟れ神の帰るや、欣安として和を導く。惟れ神の澤や、彼の滂沱に於けり。雨師を祭る五首
迎神の曲、『欣安』。神の象無きも、亦た思索すべし。維れ雲陰陰たり、維れ風莫莫たり。降り止まりて壇宇、来たり顧みて芳馨。侑うに鼓歌を以てし、薦むるに此の明誠を以てす。升降の曲、『欽安』。
佩玉璆如たり、黼黻襜如たり。神を承けて懈らず、訖くに嘉虞を獲たり。聖皇祀を命ず、臣敢えて恭ならざらんや。凡そ爾在位の者、翼翼として雍雍たり。奠幣の曲、『容安』。崇崇たる壇階、霊既に降り止まる。厳として奠を執り、祀を承くる茲に始まる。
明霊天に在り、式く庶察を顧みよ。澤潤すること時を以てし、永く荒劄を拂わんことを。酌献、亞献・終献の曲、『雍安』。寅恭に我が神をす、惟れ上の使わしむる所。康年を成さしめ、民休祉を徯つ。折俎既に登り、𣂏酒既に盈つ。薦に専らするに匪ず、配するに明誠を以てす。
送神の曲、『欣安』。牲俎告げて徹し、嘉楽休みて成る。事を卒うるに厳有り、燕虞して高霊をす。我が民人を蕃え、我が稷黍を育む。万有千祀、神の祐を承けん。紹興年間、風師を祭る六首
迎神の曲、『欣安』。夫れ物絪縕たり、神気之を撓す。誰か其の司るや?維れ南の箕なり。俶なるかな明庶、我祀維時にす!我が心孔だ労る、神其れ下り来たれ!初献升降・盥洗の曲、『欽安』。
神なるかな沛たり、厥の霊載わに揚がる!霊を揚ぐること如何?剡剡として皇皇たり。我其れ之を承け、繩繩として斉荘たり。往きて鬱人に従い、爰に斯の芳を俠す。奠幣の曲、『容安』。物の流形するや、甚だ瘥癘を畏る。八風平らかにして、嘉生以て遂ぐ。
絲縷の積み、量あれば斯く幣とす。惟れ本の報い、物の貴きに非ず。酌献、《雍安》我神に求めん、臭無く聲無し。神の燕享、惟れ時に專精す。大磬列に在り、槱燎庭に在り。我が桂酒を侑し、矣く其れ以て聽かしむ。
亞献・終献、禮三祀有り、儀物帝を視る。神臨り消搖し、疇か敢へて跛倚せん!重觴載せて申し、百味孔だ旨し。神兮樂康、我に祉を以て答ふ。
送神(曲は迎神に同じ。)荃其れ止まんか?禗禗たる其の容。奄に四海を橫たひ、蹇として之を窮むること莫し。時驟に得ること有らず、禮焉ぞ終り有らん。荃其れ行かんか?餘心𢥞𢥞たり。雨師雷神七首
迎神、《欣安》眾萬の托、之を動かし之を潤す。昭格孔時にして、維れ神の依る所。冷然として後先し、肆に我肯て顧みん。是か非か?紛然として其れ下る。初献盥洗・升降、《欽安》
言言たる祠宮、爰に我が禮を考ふ。維れ西に罍有り、維れ東に洗有り。爰に潔く爰に滌ひ、載せて其の醴を薦む。神在り何く斯く、遠からず具に邇し。奠幣、《容安》霈兮隱兮、其の陰威を蹶す。我が終有るを相ひ、胡ぞ寧く知らざらん!
我が幣陳ぶ有り、我が邸斯く珪す。豈に維れ陳ぶ有るのみならん、於以て之を奠す。雨師位酌献、《雍安》山川雲を出だし、裔裔として縷なり。載せて霪き載せて濛る、其の德乃ち溥し。古より年有り、胡然として祖ること莫き!我が觴を簡ぶること無かれ、我が俎を怠ること無かれ。
雷神位酌献(曲は雨師と同じ。)彼の南山を瞻れば、虺其れ出づ有り。維れ蟄の奮ふる所、維れ癘の息む所。眷焉として饗を顧み、夏の日に在り。觴豆報に非ず、皇忍びて德を忘れんや。亞献・終献(曲は初献と同じ。)
解を作すの德、形聲一なり。爰に獻侑を展べ、酌すこと則ち三なり。我が興る假る有り、云胡ぞ私する有らん!下土是れ冒す、庶く其れ遠くして而。送神(曲は迎神と同じ。)陰旄載せて旋り、鼓車其の鞭。神の安くに歸るを問へば、冥然として天なり。
皇正命有り、祀事孔だ蠲し。其の臨み其の歸る、億萬斯年。雍熙享先農六首(餘は祈穀と同じ)。降神、《靜安》先農播種し、九穀務めて滋す。靈壇致享し、《良耜》儀を陳ぶ。
吉日惟れ亥、運純熙に屬す。樂之作す矣、神其れ格し思へ。奠玉幣、《敷安》親耕し祀を展べ、明靈來格す。九有駿奔し、百司職を庇ふ。獻奠肅肅、登降翼翼。彼の豐穰を祈り、福萬國に流る。
俎を奉ず、《豐安》肅として《韶》舞を陳べ、祗に犧牲を薦む。乃ち黃道を逆ひ、以て躬耕を率ふ。亞献、《正安》祀惟れ古典、食乃ち民の天。茲の潔祀に歆き、以て祈年に應ず。
終献、《正安》式に芳薦を陳べ、爰に虔誠を致す。神其れ降鑒し、永く黎を福せん。送神、《靜安》明禋紺壇、靈風肅然。登歌已に闋け、神馭將に旋らんとす。
道帝籍を光し、禮公田に備はる。茲の躬稼を鑒み、永く豐年を賜へ。明道親享先農十首迎神、《靜安》稼政の本、民食惟れ天。《甫田》歲を兆し、後稷其の先。
靈壇既に祀り、黛耜攸く虔し。乃聖能く享け、億萬斯年。皇帝升降、《隆安》冕服御に在り、壇壝儀有り。左右に陟降し、天惟れ顯し思ふ。奠玉幣、《嘉安》
躬ら黛耜せんと將り、先づ靈壇に陟る。嘉玉幣を量り、樂舉り禮殫る。神既に至り止まり、福亦和安なり。幹斯く積詠し、萬國歡多し。俎を奉ず、《豐安》景福を迎へんと將り、乃ち嘉牲を薦む。千畝に籍し、此の精誠を用ふ。
皇帝の初献、『禧安』、雲雷の罍は既に満ち、玉爵には舟あり。霊籍に薦め、乃ち神の休を佇む。飲福、『禧安』、神既に至り饗う、福も亦来たり酬う。純嘏を申錫し、旨酒は維れ柔し。
文を思う後稷、我に来牟を貽す。子孫千億、丕に天休を荷う。文舞を退け、武舞を進む、『正安』、羽葆は奕奕たり、文武交わり相い。周旋は度に合い、福祿疆無し。亞献、『正安』、
豆籩は薦むるも、黍稷は馨しからず。我に豐歲を恵み、茲の至誠を歆む。終献、『正安』、我が嘉薦を歆み、我に蕃禧を錫う。多き黍、多き稌、京の如く、坻の如し。送神、『靜安』、
献終わり豆徹し、礼備わり樂成る。祠容は肅肅、風馭は冥冥。三時に本を務め、一墢躬ら耕す。人祗胥に悅び、祉福是れ膺く。景祐享先農五首 迎神、『凝安』、
昔に神農有り、首に茲の播殖をなす。汙萊有ること無く、盡く稼穡と為る。乃ち粒す斯の民、實に惟れ帝の力。嘉薦は芳しきを令し、佇み瞻み来格を。升降、『同安』、德に居ること厚き、厥の祀攸に陳ぶ。土膏初めて脈き、農事先ず春を。
鏗然たり金奏、儼として華紳の若し。阼に陟降し、福祿惟れ神。奠幣、『明安』、農は政の本、食は乃ち民の天。芬しき明祀、藨蓘の良田。茲の量幣を陳べ、彼の豐年を望む。茂に福祉を介し、来たり吉蠲を欽む。
酌献、『成安』、農祥晨に正し、東作を平秩す。倬として彼の大田、庤め乃ち錢鎛。酒醴は尊に盈ち、金璆は樂に合す。茲の萬年を期し、六幕に充つ。送神、『凝安』、
務嗇の本、祀を恤むるは惟れ馨し。神斯に至止し、降福攸に寧し。茲の稼政を崇め、禮經に合す。俎徹れ樂闋け、邈かに回靈を仰ぐ。先蠶六首 迎神、『明安』、
生民の朔、皮を衣て群る。惟れ聖有りて作し、冒して文を以てす。禮樂以て成り、貴賤以て分かる。報いんと欲するの德、金石諧均す。升降、『翊安』、笙簫を掩抑し、金石を鏗谹す。神来り宴す、我が休德を嘉す。
奉祀の臣、心を洗い翊翊たり。茲の福禧を錫い、以て四國を恵む。奠幣、『矣安』、皇天物を降し、屢く化すること神の若し。聖は實に先に識り、躬を以て民を教う。功は天下に被り、萬世の文と為る。幣を以て誌を達し、庶幾く徹聞せん。
酌献、『美安』、敻なるかな聖神、成功微妙なり!乃ち袞、乃ち裳、以て郊廟に供す。百末の旨酒、嘉觴自ら炤る。靈来り宴饗し、嚬せずして以て笑う。亞・終献、『惠安』、
神の来る、駕は蹌蹌たり。紫壇は熙く、夜光を燭す。竽瑟を會し、球琅を鳴らす。旨酒を薦め、蘭芳を雜う。明德を佑け、百祥を賜う。送神、『祥安』、神の功兮、四海の宗とす。五帝を占めて兮、比崇する莫し。
倏に往來して兮、旌騎は容容たり。明祀を恭うして兮、萬世窮ること無し。紹興享先農十一首 皇帝内壝に入り盥洗す、『隆安』、大事は祀に在り、齊潔を先とす。既に盥して升り、奉じて周旋す。
下觀して化し、敢えて蠲せざる無し。惟れ神降格し、厥の精虔を監る。迎神、『靜安』、猗歟田祖、粒食の宗!世世德を仰ぎ、青壇載せて崇し。時は惟れ後稷、躬稼功を同じうす。配として並び祀り、以て窮き無きを詔す。
神農・後稷位 奠幣、『嘉安』、量幣を製し、厚意是れ将す。之を類を以て求め、各其の方に因る。之を以て奠むるに、精誠允に彰る。神其れ享し止まん、我を恵みて疆無からん。尚書俎を奉ず、『豐安』、
柔らかな毛と剛健な鬣、或いは剥ぎ或いは烹す。俎は甚だ碩大にして、登薦して其の誠を尽くす。酌献、《禧安》 盞斝を蠲滌し、巾帨して升る。彼を挹ぎて茲に注ぐ、酒醴は維れ清し。洋洋として上に在り。克く誠を享く。神其れ孚佑して、以て民生を厚くせん。
文舞退き、武舞進む、《正安》 羽毛と干戚、張弛すれど則ち殊なり。進みて旅し退きて旅す、棘せず舒からず。亞献、《正安》 顕相祀事、濟濟として鏘鏘たり。斝を挙げて醴を酌み、神其れ允に臧からん。
終献、《正安》 殽核は維れ旅し、酒醴は維れ馨し。再に於いて三に於いて、礼則ち成ること有り。飲福、《禧安》 幽明位異なり、施報理同じ。明神に克く恭しく、降福乃ち豊かなり。
我れ之を膺け受く、来たり燕し来たり崇む。豈に伊れ専饗せんや、彼の三農に於いて。徹豆、《歆安》 祭より重きは莫く、礼に非ざれば成らず。籩豆践ること有り、爾が殽既に馨し。神具に醉い止む、薦ぐに齊明を以てす。讚徹孔時にして、厘事斯れ成る。
送神、《靜安》 神の来たり止まる、風は駛り雲は翔ぶ。神の旋帰する、迎うること有り将うること有り。歌を以て之を送る、磬管鏘鏘たり。何を以てか民を恵まん?豊年穰穰たり。親耕藉田七首
皇帝大次より出づ、《乾安》 稼穡を勤労し、必ず躬み必ず親しむ。藉として千畝と為し、以て民を教導す。震より出づる帝、時は惟れ上春。天顔咫尺、之を望めば雲の如し。親耕
元辰既に択び、礼備わり楽成る。洪縻手に在り、祗飾し専精す。三推一墢、端冕朱紘。辞を靡て屨を染むる無く、以て黎元を示す。升壇 方壇屹立し、陛級を而して登る。玉色下照し、臨観して耦耕す。
萬目咸に睹す、日の昇るが如し。規を成し矩を成し、百祿是れ膺く。公卿耕藉 群公顕相し、奉事して齋莊なり。時に農夫を率い、耜を挙げて載せ揚ぐ。厥の百穀を播き、以て我が皇を佑けん。黍多く稌多く、丕くに農祥に応ず。
群官耕藉 畟畟たる良耜、我が田既に臧し。土膏其れ動き、春日陽を載す。執事恪むこと有り、此の中邦に於いて。農夫の慶、畝に棲み餘糧。降壇
肇めて帝藉を新たにし、我が農人を率う。三推して畝を終え、祗事咸に均し。陟降孔時にして、粲然として文有り。天の祜を受け、多稼雲の如し。帰大次 民に稼穡を教う、令せずして行わる。進退度有り、琚瑀鏘鳴す。
言いて還り熉幄に、礼則ち告成す。帝命率育せよ、明徳惟れ馨し。紹興祀先農攝事七首 迎神、《凝安》 青陽開動し、土膏脈起す。日を練りて吉亥、農の為に祉を祈る。
典秩峻しきを増し、儀物美を具う。幄光熉黄、庶幾く戾止せん。初献升殿、《同安》(盥洗同じ。)職に率いて咸く涖り、礼容然たり。身を澡ぎ意を端くし、陟降愆ること無し。神心嘉んで虞し、茲に潔蠲を享く。錫を敷きて純佑し、屢く豊年を登す。
奠幣、《明安》 靈斿載臨し、光を見て陳贄す。厳しきこと篚実有り、式に純意を将う。蚃既に接し、礼行くこと次有り。神兮安くか留まらん、我が禋祀を歆まん。神農位酌献、《成安》
耒耜の教え、帝実に開先す。養を致して利を垂れ、古今民の天。嘉薦報本し、於いて以て年を祈る。誠格みて応和し、神なり福延えん。後稷位酌献、《成安》 周曆を膺くること有り、実に後稷に起る。時に相いし神功、率よるに稼穡に由る。
古を振りて祀と称し、先農並びに食し、我を阜くし我を昌くし、時に萬時に億。亞、終献、《同安》 旨百味を具え、酌三疇を備う。貳觴既に畢り、礼洽み意周し。庶幾く嘉享し、神の幽に格らん。我が穡事を相い、錫うるに有秋を以てせん。
送神の曲、『凝安』。祭祀の事成りし兮、始めより終わりまで潔斉なり。籩豆撤げ兮、撙節して靡え垂れず。霊嘉しき有り兮、降福孔だ皆なり。飄然として逝き去る兮、我が心孔だ懐かしむ。祀先蠶六首
迎神の曲、『明安』。功寰宇に被さり、㒩蟲の霊。神有り之を司り、以て生じ以て成す。典礼初め有り、祀事講明す。孔蓋翠旌、庭に降り集ふ。初献盥洗・升殿、『翊安』(降るも同じ。)
霊修止まるに戾り、毛血を以て詔す。既に盥ぎて帨ひ、尊爵蠲潔なり。金石諧ひ宛ち、登降節有り。顧ふに宜しく饗ふに宜しく、情文越えず。奠幣、『娛安』。化日初めて長く、時暮春に当たる。蠶事方に興り、惟れ后惟れ嬪。
絲纊冬を禦ぎ、殘生人を濟ふ。敢へて報本を忘れず、篚幣是れ陳ぶ。酌献、『美安』。盛服して祀を承け、公桑より出づ。衣羽皮せず、利萬方に及ぶ。百味旨酒、飶然たり其の香。神其れ歆し止まん、洋洋として傍に在り。
亞献・終献、『惠安』。日吉く辰良く、礼備はり楽作る。精誠内に孚き、俎豆交錯す。升歌清越、此の三爵を侑ふ。黎民寒からず、幽顯同じく楽しまむ。送神、『祥安』。
神の来たる矣、霊風肅然たり。雲胡ぞ留まらざる?帰るに翩たり。乃ち旧典を挙げ、歳を以て虔に告ぐ。福を我が邦に降し、萬斯年に於て。景德蠟祭百神三首、降神、『高安』。
百物蕃阜し、四方順成す。其の八蠟を通じ、乃ち嘉平に合す。旨酒斯れ醇く、大庖孔だ盈つ。萬霊来格し、威儀以て成る。奠玉幣酌献、『吉安』。肅肅たる霊壇、昭昭たる上天、潔粢豐盛、以て享け以て虔なり。
百神咸く萃まり、六楽斯く縣る。茲の景福を介し、百年を期す。送神、『高安』。来たり顧ひ来たり享け、礼成り楽備はる。霊馭翩翩、雲行き雨施す。熙寧蠟祭十三首
東郊・西郊降神、『熙安』。天康年を錫へ、四方順成す。乃ち蠟祭を通じ、明に索ひ享く。金石四つに作し、羽旄翠旌。神来り宴し矣、澤群生に被さる。升降、『肅安』。
惟れ蠟に祭有り、神の功を報ず。萬物を合聚し、来たり享け来たり宗ぶ。詔を承けて事を摂り、肅雍を忘れず。霊の格し思ふ、福禄来たり崇し。奠幣、『欽安』。穰穰たる豐年、繄れ侯の休德。天和を帥承し、古則を欽象す。
嘉玉量幣、奠容翼翼たり。霊民に施し暨ぎ、終極有ること罔し。奉俎、『承安』。礼明祀を崇ぶれば、必ず先づ民を成す。牲を奉げて告げ、腯ふこと其の均しきを備ふ。炮炙芬芬たり。俎豆莘莘たり。之に純嘏を錫へ、以て斯の人を佑けよ。
酌献、『懌安』。秩秩たる礼文、壇を為す四方。嘉栗旨酒、百神迪ひ嚐む。萬物に敷與し、既に阜く既に昌なり。伊れ其の福を楽しまむ、世を伝へて疆無からん。亞献・終献、『慶安』。
礼文備はり矣、肅肅として譁無し。金石節に諧ひ、圭璧光華たり。粢を以て豐を告げ、醴を以て嘉を告ぐ。茲の福祉を錫へ、以て幽遐を澤せよ。送神、『宣安』。霊の来り下る、景を擴め光に乗ず。霊の回り禦する、景龍以て驤る。
我が休德を鑒み、嘏を降し祥を産す。大田多稼、以て無疆を惠まん。南郊・北郊迎神、『簡安』。美なること休德の若く、民和し歳豐なり。稼穡雲の如く施し、其の積み墉の如し。我が四国を惠むは、先嗇の功。之を百種に祭り、来たり享け来たり宗ぶ。
升降、『穆安』。皇皇たる霊德、萬方を経緯す。詔を承けて事を摂り、陟降以て莊なり。高冠岌峨たり、長佩鏘洋たり。神貺を嘉承し、令聞忘れず。奠幣、『嘉安』。
ああ、厳粛なる明らかな祀り、功に報いるに如くはなし。霊の利沢、我に恵みて窮りなし。斎以て志を滌い、幣以て衷を通ず。四極を撫寧し、永く登豊を錫う。酌献、『禔安』英英たる礼文、既に備わりて全し。厳厳たる四郊、屹屹たる紫壇。
送神、『成安』嘉薦芳美、霊来たりて宴す。斿車雲を結び、風馬の馳するが若し。既に至りて喜び、我に蕃禧を錫う。嘉く天貺を承け、曼寿期無し。大観蠟祭二首
東郊亜献・終献、『慶安』震春陽に乗じ、仁は生殖を司る。我に歳豊を錫い、我が民力を襄く。誰か其れ之に屍たらん。宗子先嗇。億万斯年、神を懐いて極無し。南郊升降、『穆安』
惟れ大明尊、実に三辰に首む。功は庶物に赫しく、光は広輪に被わる。歳方に享を索め、咸群神を秩す。霊斿来り下り、此の明禋に屍す。太簇を徴と為す 三時害無く、四方順成す。功に酬い始めに報い、我が斉明を以てす。
『豳』頌の土鼓、此の嘉平を楽しましむ。祥を降らす幅員、函生に恵む。姑洗を羽と為す 日は晝に昱にして、容光必ず照らす。蚃の交わり、惟れ人の召す所なり。監有りて下に在り、茲の升燎を視る。肅として其の承くるが若く、雲駢星曜す。
初献升降、『肅安』礼儀告げ具わり、心儼として容荘なり。工歌屡奏し、声和して義章す。崇壇に陟降し、済済蹌蹌たり。霊光共に仰ぎ、嘉薦芬芳なり。大明位奠玉幣、『欽安』
先嗇の配、礼報は則ち然り。幣有りて之を将り、維れ以て虔を告げん。後稷氏位奠幣(曲は大明と同じ。)播種の功、時に後稷に惟る。以て天に配し推す、爾の極に匪ざるは莫し。崇侑清祀、是れ司嗇と為す。幣を陳ね奠げ将り、永く王國に祚あらんことを。
肇めて禋を備え祀り、民に美報を教う、時に和ぎ歳に豊なり、醴を奉り以て告ぐ。惟れ照臨の功、載燾に等し。酌献雲初、明神の労う所。神農位酌献(曲は大明と同じ。)惟れ酒は欣欣たり、惟れ神は冥冥たり。是れ顧み是れ享け、来たり燕らい来たり寧んず。
亜献・終献、『慶安』申ぶに貳觴を以てし、百味且つ旨し。礼三終を告げ、神具わり醉止す。旌容騎遝し、光を揚げて紛委す。福の降る穰穰、大いなる豊美に被わる。送神、『宣安』
礼楽既に成り、神保聿ちに帰す。帰る所を言へば何ぞ、地紀天維なり。豈に惟だ屡豊なるのみならん、嗣歳の祈る所なり。億万斯年、神来りて燕せん。西方百神降神の楽章、『熙安』圜鐘を以て宮と為す。
玄冬肇めて祀り、始まるは伊耆に在り。歳事聿ちに成り、庸もって蕃厘に答ふ。眷として西を顧みるに、神の之を司るに匪ず。功を爾の神に帰し、翩として其れ下り来たる。黄鐘を以て角と為す。魄は西より生じ、太陽を照望す。下は諸神に暨ぎ、貺施は万方に及ぶ。
節は風雨に適ひ、我が囷箱を富ます。共に嘉祀を承け、惟だ以て迪嚐せんとす。太簇を以て徴と為す。神に小大罔く、方此の土に奠す。祭は坊庸に列し、礼は猫虎に迨る。民に功有る斯れ、祀る乃ち其の所なり。稷に非ざる馨香、厥の福周溥なり。
姑洗を以て羽と為す。豊年穣穣たり、美芳職職たり。籩豆方円、其の儀孔碩なり。風馬御に在り、雲車載飭す。来たり顧み来たり饗す、惟だ休徳を俟つ。初献升降の楽章、『肅安』。
盥献恭荘、燎煙芬酷たり。載は陟き載は降り、礼容度ふ可し。欽惟ふ爾の神、上下肅肅たり。我が稷黍を成し、此の牲玉を鑒す。夜明の位に奠玉幣す、『欽安』。穆穆たる太陰、礼は姉事に厳し。璧玉華光、推して槥対を以てす。
十二周天、歳乃ち終り有り。我が備物を尽くし、元功に報ふる莫し。神農の位に幣を奠す(曲は夜明と同じ)。耒耜肇めて興り、神農氏に白す。稼穡滋殖し、農と為る者の始めなり。作して明祀に配し、奠して以て虔を告ぐ。万世佃漁、帝功卓然たり。
後稷の位に幣を奠す(曲は夜明と同じ)。明明たる周祖、惟だ民の恤を為す。播種を以て教と為し、下民乃ち粒す。曾て是れ索饗せしむるも、而して先公に匪ず。万物報ひ難し、阡陌の功。俎を奉ずる楽章、『承安』。
時和し歳登り、物疾瘯亡し。実俎間膏、神の福を之に報ふ。神の福に匪ざれば、曷ぞ成り且つ豊ならん!肥腯鹹有り、惟だ神の功なり!夜明の位に酌献す、『擇安』。壇を除きて西郊し、坎として其の鼓を撃つ。百霊至り止まり、結璘主と為る。
秬鬯湛淡、玉斝觩<角〓>たり。是れ嘉徳と謂ふ、神其れ安く留まらん。神農の位に酌献す(曲は夜明と同じ)。蕩蕩たる鴻明、群祀を称秩す。昔の帝を以て配し、式として農事を重んず。我が圭瓚を潔くし、黄流其中に在り。霊其れ茲を監せ。蚃豊融たり。
後稷の位に酌献す(曲は夜明と同じ)。歳十二月、祀り常典有り。祭は司嗇を列し、言ふ其の本に反るを。彼の泰尊を酌み、百末蘭生す。神の嘉虞を承け、繄れ此の徳馨。亜献・終献の楽章、『慶安』。
歌磬臚し、膋蕭香を激す。飆禦奄留し、申ぶるに貳觴を以てす。相与に震澹し、霊に其の酔ひたるを告ぐ。庶幾くは之を聴き、我が熙事を成さん。送神の楽章、『宣安』。礼備はり楽成り、澹然として将に帰せんとす。其の留まるは消搖し、象輿已に義す。
偃蹇として驤らんと欲し、羽毛紛委す。忽ち杳冥に乗じ、此の福祉を遺す。南方百神迎神の楽章、『簡安』。物の精、太空に散ず。索の饗、合聚して同じ。乃ち土鼓を撃ち、歳の終に於てす。彼の幽を格し、蚃其れ通ず。
初献盥洗・升降の楽章、『穆安』。帨有り其の新たなる、匜有り其の潔き。清祀を念ふに、簡せず褻せず。誠意既に交はり、品物斯れ列ぶ。是を用て虔を告ぐ。神に説かざる靡し。幣を奠す楽章、『吉安』。
百室機杼、衣褐具に宜し。民以て歳を卒へ、神実に之に恵む。祀典を挙ぐるを言ひ、神の厘に答ふ。篚有り斯れ陳ぶ。古を振るふも茲の如し。神農の位に酌献す、『穆安』。肇めて生民を降し、粒食せざる有り。時に神農、乃ち先嗇と為る。
爾の耒爾の耨、雲誰が之に因る。汙尊を以て酌み、我古人を思ふ。後稷の位に酌献す、『穆安』。後の功、天に配する其の大なり。祀りて而して稷し、万世に在るが如し。黄冠野服、駿奔皇皇たり。古より年有り、神其れ康を降す。
亞獻、終獻の曲《曼安》、豊年は甚だ多く、百禮以て洽う。神の歓びを極めずんば、何を以てか昭答せん!載せて之を酌む酒、用て其の勤めを申ぶ。神具に醉い止み、物と交りて欣ぶ。送神の曲《成安》
爵を卒へて樂闋き、禮儀備はりたるを告ぐ。神保聿ち歸る、敢へて辭を以て致す。順成の方、其の蠟乃ち通ず。今を以て始め、八方攸に同ず。北方百神迎神の曲《簡安》、蕩蕩たる閫決、氣清く泬寥たり。仿佛たる象輿、穹霄に麗く。
其の來下るに蹇然たり、肅然たる風票。神乎安く留まる、焉に於て消搖す。初獻盥洗・升降の曲《穆安》、齊誠して虔を揭げ、敬恭して祀事を爲す。維れ儼の容、維れ潔の器。雍雍として樂成り、肅肅として禮備はる。神其れ燕矣、祉を錫ひて庶類に及ぼす。
奠幣の曲《吉安》(配位同じ。)、神は幽に宅り、幼々沈沈たり。至和明を塞ぎ、我が德音を考ふ。神聽靜嘉、儼乎として臨むが若し。幣を以て誠を薦む、敢へて欽はざる有らんや。神農氏位酌獻の曲《禔安》
先嗇の功、神實に首と稱す。耜を以てし耒を以てし、俶に南畝に載す。皇墳に籍を列ね、億世是を守る。何を以てか報いせん?爰に茲の酒を潔くす。後稷氏位酌獻の曲《禔安》、煌煌たる後稷、實に天に配す。司嗇として稼を作し、民以て年有り。
神の私に非ず、歲を以て醴を告ぐ。彼の泰尊を酌み、德の報いに於ける。亞獻・終獻の曲《曼安》、蘭は百末に生じ、貳觴を以て申ぶ。神具に醉い止み、爛として其の容光。我に豐年を遺し、萬億及び秭。民をして康ならしめ、以て百禮を洽はしむ。
送神の曲《成安》、靈の來る兮、虯龍遝遝たり。下土の光景、閶闔に憑陵す。靈の旋る兮、羽衛委蛇たり。偃蹇として高く驤ち、此の蕃厘を遺す。景祐祭文宣王廟六首
迎神の曲《凝安》、大なる哉至聖、文教の宗!王化を紀綱し、民風を丕變す。常祀秩有り、備物容有り。神其れ格思、是を仰ぎ是を崇ぶ。初獻升降の曲《同安》
右文して化を興し、古を憲として今に師ふ。明祀典有り、吉日惟れ丁。豐犧俎に在り、雅奏庭に來る。周旋陟降し、福祉是を膺く。奠幣の曲《明安》、一王法を垂れ、千古程と作す。儀有りて仰ぐ可く、德無くして名づく。
齊を以て誌を滌ぎ、幣を以て誠を達す。禮容度に合し、黍稷馨に非ず。酌獻の曲《成安》、天より聖を生じ、範を百王に垂る。恪恭して明祀し、上庠に陟降す。彼の醇旨を酌み、此の令芳を薦む。三獻禮成り、舊章に率由す。
飲福の曲《綏安》、犧象前に在り、豆籩列に在り。以て享へ以て薦め、既に芬ひ既に潔し。禮成り樂備はり、人和び神悅ぶ。祭りて則ち福を受く、率ひて遵ひて越ゆること無し。兗國公配位酌獻の曲《成安》(哲宗朝此の一曲を増す。)
無疆の祀、配侑宗とす可し。事類を以て舉げ、享に其の從ふと與る。嘉栗旨酒、登薦して惟れ恭し。此の遐福を降し、令儀肅雍たり。送神の曲《凝安》、肅肅たる庠序、祀事惟れ明らかなり。大なる哉宣父、將に聖にして能多し!
峨峨たる膠庠、神其れ來り止まん。思款窮り無く、敢へて始めを忘れず。升降の曲《同安》、生民以來、道之と京ふる莫し。溫良恭儉、惟れ神惟れ明。我尊罍を潔くし、茲の芹藻を陳ぬ。言へば升り言へば旋り、式く斯の教を崇ぶ。
奠幣の曲《明安》、鼓鍾を論ずるに於て、茲の西雍に於て。粢盛肥碩、其の容を顯はす有り。其の容洋洋たり、鹹に像設を瞻る。幣を以て誠を達し、我が明潔を歆む。酌獻の曲《成安》
道徳の淵源、斯文の宗なり。功名は糠の如く、素王の風なり。碩なるかな斯の牲、芬なるかな斯の酒。我を綏ぎて疆無く、天と為に久し。配位酌献、『成安』儼然たる冠纓、崇然たる廟庭。百王祀を承け、涓辰惟れ丁。
牲に於いて醑に於いて、其れ予に従いて享けん。聖と為に徒と為り、其の德爽わず。送神、『凝安』肅莊たる紳緌、吉蠲たる牲犧。皇なる明祀に於いて、薦ぐるに登る惟れ時。神の来たるや、蚃の之に随う。神の去るや、休嘉之を貽す。
大晟府擬撰釋奠十四首 迎神、『凝安』 黄鐘を宮と為す 大なる哉宣聖、道徳尊崇す!王化を維持し、斯の民是れ宗なり。
典祀常有り、精純並びに隆し。神其れ来格せよ、昭なる盛容に於いて。大呂を角と為す 生而知之、教有りて私無し。成均の祀、威儀孔時にす。維れ茲の初丁、我が盛粢を潔くす。永く其の道に適い、万世の師たり。
太簇を徵と為す 巍巍として堂堂たり、其の道天の如し。清明の象、物に応じて然り。時維れ上丁、物を備え誠を薦む。維れ新たなる礼典、楽中声に諧う。応鐘を羽と為す
聖王生知たり、乃ち儒規を闡く。『詩』・『書』の文教、万世に昭垂す。良日惟れ丁、霊承爽わず。此の精虔を掲げ、神其れ来享せよ。初献盥洗、『同安』 右文化を興し、古に憲して経に師す。明祀典有り、吉日惟れ丁。
豊犧俎に在り、雅奏庭に在り。周旋陟降し、福祉是れ膺く。升殿、『同安』 誕に斯文を興し、天を経ぎ地を緯く。功民に加わり、実に千万世なり。笙鏞和鳴し、粢盛豊備す。肅肅として降登し、茲の秩祀を歆む。
奠幣、『明安』 民生まるる来、誰か其の盛を底せん!惟れ王の神明、前聖を度越す。粢幣具に成り、礼容斯に称す。黍稷馨しからず、惟れ神の聴く。奉俎、『豊安』
道は天に同じく、人倫の至りなり。饗有りて窮無く、其れ万世を興す。既に斯の牲を潔くし、粢明らかに醑旨し。懈らずして忱を以てす、神の来暨す。文宣王位酌献、『成安』 大なる哉聖王、実に天徳を生ず!楽を作して以て崇め、時祀斁無し。
清酤惟れ馨しく、嘉牲孔碩なり。羞を神明に薦ぐ、庶幾く昭格せん。兗国公位酌献、『成安』 庶幾く屢空、淵源深きかな。亜聖猷を宣べ、百世祀るに宜し。吉蠲斯の辰、尊簋を昭陳す。旨酒欣欣たり、神其れ来り止まん。
鄒国公位酌献、『成安』 道の由りて興る、皇なる宣聖に於いて。惟れ公の伝うる、人の正に趨るを知る。享に与かる堂に在り、情文実に称す。万年休を承け、假なる哉天命。亜・終献に『文安』を用う
百王の宗師、生民の物軌なり。之を洋洋と瞻れば、神其れ寧んぞ止まん。彼の金罍を酌めば、惟れ清く且つ旨し。登献惟れ三、於け嘻よ礼成る。徹豆、『娛安』 犧象前に在り、豆籩列に在り。以て饗い以て薦む、既に芬く既に潔し。
礼成り楽備わり、人和び神悦ぶ。祭れば則ち福を受け、率いて遵いて越えず。送神、『凝安』 厳なる学宮有り、四方来たり宗とす。恪恭として祀事し、威儀雍雍たり。茲の惟れ馨しきを歆み、飆馭旋た復す。明禋斯に畢り、鹹に百福を膺く。
景祐釋奠武成王六首 迎神、『凝安』 師尚父を維れ、四履分封す。霊神峻密、祀事寅恭。蕭薌祗薦し、飆馭空を排す。幾の如く式の如く、福祿来たり崇む。
太尉升降、『同安』 上公事を摂し、袞服斯に皇なり。礼容濟濟、佩響鏘鏘。霊斿惚恍、嘉薦令芳。神具に醉止み、福降ること穰穰たり。奠幣、『明安』
四嶽の裔、武王を涼す。発揚蹈厲、周室用ひて昌ふ。廟食を追封し、簡冊芳しきを増す。幣を升して奠め、磬管鏘鏘たり。酌献、《成安》渭の陽を猟り、冥を理めて嘉応す。龍に非ず彪に非ず、聿に元聖を求む。
平易民に近く、五月政を報ず。祀典の宗、ここに於いて盛んなり。飲福、《綏安》神機武を経め、隆周の寓なり。海を表して封を分ち、燕を邁え魯を超ゆ。耽耽たる廟貌、俎豆序あり。福を邦家に薦め、師尚父を維れり。
送神、《凝安》聖朝古を稽へ、この武経を崇ぶ。礼交はれ楽挙がり、神の庭に於いてす。嘉栗旨酒、既に芳馨を饗ぶ。永く列象の舄、剣簪纓を厳めん。熙寧武成王を祀る一首
初献升降、《同安》武徳洸洸たり、日に四方を靖む。百王の祀る所、休きに烈光あり。官を命じて事を摂らしむ、佩玉鏘鏘たり。皇を思ひて祜多し、以て無疆を恵まん。大観武成王を祀る一首
酌献、《成安》かの周王を涼す、君臣相遇ふ。終にその成を謀り、諸侯来りて許す。洋洋たる神霊、尊に酒醑を載す。新声を侑と為し、笙簫備はり挙がる。紹興武成王を釈奠する七首
迎神、《凝安》姑洗を宮と為す赫なる烈武、古今に光昭たり。載ち祀事を厳にし、備へを勅みて惟れ欽む。既にその牲を潔くし、既にその音を諧ふ。神の格る思ひ、来り顧み来り歆ぶ。初献殿に升る、《同安》
肅肅たる廟中、厳しき階墄あり。棘く匪ず徐に匪ず、進退則とす可し。冕服是れ儀、環珮節あり。神の鑒観、履むに率ひて越えず。奠幣、《明安》祀り旧典に率ひ、礼は駿功を崇ぶ。斉明衷正、蚃豊融たり。
留侯位酌献かの留侯を眷みれば、奇籌漢を讚く。風雲に依乗し、成功を旦に勒す。明禋に克く配し、儀刑煥としてあり。英気生けるが如く、来り格り来り衎ぶ。亜・終献、《正安》
道は文徳を助け、言は世の師と為る。功名泯びず、祀事遺す無し。旨酒惟れ馨し、具はりて酔ふここに在り。嘉き累献有り、神其れ燕らかならん。送神日に上戊を惟へば、神は精純を顧みたまふ。礼は三献を備へ、楽は七均を成す。
奠幣、《明安》牲は碩大を薦め、幣は精純を致す。聿に祀事を升し、茲に用ひて兼ねて陳ぶ。箱篚既に実ち、奠献惟れ寅む。我が至意を饗け、福禄来たり成らん。強済公位酌献、《成安》
身を以て孤に托す、実に死友たる惟れり。嫗を撫でて之を長ずること、父の若く母の若し。潜かに韓に授けて、克く厥の後を興す。廟を崇めて以て献じ、徳は報ひの厚きを侈る。英略公位酌献、《成安》孤を立つるは固より難く、死するも亦た易しと匪ず。義は一身を軽んじ、先に開きて趙の嗣と為す。
肅穆たる廟貌、烈として余気有り。式に嘉薦を旋らし、昭かなるかな祀事!啓佑公位酌献、《成安》皇き時に宋に於いて、永祚基有り。始め繄れ覆護し、扶けて之を立つ。敢て昭答を忘れんや、牲を分かち酒を釃す。霊其れ燕饗し、益本支を相けたまへ。
亞献・終献に用いる《正安》の曲。幼々たる霊宇、神は安らかに且つ翔ぶ。三哲鼎峙し、中に嘉觴を薦む。凛として義気の如く、千載弥がりて光る。猗なるかな其の祐す、錫羨無疆。送神の曲、《凝安》。
礼楽雲の如く備わり、畢觴す爾の神。翊翊たる音送り、輿は義に若く聞こゆ。駕言して帰せよ兮、霊斿雲を結ぶ。祚を我に千億にし、介福来たりて臻る。司中司命五首、迎神の曲、《欣安》。
冠は峨峨たり兮、服章は蕤蕤たり。霊来たり下る兮、進止は委蛇たり。我涓ぐ我が壇、我潔くす我が俎。降輿し旌を卻し、茲に於いて享禦す。升降の曲、《欽安》。紳緌は舒舒たり、佩環は鏗鏗たり。陟降上下し、壇燎は光明なり。
罍に於いて盥ぐ有り、巾に於いて帨す有り。吳らず敖らず、庶幾くは以て神を安んず。奠幣の曲、《容安》。我が誠既に潔く、我が豆既に豊なり。神来たり降期し、儼然たり其の容。此の嘉幣を薦む、肅肅として雍雍たり。何を以てか之を侑えん?楽の鼓鍾に於いてす。
酌献の曲、《雍安》。茲の旨酒を酌み、既に盈ち且つ芬し。式に用いて来たり歆しむ、衎衎として熏熏たり。何を以てか神を寧んぜん?薦むるに嘉籩有り。何を以てか民を錫せん?曰く惟れ豊年なり。送神の曲、《欣安》。
雲兮ち飄飄たり、風兮ち棱棱たり。飆馭空に返り、杲日来たりて升る。帰旆は揚揚たり、衆楽は鏗鏗たり。我が神式に歓び、我に嘉祥を恵む。五龍六首、迎神の曲、《禧安》。
神の智兮、漢に躍り幽に潛む。擾わんと欲すれば兮、董と劉と無し。金石を陳ね兮、牢羞を佐け侑う。庶幾くは燕享せん兮、澤は民の求に応ず。升降の曲、《雅安》。霊の至る兮、逸駕騰驤す。雲を噓き気を吸い、祀を承けて日光たり。
詩を展べ律を鳴らし、肅莊として琳琅たり。何を以てか神に膺らん?貺恵無疆。奠幣の曲、《文安》。維れ霊の德兮、変化常ならず。天澤を沛ふ兮、八荒に周流す。嘉幣を奠む兮、肅雍として忘れず。永く民を佑け兮、錫うに豊穰を以てす。
酌献の曲、《愷安》。吉日を練り兮、神の堂に進む。牲既に陳ね兮、粢盛既に香し。桂酒を奠む兮、容与として嘉觴たり。霊安んぞ留まらん兮、我に福祥を錫う。亞献・終献の曲、《嘉安》。
明明たる天子、礼文咸く秩たり。矧んや神の功、横に九域を被る。雲施は民に称し、物産は滋に殖ゆ。嘉に恵和を承け、終極有ること罔し。送神の曲、《登安》。霊の来たり下る、雨を以て先駆とす。霊の旋り馭する、五雲車を結ぶ。
環を操りて夏に応じ、匣を発して虞に瑞す。真人在りて禦し、来たりて珍符を献ず。