◎楽十一(楽章五)○祀嶽鎮海瀆祀大火祀大辰大中祥符五嶽加帝號祭告八首 迎神、《静安》
鐘石既に作し、俎豆前に在り。雲旗飛揚し、神光肅然たり。まさに飆に駕し、来たる青圓。言う、縟礼を備え、茲の吉蠲を享けんと。冊入門、《正安》 節彼の喬嶽は、神明の府なり。秩秩たる威儀、肅肅たる霊宇。
懿號克く崇げられ、庶物咸く睹る。帝籍名を升し、式に九土を綏す。酌献東嶽、《嘉安》 節彼の岱宗は、厳かなる廟貌有り。惟れ辟は天を奉じ、神に依りて教を設く。帝典焜煌たり、嘉薦普淖たり。至霊格み思う、殊祥是れ效あらん。
南嶽は炎夏に鎮を作し、茲の霊光を畜う。萬物に敷與し、既に阜く既に昌なり。爰に温玉を刻み、式に徽章を薦む。昭嘏の神意、福熙穰穰たり。西嶽
瞻言の太華は、芳を奠して鎮と作す。典冊是れ膺け、等威以て峻し。上公儀を奉じ、祀宗信を薦む。祉を介する萬邦、永く坤順に配せん。北嶽 仰ぎ止まる霊嶽は、朔方に鎮す。懿號を増崇し、彝章を度越す。
祗に嘉楽を薦め、式に令芳を陳ぶ。永く純佑を資し、国祚蕃昌ならん。中嶽 岩岩たる神嶽は、中央に鎮を作す。肅として徽冊を奉じ、尊名孔章なり。聿に飆駕を降し、載せて蘭觴を献ず。熙事允に洽く、宝祚彌昌ならん。
送神、《静安》 祗に鴻名を薦め、寅威して明祀す。楚の儀有り、在すが如きの祭。奠献既に終わり、礼容克く備わる。神鑒孔昭にして、福禧来たり暨らん。天安殿冊封五嶽帝一首
冊出入、《正安》 名嶽方に奠し、帝儀克く挙がる。吉日惟れ良く、九賓咸く旅す。温玉文を鏤り、纁裳正に寧し。礼備わり楽成り、篤く神の祜を祈る。熙寧望祭嶽鎮海瀆十七首
東望迎神、《凝安》 盛徳惟れ木にあり、勾芒神を禦う。沂岱淮海、厥の功民に在り。爰に壇坎を熙し、裒として庶神に対す。以て歆格せん、霊貽具に臻らん。升降、《同安》
紳韠襜たり、玉珮蕊たり。我に於いて将に事とせん、神燕喜ばん。帝命望祀す、敢えて共せざる有らんや。位に往返し、肅肅雍雍たり。奠玉幣、《明安》 祀は以て徳を崇くし、幣は則ち儀有り。我將に事とするに肅し、登降孔時にす。
精明純潔、祗ざる有ること罔し。史辞愧ること無く、神用來たり矣。酌献、《成安》 茲に東土を肇め、潤を含みて疆無し。維れ時に春を発し、喜びて令芳を薦む。祭は蒯薶沈を用い、性に順い含蔵す。涸れず童ならず、誕に祺祥を降す。
送神、《凝安》 神の至り止まる、熙壇春と為る。神の将に帰らんとする、旂服振振たり。飆に回り、雲に旋る。東方に祐け、永く厥の仁を施さん。南望迎神、《凝安》
嵩嵇衡霍、及び厥の海江。時は維れ長養、我が南邦を恵む。肆に牲幣を厳にし、神式として来たり降る。以て侑え以て妥し、百福是れ龐なり。酌献、《成安》 景風律に応じ、朱鳥辰を開く。肅肅たる明祀、嘉籩列陳す。
犠牲には純色の犠牲を用い、楽は蕤賓の調べを奏す。永き福を安んじ、この下民を祐け給う。送神の曲、『凝安』。鼓鐘は雲雲たり、龡管は伊伊たり。神既に醉飽し、曰く送りて言わく帰らんと。山には厚き蔵あり、水には霊なる徳あり。物その永く依り、往きて炎宅に奠せん。
中望の迎神、『凝安』。土は徳を作し、帝は行を御す。含養し載育し、万物以て成る。厳かなる祀典あり、我が徳馨を薦む。神その歆止し、永く以て億寧を用いん。酌献、『成安』。
高く広く融結し、実に中央を維す。気を宣べ功に報い、彼の一方を利す。坎壇を以て祀り、六楽鏘鏘たり。霊その喜び有らば、大璋を以て酌せん。送神、『凝安』。言わくその処に旋り、以て中域に奠せん。その霊を替えること無く、四方是れ則とす。
神は永く息まず、祀は永く愆ること無し。以て享け以て報い、万斯年に於いて。西望の迎神、『凝安』。品物順説し、時に金行を司る。郊に於いて気を迎え、以て庶霊を望む。雅歌は楽を維し、圭薦は牲を惟す。民の祉を作し、永くその成りを相せん。
酌献、『成安』。西顥は沆碭たり、矩を執り秋を司る。言を諏して霊に協い、時祀は孔しく修まる。礼に薦献有り、爰に公侯を視る。秩してこれを祭り、百福是れ遒し。送神、『凝安』。
我が神を楽しましむ、簋俎は腥饔たり。曰く神の還る、西土是れ宮なり。蕃る禽魚に於いて、衍がる草木に於いて。我が藪隰を富ましめ、我が高陸を滋さしむ。北望の迎神、『凝安』。帝の徳は坎に乗じ、時に閉蔵を禦ぐ。爰に牷醴を潔くし、茲の北方に兆す。
海山の攸たる宅、神の施すこと無疆なり。具享は吉を蠲め、降福は孔だ穰ん。酌献、『成安』。淒寒陰を凝らし、籜を隕として場を滌う。百物順成し、黍稷は馨香たり。北郊に款す。爰にその方に因る。何を以て神に侑めん?この嘉觴を薦む。
送神、『凝安』。山及び川を維い、幽方に宅を奠す。我その霊を度り、降止すること靡常なり。肅肅たる坎壇、既に迎え既に将る。楽を促し俎を徹し、是れ送り是れ望む。紹興祀嶽鎮海瀆四十三首
東方の迎神、『凝安』。帝は九壥を奠し、孰か我が疆に匪ざらん。繄れ我が東土、山川相望む。祀事は時に孔しく、肅雍として忘れず。嶪峨たる濛鴻、鬱く哉洋洋たり!初献盥洗、『同安』。
鼓鐘は既に設け、珪帛は具えて陳ぶ。庶物を阜蕃し、以て我が民を福せん。東嶽位の酌献、『成安』。岩岩たる天齊、古より昔に在り。膚寸の雲、四方その沢たり。惟れ時に東作し、祀事乃ち飭う。我に無疆に恵み、恩は動植に沾す。
東鎮位。惟うに山には鎮有り、その方に雄たり。東孰か雄たる?沂の疆に於いて。祀事は時に有り、爰に旧章を挙ぐ。我が望むこと遙ならず、庶幾わくは燕饗せん。東海位
澒洞たる鴻濛、天と無極を与う。江・漢を導納し、南北を節宣す。その功を順助し、下るに惟徳を善しとす。我が祀は時に孔しく、以て景福を介けん。東瀆位。我が祀は伊何ぞ?彼の長淮に於いて。源は桐柏に導き、注ぐは蓬莱に委す。
齊を扞ぎ楚を護り、威を宣べ懐いを示す。豆籩は列陳し、亦た孔だ之れ偕なり。亞献・終献、酌献(四位並びに同じ)。我が祀は孔だ肅み、神その安く留まれ。容與裴回し、止まるが若く浮かぶが若し。この重觴を洽くし、百羞を以て申す。我に斁遺すること無く、万邦の休たれ。
送神、『凝安』。蹇く兮れ紛紛たり、神実に戾止す。以て飲み以て食し、以て享け以て祀る。幼く兮れ冥冥たり、神亦た帰止す。以て醉い以て飽き、以て爾に祉を錫わん。南方の迎神、『凝安』。
朱明(夏)の盛んなる長きに、我が祀り用て整う。その祀りは何ぞや。山川ことごとく秩序あり。将に見んとするが如く、つつしみて斉しく慄く。神なるかな沛たるかな、消遙して来たり格る。初献盥洗・升降、『同安』 嘉壇に熙き、虔みて毖みて祀る。鬱人沃盥し、我が祼事を賛く。
登り降りするに、作し止むるに。粛雍ならざるはなく、霊に饗けたるを告ぐ。奠玉幣、『明安』 我は祀り我は享け、儀物甚だ周し。一純斯れ挙げ、二精聿びて修む。璞なるかなその温なる、絲なるかなその紑なる。是れ潔蠲を薦む、神なるかな安んじて留まる。
南嶽位酌献、『成安』 神は天を司ると曰い、南の衡に居す。位するは則ち帝、以て方を奠む。南訛の秩事、礼を望むこと常あり。庶幾くは嘉虞せん、介福疆り無し。南鎮位
維れ南に山あり、彼の會稽に於いて。鎮を作すは昔に在り、神は則ち之を司る。厥れ旧典有り、以て祀り以て時にす。百味維れ旨し、霊其れ燕らん。南海位 維れ水は善く下り、物に利するを功と曰う。逶迤たる百川、誰か宗に朝せん。
亜・終献、酌献 神の遊ぶや、洋洋として対越す。澹乎として容与し、蚃斯れ答う。乃ち奏すること既に備わり、八音攸に節す。重觴申べて陳ね、百礼以て洽し。送神(曲は迎神に同じ)
奠玉幣、『明安』 練日に望み有り、高靈来たり下る。何を以て誠を告げん。心惟れ物を假る。篚有り斯れ実ち、寶有り斯れ籍る。於いて之を奠むに、神光夜を燭す。中嶽位酌献、『成安』
天と齊しく極まるは、伊嵩の高きなり。霊を顯わし異に效き、神の休孔るに昭かなり。我が祀事を飭え、実に俎に鸞膋す。以て旨酒を侑し、其の馨り椒有り。中鎮位 禹九州を畫き、河内を冀と曰う。霍山崇崇たり、鎮を作して勢を積む。
我が祀り如何ん。百末旨味たり。神の燕らむを承け、諸神畢く至る。亜・終献、酌献 禮樂既に成り、肅容常有り。奄留して消遙す。申べて畢えて重觴す。仰ぎて臚べ求むる所、降福滂洋たり。山の則を師象し、以て皇章を氵兄す。
送神(曲は迎神に同じ) 虞より旦に至るまで、霊亦喜び有り。蹇驤せんと欲し、象輿已に義す。粥音送るや、霊聿びて帰る。長えに極まり無くんば、我に祉を錫わん。西方迎神、『凝安』
西嶽位酌献、『成安』 屹として厥の方を削り、風雲斯の所なり。陰邑に宮有り、侐々(しゅくしゅく)俁々(ぐぐ)たり。清酤尊に在り、靈昚下に在り。俎に於いて獻するや、則ち我を吐かず。西鎮位
維れども呉は崇崇たり、氵幵の西に於いて。彼の有る隴を瞻れば、赫赫として迷はず。克く嶽を裨ひ、我は俶齊を酌む。凡そ旅有るに於いて、氐公維れど躋る。西海位 奄に坤軸を浸し、其の濊を滋殖す。而して斯の典を稽へ、陛有り壝有り。
替ふる時舉を弗し、元斝斯れ酹す。何ぞ河に先だつや?實に委の會なり。西瀆位 彼の昆虛より自り、以て潜流す。茲の誕潤を念へば、豈に侯猶ならざらんや。昔に中府に在り、海に暨ぎて聿に修む。既に望止に迄り、神保先づ卣す。
亞獻・終獻 肅肅として其れ乂し、既に旨く既に溢る。其の畢酌に迨ひ、茲の博碩を偏す。祀事既に遂げ、敢て誶射せず。神或は醉止し、我が心斯れ懌す。送神(曲は迎神に同じ)
乃ち羞既に徹し、乃ち奏及び闋す。餕する斯の俎無く、式に聽きて謁を致す。蹇せず蹶せず、沸せず決せず。厲魃其れ祛り、永く有截を庇はん。北方迎神、《凝安》 我が土綿綿たり、孰か疆理に匪ざらん。惟れ時は幽都、曰ふ隃隻に匪ず。
滌ふ哉艮月、朔風其れ同し!曷ぞ阻み曷ぞ深からん、其れ亦來降す。初獻盥洗・升降、《同安》 壽宮煇煌たり、聿に時祀を修む。繽として其れ臨む矣、吉蠲以て俟つ。居るや昂昂たり、行くや遂遂たり。爾が攸司を敬ひ、采を展し事を錯く。
奠玉幣、《明安》 陰威を相く予に、厥の功浩浩たり。一歲の功、何を以てか報と爲さん?府に珪幣有り、我其れ敢て私せんや!肅肅として孔懷、以て之を將す。北嶽位酌獻、《成安》
彼の芒芒を瞻れば、北の常と曰ふ。既に高く既に厚く、乃ち紀し乃ち綱す。薦鬯始めに伊始し、靈示孔將たり。玄服鐵駕、此の下方を覽る。北鎮位 赫赫として鎮と作り、幽・朔の垂たり。兼ねて我が民を福し、食ふ哉具に宜し。
克く彼の嶽に配し、嚴しき等衰有り。我が灌禮を蠲し、其れ敢て祗ならざらんや!北海位 八裔皆水たり、此れ一會同す。澐々たる天墟、洪濛を洞蕩す。至れる哉維れ坎、斯の功有らざらば!秩する所伊何、黃流中に在り。
北瀆位 水星の精、液を播き靈を發す。河に脅せられず、既に介して清し。翼翼として盥薦し、椒糈芬馨たり。載せ止み載せ留まり、爰に翠旌を弭す。亞獻・終獻
俎豆紛披し、金石繁會す。貳尊を以て侑ひ、瀆せず怠らず。我が儀既に周し、我が心孔戒す。憺兮として容與し、仿佛として在すが如し。送神(曲は迎神に同じ) 靈既に醉飽し、禮斯れ徹す兮。靈亦樂康たり、樂斯れ闋す兮。
雲征飆舉、尼ふべからず兮。福を薦め祉を錫ふ、極み有ること曷ぞあらんや!淳祐祭海神十六首 迎神、《延安》 宮一曲
堪輿の間、最も钜なるは惟れ瀛。乾を包み坤を括し、日を吐き星を滔す。祀典載せて新たに、禮樂孔明なり。吾が嘉賴を鑒み、來たり燕び來たり寧かん。角一曲 四溟廣し矣、八紘是れ紀す。我は東南に宅し、回復萬里。
洪濤飄風、安危の倚る所。祀事特隆に、神其れ戾止せん!徵一曲 若し唐有りを稽へば、克く崇極を致す。祝號既に升り、爰に祭式を增す。郊に於いて從享し、神斯れ職を受く。我が祀肇めて新たに、式りて陰騭を祈る。
羽一曲 猗與たり祀禮、四海會同す!靈の來る沛然たり、霆を鞭ち風を馭す。蚃彷彿たり、位に在りて肅雍なり。我が烝民を佑け、式りて神功を徼らん。升降、《欽安》
靈の來至する、慶を垂れて陰陰たり。靈の已に坐する、茲の五音を飭す。壇殿聿嚴に、陟降孔欽なり。靈宜く安留し、我が德心を鑒みたまへ。東海位 奠玉幣、《德安》 百川の歸する所、天地の左。氵項洞鴻濛、功高く善く下る。
行都の依る所、百禄これ荷う。幣を製し玉を嘉し、以て侑え以て妥す。南海の位に玉幣を奠す、『瀛安』祝融の位は、貴きこと三神に在り。江・漢を吞納し、広大にして垠なし。長く委輸たり、我が黎民を祐く。敬って明享を陳べ、恭勤を允に鑒みよ。
西海の位に玉幣を奠す、『潤安』蒲昌の沢は、派として天潢を引く。羲娥出入し、浩渺微茫たり。蓋し斯く覆すも、猶お封疆を隔つ。我六合を思い、肇めて吉昌を正す。北海の位に玉幣を奠す、『瀚安』
瀚海重ねて潤い、地紀も亦帰す。百瀆を吞受し、北陲を限製す。一視同仁、我が心は則ち怡し。嘉薦の玉幣、神その格み思え。俎を捧ぐ、『豊安』霊貺に昭格し、祀典肇めて升る。牲牷充つを告げ、雕俎是れ承く。
虔を薦げ物を效し、徳を省みて惟だ馨し。霊その喜び有らん、万宇粛澄たり。東海の位に酌献を奠す、『熙安』滄溟の徳は、東南具に依る。波を熬き素を出し、国計攸に資る。石臼敵を卻け、我が王師を済う。神その享錫し、益々燕綏を畀えよ。
南海の位に酌献す、『貴安』南溟天に浮かび、旁ら百蛮に通ず。風檣迅疾、琛舶来還す。民商永く頼み、坐して寇奸を消す。茲に嘉觴を薦ぐ、驚瀾弭らん。西海の位に酌献す、『類安』
積流派を疏け、流沙に被る。潤を布き沢を施し、功邇遐に均し。我祀典を秩し、四海一家たり。祗に令芳を薦ぐ、霊その嘉を享めよ!北海の位に酌献す、『溥安』壝忽会同し、裴回安く留まる。牲肥え酒香わし、晨事聿に修む。
惟だ徳の涼きを、曷ぞ九州を奄せん?帝命是れ祗み、多福自ら求む。亜献・終献、『饗安』籩豆楚たり、貳觴斯れ旅す。神その醉飽し、式に燕して以て序す。百霊秘怪、蜿蜒飛舞す。我に祺祥を錫い、永く終古有らん。
神を送る、『成安』霊饗うるを告げ、我に嘉祚を錫う。乾端坤倪、開豁呈露す。玄雲聿に収まり、群龍鹹く騖く。凶災を滅除し、六幕清豫たり。紹興祀大火十二首
神を降す、『高安』圜鐘を宮とす五緯天に相い、各その職を率う。礼を司り視るは、則ち維れ熒惑。至陽の精、我が長嬴に届く。これを以て之を求むれば、祀事孔明たり。
黄鐘を角とす出づる有り蔵する有り、伏見常ならず。我が国家を相い、四方を鑒観す。視ること正しからざる無く、終然として允に臧し。神その来格し、明徳馨香たり。太簇を徴とす
小大礼を率い、儀に愆ること無し。采を展じ事を錯え、秩祀時に孔たり。惟れ今の故を、我が数度を閲す。その典常を修め、神その来顧せよ!姑洗を羽とす於赫たる我が宋、火徳を以て王たり。永永丕図、繄れ神の相う所。
神の来たる、維れその時たり。礼備わり楽奏し、神その知らん。殿に升る、『正安』容に儼然たる有り。衷に潔き有り。屹屹たる崇壇、神と与に通ず。神肯て降格し、神の休を嘉す。虔恭降登し、神乎安く留まれ。
熒惑の位に玉幣を奠す、『嘉安』馨香神に接し、蚃恍惚たり。誠を以て神を求め、物を以て誠を薦ぐ。藉有るは斯の玉、篚有るは斯の幣。是を用いて薦陳し、茲に精意を昭す。商丘宣明王の位に幣を奠す、『嘉安』
熒惑天に在り、惟れ火と合す。繄れ神は火を主り、純一にして雑せず。熒惑に配し作し、祀功則ち然り。腆からざるの幣、以て虔を告ぐ。俎を捧ぐ、『豊安』火その令に遵い、物長からざる無し。この牲牢を視、務めてその養を得ん。
以て神を祀るに豢い、その肥えること腯たり。神の宜しきに非ざれば、その将に曷にか帰せん?熒惑の位に酌献す、『祐安』皇神有るを念い、我が戩穀を介す。時に休明を登し、この美祿有り。酌みて言え之を献ぐ、その香れること飶たり。神兮燕い、この嘉觴に醉え。
宣明王の位にて酌獻、『祐安』誰か其れ神を祀らん。神の嗜好を知る。閼伯は火を祀り、神の労する所と為る。巻言配食、既に火と俱にす。於楽旨酒、神の嘉虞を承く。亞獻・終獻、『文安』
神既に貺施し、我が飲食を嗜む。申すに累獻を以てし、以て霊億を承く。神方に常羊し、咸く我が觴を畢う。再に於いて三に於いて、誠の将たるに於いて。送神に『理安』を用う。登降上下し、璧を奠め斝を献ず。音送粥粥たり、礼違うる者無し。
已に虞より旦に至り、神其れ将に帰らんとす。我が国家を顧み、以て繁厘を遺す。出火の祀、大辰十二首、降神、『高安』圜鐘を宮と為す
燁燁たる我が宋、火徳の畀うる所。火を用いて時を紀し、允に惟れ象類なり。神は類に因りて歆し、誠は類より至る。感有れば斯く通じ、我が陽燧に孚る。黄鐘を角と為す。楽音上達し、粤に惟れ虚より出づ。火性炎上し、亦無より生ず。
我が鏞我が磬、我が笙我が竽。気同じく声応じ、昭なる哉合符せり。太簇を徴と為す。火は六気に在りて、独り其の両に処す。感生維れ君、繄に辰克く相う。何を以て之を験せん。茲の垂象を占う。蒼虯を騰駕し、其れ来たり饗う。
姑洗を羽と為す。星戌に入り、火と俱に詘す。火辰に出で、星と俱に伸ぶ。一伸一詘、孰か之を操縦する。利用出入し、民咸く之を用う。升殿、『正安』
屹として彼の嘉壇、赤伏始めて届く。光を掞ぎ明を耀かし、洋乎として在るが如し。俯仰重離し、默として精と会す。我が降升に随い、肅として環珮を聴く。大辰の位に玉幣を奠む、『嘉安』維れ莫の春、五陽発舒す。日の夕べなり、三星隅に在り。
量むるに幣に匪ざる莫く、嘉なるに玉に匪ざる莫し。明薦孔時にして、神光下り矚す。商丘宣明王、幣を奠む、『嘉安』二七神を儲え、天地と並ぶ。孰か其の徳に儷せん。聿に惟れ南正なり。功陶唐に楙くし、澤億姓に流る。配し嚴禋を為し、贄列惟れ称す。
俎を捧ぐ、『豐安』嚴として滌に在り、彼の牲牢を陳ぶ。孔碩其の俎、此の血毛を薦む。厥の初め民を生む、飲み茹うれば則ち然り。以て燔し以て炙す、伊誰か雲わく先んずと。大辰の位にて酌獻、『祐安』
孰か大辰と為さん。維れ北に鬥有り。曾て是れ彗星、斯の名孔有り。幽榮功に報い、潔斉敢えて後れず。容与嘉觴、式く旨酒を歆む。宣明王の位にて酌獻、『祐安』周は司爟を設く、夏官に列すと雖も。仍襲孔易、闓端実に難し。
彼の商丘を相う、永く初造を懐う。腆からざる桂椒、以て報いと為すに匪ず。亞獻・終獻、『文安』潜の伏するや、柞槱既に休す。俶として其の来たり有り、榆柳是を求む。霊駕紛として羽し、尚其れ安留せん。我が三爵を飲み、言言油油たり。
神を送る、『理安』五運惟れ火、寔に衆陽を宗とす。宿壮用いて明らかに、千載愈光なり。神保聿に帰り、安んじて火房に処る。鬱攸作さず、炎図永昌なり。納火の祀、大辰十二首
降神、『高安』圜鐘を宮と為す。赫赫たる皇図、炎炎たる火徳。神の賜を侈り、奄に方国を有つ。粢盛既に豊かに、俎豆飶有り。万斯年に於いて、報祀斁ること無し。
黄鐘を角と為す。火星の躔、燁として其の光有り。辰位に表れ、戌方に伏す。時和歳稔、仁顕れ用いて蔵る。爾万民に告ぐ、出納常有り。太簇を徴と為す
季秋の月、律中に無射す。農事備わり収め、火功畢わると告ぐ。克く禋し克く祀り、嚴有り翼有り。風馬雲車、尚其れ来格せん。姑洗を羽と為す。明明たる我が後、重ねて祭り欽み祠る。有司肅事し、式く晨儀を薦む。
礼はその称にあり、物はその時(適時)にあり。神これを聴き、福禄来たりて与う。升殿の曲、『正安』。ああ、明らかな壇よ、右は平らに左は階あり。冕服はここに煌き、玉珮に節あり。陟降(上下)はただ恭しく、遅からず急ならず。大祀を崇び、礼文ことごとく整う。
大辰の位に玉幣を奠ぐ、『嘉安』。金行(秋)の序(順序)晩く、玉露(秋の露)朝に清し。斎戒豊かに潔し。恭しく神明に仕う。嘉幣はただ量に、嘉玉はただ精し。これを以て奠ぐ、庶幾わくば来たりて聴かん。商丘宣明王の位に幣を奠ぐ、『嘉安』。
恭しく惟うに火正(火の官)は、陶唐氏(堯)よりす。商丘に邑し、辰祀(大辰の祭)に配食す。民に功あり、位に徳あり。敢えて典常(定まった儀式)を替えじ。ただ恭しく幣を奉る。俎を捧ぐ、『豊安』。万物成り、四方安らか。工祝(神官)告げ致し、広く民力を存ず。
乃ち斯の牲を薦む。俎となること孔だ碩き。繁祉(多福)を介け、民則(民の規範)に和す。大辰の位に酌献す、『祐安』。諸功備わり、休徳(美徳)昭明なり。天地醸わし和し、鬱鬯斯れ清し。玉瓚を以て酌み、瑶觴載て盈つ。周流常羊い、来たり燕んじ来たり寧んず。
宣明王の位に酌献す、『祐安』。広大に祀りを建て、その配(配祀)を崇むる式。馨香ここに在り、清酒既に載う。穆穆として暉に在り、洋洋として在すが如し。嘉慶(めでたき慶び)を聿めて懐う、神の賜うところ。亜献・終献、『文安』。