史記
巻二十一 建元以来王子侯者年表 第九
御史大夫に詔を下す。「諸侯王の中に、私恩を推し及ぼして子弟に邑を分け与えようとする者がいれば、それぞれ条上させよ。朕が自ら臨んでその号名を定めよう。」
太史公が曰く。盛んなり、天子の徳よ。一人に慶事あれば、天下これに頼る。
索隠述賛
漢代の初め、 枉 がったものを 矯 めんとして正しきに過ぎたり。本枝を大にせんと欲し、先ず同姓を封ず。建元 (武帝の年号) 以後、 藩翰 克 く盛んなり。主父偃が上言し、恩を推し及ぼして下に令す。長沙・済北、中山・趙敬 (これらは諸侯王の例) 。分邑して広く封ず。 振振 として詠に在り。 扞城 として 侮 りを 禦 ぎ、 曄曄 として輝映す。 百足 は 僵 れず、一人に慶事あれば (天下頼る) 。