元史

志第二十九: 輿服二

儀仗

皂纛(国語では禿と読む)。素漆の竿に纓を立てる。凡そ行幸の時は、先駆が纓を立て、馬鼓を挟んで従う。居るときは纓を月華門西の隅室に置く。

絳麾。金塗の竿、上に円盤朱絲の拂を施し、三層、紫羅の袋でこれを覆う。

金節。制は麾の如く、八層、黄羅雲龍の袋で覆う。また引導節、金塗の龍頭朱漆の竿、五色の拂を懸け、上に銅鈸を施す。

朱雀幢。制は節の如くして五層、紅繡朱雀の袋で覆う。

青龍幢。制は前の如く、碧繡青龍の袋で覆う。

白虎幢。制は前の如く、素繡白虎の袋で覆う。

玄武幢。制は前の如く、皂繡玄武の袋で覆う。

犦矟。制は節の如く、頂に犦牛の首を刻み、袋あり、上に碧油を加える。

絳引旛。四角、朱緑の蓋、各角に羅文の雑佩を垂らし、金銅の鈎竿に繫ぐ。竿は朱で飾り、五色の間暈羅を懸け、下に横木板あり、碾玉の文を作る。

告止旛。緋帛に錯綵して告止の字とし、双鳳でこれを承ける。立仗者は紅羅銷金の升龍、その他は絳引の如し。

傳教旛。制は告止旛の如く、錯綵して傳教の字とし、双白虎でこれを承ける。立仗者は白羅に雲龍を繪す。

信旛。制は傳教旛の如く、錯綵して信の字とし、双龍でこれを承ける。立仗者は飛鳳を繪す。

黄麾旛は、信旛の制に同じく、彩りを交えて黄麾の篆字を描く。

龍頭竿繡氅は、竿は戟の如く、鈎はなく、下に小横木があり、龍頭を刻み、朱緑の蓋を垂らし、各角に珠佩の帯を一つずつ付け、帯の末端に金銅の鈴がある。

圍子は、金を塗った竹を束ねた杖を以て製し、先端に銅銭を通し、紫絹で覆う。

副竿は、木を以て製し、朱漆を塗る。

火輪竿は、白鉄を以て製し、小車輪を作り、白鉄の竿の先に建てる。輪及び竿は皆金を塗り、上に西天の呪語を書き、帝師の製である。常行には親衛の中道にあり、正行には劈正斧の前にあり、仏法を以て衛り、邪僻を祛け、轟雷を鎮める。蓋し辟悪車の意なり。

豹尾竿は、戟の如き制で、豹尾を繫ぎ、朱漆の竿。

宝輿方案は、緋羅に金を描き消した雲龍の案衣、緋羅に金を描き消した蒙襯複、案の傍に金塗りの鉄鞠四つ、龍頭竿結綬二副を副える。

香鐙朱漆案は、黄羅に金を描き消した雲龍の案衣、上に金塗りの香炉一つ、燭台二つを設け、案の傍に金塗りの鉄鞠四つ、龍頭竿結綬二副を副える。

香案朱漆案は、緋羅に金を描き消した雲龍の案衣、上に金の香炉、合各一つを設け、その他は香鐙と同じく、殿庭に陳設する時は龍頭竿結綬を除く。

詔案は、香案の制に同じ。

冊案は、前の制に同じ。

宝案は、前の制に同じ。

表案は、香案の制に同じく、上に矮闌を加え、金塗りの鉄鞠四つ、竿二つを副え、緋羅に金を描き消した蒙複。

礼物案は、表案の制に同じ。

交椅は、銀で飾り、黄金を塗る。

杌子は、四脚の小床で、銀で飾り、黄金を塗る。

鳴鞭は、柄を緑色とし、鞭は梅紅の糸で作り、梢は黄茸を用い、蠟を塗る。

鞭桶は、紫絁を表とし、白絹を裏とし、両端を皮で縁取って作る。

蒙鞍は、青錦で縁取り、緋錦で覆う。

水瓶は、湯瓶の如く作り、蓋と提げ手と注ぎ口があり、銀製で黄金を塗る。

鹿盧は、乂の字の如く作り、両端を巻き、金を塗り、鈒金で飾り、朱絲の繩を添える。

水盆は、黄金を塗った銀に鈒金の飾りを施して作る。

淨巾は、緋羅に金糸で雲龍を刺繍し、裏地がある。

香毬は、銀で作り、座の上に蓮花の香炉を立て、炉の上に円毬を被せ、その上に絪縕旋転する文様を鏤め、黄金を塗る。

香合は、銀で作り、径七寸、上に黄金を塗り、雲龍を鈒金する。

金拂は、紅犛牛の尾で作り、龍頭の柄に黄金を塗る。

唾壺は、銀で作り、縁を広く、腹を虚ろにし、蓋があり、黄金を塗る。

唾盂は、銀で作り、形は円く缶の如く、蓋があり、黄金を塗る。

外辦牌は、象牙で作り、国字(モンゴル文字)を書き、裏に漢字を書き、金で填める。

外備牌は、前の如く作る。

中厳牌は、制式は前と同じ。

時牌は、制式は外備と同じだが小さい。

版位は、木で作り、長さ一尺二寸、幅一尺、厚さ六分、白漆を塗り黒字を書く。

大繖は、赤地、正方形、四角に銅の螭首を付け、黄金を塗り、紫羅の表、緋絹の裏。諸繖蓋は、宋以前は皆平頂であったが、今は金の浮屠を加える。

紫方繖は、制式は大繖と同じだが、表を紫羅とする。

紅方繖は、制式は大繖と同じだが、表を緋羅とする。

華蓋は、制式は繖に似て円頂が隆起し、赤地、雑花と雲龍を刺繍し、上に金の浮屠を施す。

曲蓋は、制式は華蓋に似て、緋色の瀝水、瑞草を刺繍し、曲柄、上に金の浮屠を施す。

導蓋は、制式は曲蓋に似て、緋羅の瀝水、龍を刺繍し、朱漆の直柄。

朱繖は、制式は導蓋に似て文様がない。

黄繖は、制式は朱繖に似て色が黄。

葆蓋は、金塗りの龍頭竿、纓絡を懸け、銷金の円裙、六角の葆蓋。

孔雀蓋は、朱漆、竿の首に小蓋を建て、蓋頂に孔雀の毛を用い、径は一尺ほど、下に孔雀の尾を垂らし、簷下を青黄紅の瀝水で囲み、上に金の浮屠を施す。蓋は竿の三分の一の位置にあり、竿は黄金を塗り、西天の呪語を書き、火輪竿の意味と同じ。

朱團扇は、緋羅に盤龍を刺繍し、朱漆の柄、金銅の飾り、導駕團扇は、金線を縮めて刺繍する。

大雉扇は、制式はやや長く、下は方形で上は楕円形、緋羅に象と雉尾を刺繍し、中に双孔雀を配し、雑花を間に置き、下に朱漆の横木を施して柄と連ね、金銅で装飾する。

中雉扇は、大雉扇に似た制式で、やや小さい。

小雉扇は、中雉扇に似た制式で、やや小さい。

青瀝水扇は、円形で青色の制式、周囲に青絹で瀝水を施す。

罼は、朱色の縄で網を結び、二つの螭首があり、紅い絲の拂を銜え、中に獣面があり、朱漆の柄に金銅の装飾を施す。

䍐は、扇に似た形の制式、朱縢の網、中に獣面があり、朱漆の柄に金銅の装飾を施す。

旗錡・扇錡は、すなわち台座である。旗錡は、下に十字形の木を置き、上に四本の枝が交わって拱き、その上に穴を穿って旗を立てる。扇錡は、梔に似た制式で形は小さく、六本の木が上で拱き、その作りは旗錡より精巧で、ともに朱漆を塗る。

風伯旗は、青地に赤い火焰脚、神人を画き、犬の首、朱い髪、鬼の形、豹の汗胯、朱の袴、風嚢を負い、雲気の中に立つ。

雨師旗は、青地に赤い火焰脚、神人を画き、五梁の冠を戴き、朱衣、黄袍、黒襴、黄帯、白袴、皂舄、右手に剣を杖き、左手に鐘を捧げる。

雷公旗は、青地に赤い火焰脚、神人を画き、犬の首、鬼の形、白い擁項、朱の犢鼻、黄帯、右手に斧を持ち、左手に鑿を持ち、火中で連鼓を運ぶ。

電母旗は、青地に赤い火焰脚、神人を女子の形に画き、纁衣、朱裳、白袴、両手で光を運ぶ。

金星旗は、白地に赤い火焰脚、神人を画き、五梁の冠を戴き、素衣、皂襴、朱裳、圭を秉る。

水星旗は、黒地に赤い火焰脚、神人を画き、五梁の冠を戴き、皂衣、皂襴、緑裳、圭を秉る。

木星旗は、青地に赤い火焰脚、神人を画き、五梁の冠を戴き、青衣、皂襴、朱裳、圭を秉る。

火星旗は、赤地に青い火焰脚、神人を画き、五梁の冠を戴き、朱衣、皂襴、緑裳、圭を秉る。

土星旗は、黄地に赤い火焰脚、神人を画き、五梁の冠を戴き、黄衣、皂襴、緑裳、圭を秉る。

摂提旗、赤質、赤い炎脚、神人を画き、五梁冠を冠り、素の中単、黄衣、朱の蔽膝、緑の裳、剣を杖つ。

北斗旗、黒質、赤い炎脚、七星を画く。

角宿旗、青質、赤い炎脚、神人を女子の形と為し、髪を露わし、朱袍、黒襴、雲気の中に立ち、蓮荷を持ち、外仗の角・亢以下の七旗は、並びに青質、青い炎脚。角宿は二星を絵し、下に蛟を画く。

亢宿旗、青質、赤い炎脚、神人を画き、五梁冠を冠り、素衣、朱袍、皂襴、皂帯、黄裳、黒い等子を持つ。外仗は四星を絵し、下に龍を画く。

氐宿旗、青質、赤い炎脚、神人を画き、小冠を冠り、金甲を衣、朱衣、緑の包肚、朱の擁項、白袴、左手に剣を杖ち、一匹の鼈に乗る。外仗は四星を絵し、下に貉を画く。

房宿旗、青質、赤い炎脚、神人を画き、烏巾、白の中単、碧袍、黒襴、朱の蔽膝、黄帯、黄裙、朱舄、左手に剣を杖つ。外仗は四星を絵し、下に兎を画く。

心宿旗、青質、赤い炎脚、神人を画き、五梁冠を冠り、朱袍、皂襴、右手に杖を持つ。外仗は三星を絵し、下に狐を画く。

尾宿旗、青質、赤い炎脚、神人を画き、束髪冠を冠り、素衣、黄袍、朱裳、青帯、右手に剣を杖ち、左手に弓を持つ。外仗は九星を絵し、下に虎を画く。

箕宿旗、青質、赤い炎脚、神人を画き、烏巾、浅朱の袍を衣、皂襴、剣を杖ち、白馬に乗りて火中に在り。外仗は四星を絵し、下に豹を画く。

斗宿旗、青質、赤い炎脚、神人を画き、髪を被り、素の腰裙、朱帯、左手に杖を持つ。外仗の斗牛以下の七旗は、並びに黒質、黒い炎脚。斗宿は六星を絵し、下に獬を画く。

牛宿旗、青質、赤い炎脚、神人を画き、牛首、皂襴、黄裳、皂舄。外仗は六星を絵し、下に牛を画く。

女宿旗、青質、赤い炎脚、神人を画き、烏牛首、朱服を衣、皂襴、黄帯、烏鞾、左手に蓮を持つ。外仗は四星を絵し、下に𪕲(鼠に分)を画く。

虚宿旗、青質、赤い炎脚、神人を画き、髪を被り裸形、甕の中に坐し、右手に一珠を持つ。外仗は二星を絵し、下に鼠を画く。

危宿旗、青質、赤い炎脚、神人を画き、虎首、金甲、朱服を衣、貔皮の汗胯、青帯、烏鞾。外仗は上に三星を絵し、下に燕を画く。

室宿旗、青質、赤い炎脚、神人を画き、丫髪、朱服、舟に乗りて水中に在り。外仗は二星を絵し、下に猪を画く。

壁宿旗は、青地に赤い炎の縁取り、神人を女子の形に描き、髪を振り乱し、朱の衣、黒の襴、緑の帯、白の裳、黒の履を着けている。外仗には二星を描き、下に㺄を描く。

奎宿旗は、青地に赤い炎の縁取り、神人を描き、狼の頭、朱の衣、金の甲、緑の包肚、白の汗胯、黄の帯、黒の靴、剣を杖つく。外仗の奎・婁以下の七旗は、いずれも白地に白い炎の縁取り。奎宿には十六星を描き、下に狼を描く。

婁宿旗は、青地に赤い炎の縁取り、神人を描き、黒い頭巾、白い衣、黒い袍、朱の蔽膝、黄の帯、緑の裳、黒の履、左手に黒牛の角を持ち、右手に剣を杖つく。外仗には三星を描き、下に狗を描く。

胃宿旗は、青地に赤い炎の縁取り、神人を描き、髪を振り乱し、裸形で豹の皮を披ぎ白い腰裙、黄の帯、右手に剣を杖つく。外仗には三星を描き、下に雉を描く。

昴宿旗は、青地に赤い炎の縁取り、神人を描き、黄牛の頭、朱の衣、黒の襴、黄の裳、朱の履、左手に如意を持つ。外仗には七星を描き、下に鷄を描く。

畢宿旗は、青地に赤い炎の縁取り、神人を描き、鬼の形をなし、朱の裩を穿ち、黒い杖を持ち、赤馬に乗り、火中を行く。外仗には上に八星を描き、下に烏を描く。

觜宿旗は、青地に赤い炎の縁取り、神人を描き、緇布の冠を戴き、朱の衣、黒の襴、緑の裳、一つの蓮を持ち、雲気の中に坐す。外仗には三星を描き、下に猴を描く。

參宿旗は、青地に赤い炎の縁取り、神人を描き、髪を振り乱し、黄の袍を衣、緑の裳、朱の帯、朱の履、左手に珠を持つ。外仗には上に十星を描き、下に猿を描く。

井宿旗は、青地に赤い炎の縁取り、神人を描き、黒い頭巾、白い衣、朱の袍、黒の襴、雲気の中に坐し、左手に蓮を持つ。外仗の井・鬼以下の七旗は、いずれも赤地に赤い炎の縁取り。井宿には八星を描き、下に犴を描く。

鬼宿旗は、青地に赤い炎の縁取り、神人を女子の形に描き、髪を振り乱し、白い衣、朱の袍、黄の帯、黄の裳、黒の履、右手に杖を持つ。外仗には五星を描き、下に羊を描く。

柳宿旗は、青地に赤い炎の縁取り、神人を女子の形に描き、髻を露わにし、朱の衣、黒の襴、黄の裳、黒の履、一匹の青龍を撫でる。外仗には八星を描き、下に麞を描く。

星宿旗は、青地に赤い炎の縁取り、神人を描き、五梁の冠を戴き、浅朱の袍、黒の襴、青の帯、黄の裳、黒の履、黄の称を持つ。外仗には七星を描き、下に馬を描く。

張宿旗は、青地に赤い炎の縁取り、神人を描き、豹の皮を衣、朱の帯、白い靴、右手に剣を杖つき、雲気の中に坐す。外仗には六星を描き、下に鹿を描く。

翼宿旗は、青地に赤い炎の縁取り、神人を描き、道冠を戴き、黒い袍、黄の裳、朱の蔽膝、剣を杖つき、雲気の中で火を履む。外仗には二十二星を描き、下に蛇を描く。

軫宿旗は、青地に赤い炎の縁取り、神人を描き、道冠を戴き、朱の袍を衣、黄の帯、黄の裳、左手に書を持つ。外仗には四星を描き、下に蚓を描く。

日旗は、青地に赤い炎の縁取り、上に日を描き、雲気を添える。

月旗は、青地に赤い炎の縁取り、上に月を描き、雲気を添える。

祥雲旗は、青地に赤い炎の縁取り、五色の雲気を描く。

合璧旗は、青地に赤い炎の縁取り、雲気と日月を描く。

連珠旗は、青地に赤い炎の縁取り、五星を描く。

東嶽旗は、青地に赤い炎の縁取り、神人を描く。七梁の冠を戴き、黄の襴、青の袍、緑の裳、白の中単、素の蔽膝、圭を執る。

南嶽旗は、赤地に青い炎の縁取り、神人を描く。七梁の冠を戴き、黒の襴、緋の袍、緑の裳、黄の中単、朱の蔽膝、圭を執る。

中嶽旗は、黄地に赤い炎の縁取り、神人を描く。七梁の冠を戴き、皂の襴、黄の袍、緑の裳、白の中単、朱の蔽膝、圭を執る。

西嶽旗は、白地に赤い炎の縁取り、神人を描く。七梁の冠を戴き、青の襴、白の袍、緋の裳、白の中単、素の蔽膝、圭を執る。

北嶽旗は、黒地に赤い炎の縁取り、神人を描く。七梁の冠を戴き、紅の襴、皂の袍、緑の裳、白の中単、素の蔽膝、圭を執る。

江瀆旗は、赤地に青い炎の縁取り、神人を描く。七梁の冠を戴き、青の襴、朱の袍、赤龍に跨る。

河瀆旗は、黒地に赤い炎の縁取り、神人を描く。七梁の冠を戴き、皂の襴、黄の袍、青龍に跨る。

淮瀆旗は、素地に赤い炎の縁取り、神人を描く。七梁の冠を戴き、皂の襴、素の袍、青鯉に乗る。

濟瀆旗は、青地に赤い炎の縁取り、神人を描く。七梁の冠を戴き、皂の襴、青の袍、一匹の鱉に乗る。

天下太平旗は、赤地に青い炎の縁取り、文字を色違いで刺繍する。

皇帝萬歳旗は、赤地に青い火焰脚、文字を色違いで刺繍する。

吏兵旗は、黒地に赤い火焰脚、神人を描き、甲冑と兜鍪を具え、緑の臂鞲を付け、剣を杖つく。

力士旗は、白地に赤い火焰脚、神人を描き、武士冠を戴き、緋袍に金甲、汗胯、黒履を穿き、戈と盾を執る。

東天王旗は、青地に赤い火焰脚、神人を描き、武士冠を戴き、金甲を衣、緋の裲襠を着け、右手に戟を執り、左手に塔を捧げ、石の上に立つ。

南天王旗は、赤地に青い火焰脚、神人を描き、冠服は前と同じ。

西天王旗は、白地に赤い火焰脚、神人を描き、冠服は前と同じ。

北天王旗は、黒地に赤い火焰脚、神人を描き、冠服は前と同じ。

大神旗は、黄地に黄の火焰脚、詳細は牙門旗の下に記す。

牙門旗は、赤地に赤い火焰脚、神人を描き、武士冠を戴き、鎧甲、裲襠、襯肩、包脚、汗胯、束帯、長帯、大口袴を着け、戈戟を執る。

金鼓旗は、黄地に黄の火焰脚、金鼓の字を書く。

朱雀旗は、赤地に赤い火焰脚、朱雀を描き、その形は鸞の如し。

玄武旗は、黒地に黒い火焰脚、亀と蛇を描く。

青龍旗は、青地に赤い火焰脚、蹲踞する龍を描く。

白虎旗は、白地に赤い火焰脚、蹲踞する虎を描く。

龍君旗は、青地に赤い火焰脚、神人を描き、通真冠を戴き、青い繍衣を服し、白裙、朱履を穿き、戟を執り、青龍を引く。

虎君旗は、白地に赤い炎の脚、神人を描き、流精冠をかぶり、素羅の繡衣を着て、朱の裙、朱の履、斬蛇剣を執り、白虎を引き連れる。

大黃龍負圖旗は、青地に青い炎の脚、複身の黄龍を繡い、背に八卦を負う。

小黃龍負圖旗は、赤地に青い炎の脚、複身の黄龍を描き、背に八卦を負う。

五色龍旗は、五色の地に五色の直脚、炎の脚はない。

大四色龍旗は、青・赤・黄・白の四色の地に、炎の脚を具える。

小四色龍旗は、大四色と同じ制で、直脚、炎の脚はない。

應龍旗は、赤地に赤い炎の脚、飛龍を描く。

金鸞旗は、赤地に炎の脚、鸞を描き金色である。

鸞旗は、前と同じ制で、五彩で描く。

金鳳旗は、赤地に青い炎の脚、鳳を描き金色である。

鳳旗は、前と同じ制で、五彩で描く。

五色鳳旗は、五色の地に五色の直脚、炎の脚はない。

大四色鳳旗は、青・赤・黄・白の四色の地に、炎の脚、色は地に従い、鳳を描く。

小四色鳳旗は、前と同じ制で、直脚、炎の脚はない。

玉馬旗は、赤地に青い炎の脚、白馬を描き、両膊に炎がある。

駃騠旗、赤質、青火焰脚、白馬を描く。

飛黄旗、赤質、赤火焰脚、形は馬の如く、色は黄、両翼あり。

騼䮷旗、青質、青火焰脚、獣を描く、形は馬の如く、白首、虎文、赤尾。

龍馬旗、赤質、青火焰脚、龍馬を描く。

麟旗、赤質、青火焰脚、麒麟を描く。

飛麟旗、赤質、青火焰脚、飛麟を描く、その形は五色の身、朱翼、両角、長爪。

黄鹿旗、赤質、青火焰脚、獣を描く、鹿の如くして色は深黄。

兕旗、赤質、青火焰脚、獣を描く、牛に似て、一角、青色。

犀牛旗、赤質、青火焰脚、犀牛を描く。

金牛旗、赤質、青火焰脚、獣を描く、形は牛の如く、金色。

白狼旗、赤質、青火焰脚、白狼を描く。

辟邪旗、赤質、赤火焰脚、獣を描く、形は鹿に似て、長尾、二角。

赤熊旗、赤質、赤火焰脚、獣を描く、熊の如く、色は黄。

三角獣旗、赤質、赤火焰脚、獣を描く、その首は白沢に類し、緑髮、三角、青質、白腹、跋尾は緑色。

角端旗、赤質、赤火焰脚、獣を描く、羊の如くして尾は小さく、頂に独角あり。

騶牙旗は、赤地に青い炎の脚、獣を描く。形は麋に似て、歯は前後一様に揃う。

太平旗は、赤地に青い炎の脚、金で蓮花四つを描き、上に金文字で「天下太平」と書く。

鵕䴊旗は、赤地に青い炎の脚、鳥を描く。山鷄に似て小さく、冠と背は黄色、腹は赤、項は緑、尾は紅。

蒼烏旗は、赤地に青い炎の脚、鳥を描く。烏のようで色は蒼い。

白澤旗は、赤地に赤い炎の脚、獣を描く。虎の頭に朱の髪、角があり、龍の体。

東方神旗は、緑地に赤い炎の脚、神人を描く。金の兜牟、金の鎧甲、剣を杖つく。以下四旗、描く神は同じ。

西方神旗は、白地に赤い炎の脚。

中央神旗は、黄地に赤い炎の脚。

南方神旗は、赤地に青い炎の脚。

北方神旗は、黒地に赤い炎の脚。

凡そ立仗の諸旗は、各々炎の脚三条、色は地色と同じ、長さ一丈五尺、旗竿の長さ二丈一尺。牙門、太平、萬歳の旗は、地の長さ一丈、横幅五尺。日、月、龍君、虎君の旗は、縦横ともに八尺。その他の旗は皆、縦長八尺、横幅六尺。

車輻は、朱漆塗り、八稜形、銅釘を施し、形は柯舒のよう。

吾杖は、朱漆塗り、両端を金で飾る。

鐙杖は、朱漆の棒の頭に、金塗りの馬鐙を標す。

殳は、矟に似て短く、両端を黒で飾り、中に雲気を描き、上に朱い絹の拂をつける。

骨朵は、朱漆の棒の先端に、金塗りの銅鎚を貫いたもの。

列絲骨朵は、骨朵と同じ作りで、紐絲丈を加えたもの。

臥瓜は、瓜の形を模した作りで、黄金を塗り、横に置き、朱漆の棒の先端を持つ。

立瓜は、瓜の形を模した作りで、黄金を塗り、縦に置き、朱漆の棒の先端を持つ。

長刀は、長さ一丈余り、上部が広く下部が狭く、片刃のもの。

儀刀は、銀で作り、紫の絲帉錔で飾る。

橫刀は、儀刀に似ているが刃が曲がり、鞘は鮫皮製で、鞗革の帉錔で飾る。

千牛刀は、長刀と同じ作り。

劍は、斑文の鞘で、鮫皮で飾り、劍の口は両刃。

班劍は、劍を作り、鞘は黄色の地に紫の斑文、金銅の装飾に紫の絲帉錔。

刀盾の刀は、長刀に似ているが柄が短く、木製で、青地に環があり、紫の絲帉錔。

刀盾の盾は、木で作り、赤地に異獣を描き、持つ者は右に刀、左に盾を持つ。

朱縢絡盾は、作りは同じで地を朱色にする。

綠縢絡盾は、作りは同じで地を緑色にする。

戟は、木で作り、枝があり、黄金を塗り、竿は朱漆。

小戟飛龍掌は、戟に似た形で、雲気を描き、上に飛掌を綴り、五色の帯を垂らし、末端に銅鈴を付け、掌は下が方形で上両角がやや尖り、その上に龍を描く。

鈒戟は、戟に似た形で、飛掌がなく横木がある。

矟は、木で作り、黒地に雲気を描き、上に刃を刻み、青色を塗る。五色の矟は同じ形で材質が異なる。

䂎は、戟に似た形で、鋒の両側がやや盛り上がり、下に鋭い鐏がある。

叉は、戟に似て短く、両端を青色で飾り、中央は白く、雲気を描き、上に紅糸の拂を綴る。

斧は、両刃で、斧を朱漆の竿の先に貫く。

鉞は、金を塗った鉄鉞で、単刃、後ろに朱の拂を結び、朱漆の竿。

劈正斧は、玉で作り、単刃、柄に金を塗り、鐏は銀。

儀鍠斧は、斧に似た形で、木を刻んで作り、柄は朱色、上に小錦の旛と五色の帯を綴る。

弓矢。

弩は、弓に似て臂がある。

服は、虎豹の皮で作り、あるいは緑色の文様を染め出し、金銅で装飾する。

靫は、黒革で作る。

籣は、弩矢を入れる室。

象鞴鞍は、五彩に装飾した明金の木蓮花座、緋色の刺繍で攀鞍の絛、紫の刺繍の襜襦と紅錦の屜、鍮石の蓮花跋塵、錦縁の氊盤、紅犛牛の尾の纓拂、胸攀と鞦を備える。攀上にはそれぞれ紅犛牛の尾の纓拂、鍮石の胡桃鈸子、杏葉の鉸具、緋皮の轡頭鉸具を帯びる。蓮花座の上に、金塗銀の香炉一つを置く。元初、占城・交趾・真臘を平定して後、毎年象を貢ぎ、析津坊の海子の南で飼育した。行幸の際には蕃官が騎乗して先導し、大駕を導き、巨輦を駕するのに用いた。

駝鼓は、金で装飾した鉸具を設け、花模様の毛氈の鞍褥と橐篋を備え、前の峰には黒い纛を立て、あるいは彩色の旗を立て、後の峰には小旗を立て、絡脳・当胸・後鞦には、いずれも毛組で轡勒とし、五色の瓘玉と毛結の纓絡を付け、周囲に銅鐸と小鏡を垂らし、上に一面の底付き銅掆小鼓を据え、一人がこれに乗り、毛縄で繋ぐ。凡そ行幸の際は、先ず駱駝で鼓を鳴らし、以て遠近を威圧し、また橋梁や伏水を試み、次に象を用いる。

騾鼓は、駝鼓に似て小さい。

馬鼓は、轡勒・後勒・当胸に、いずれも紅纓の拂と銅鈴を垂らし、杏葉の鉸具と金塗の𨥈を付け、上に雉尾を挿し、上に四足の小架を負い、上に革鼓一面を据え、一人が前を引く。凡そ行幸の際は、鼓を馬に負わせて先に馳せ、纛と並行する。

誕馬は、纓轡に緋色の涼鉄を用いる。

御馬は、鞍轡纓複を完備する。

珂馬は、銅面を付け、雉尾の鼻拂とし、胸上に銅杏葉と紅絲の拂を垂らし、また胸前と腹下に、いずれも攀を付け、銅鈴を垂らし、後に跋塵を付け、錦で尾を包む。

崇天鹵簿

中道。

頓遞隊:象六頭、金装の蓮座で飾り、香宝の鞍韂鞦轡と毛氈の勒、犛牛尾の拂、跋塵、鉸具を付ける。導者六人、馭者は南越軍六人、いずれも弓花角唐帽を被り、緋絁の銷金䙆衫を着て、鍍金の束帯を締め、烏鞾を履き、横に並んで前を行く。次に駝鼓九頭、鍍金の鉸具で飾り、轡に毛氈の籠と旗鼓纓槍を付ける。馭者九人、服は馭象者と同じ、中道に相次いで行く。次に舍人二人、四品の服、騎馬で左右に分かれ、駝を挟んで行く。次に青衣二人、武弁を被り、青絁衫を着て、青勒帛を締め、青鞾を履き、青杖を執る。次に清道官四人、本品の服、騎馬。次に信旛二本、執者二人、引護者四人、武弁を被り、黄絁の生色宝相花袍を着て、黄勒帛を締め、黄鞾を履く。次に騾鼓六頭、騾を鍍金の鉸具で飾り、轡に毛氈の籠と旗鼓纓槍を付ける。馭者六人、服は馭駝者と同じ。次に告止旛二本、執者二人、引護者四人、武弁を被り、緋絁の生色宝相花袍を着て、紅勒帛を締め、紅鞾を履く。次に傳教旛二本、執者二人、引護者四人、武弁を被り、黄絁の生色宝相花袍を着て、黄勒帛を締め、黄鞾を履き、並んで左右に分かれる。次に橋道頓遞使一人、本品の服、騎馬。中道に、舍人・清道官・橋道頓遞使の従者合わせて七人、錦帽を被り、紫䙆衫を着て、小銀の束帯を締め、行縢鞋襪を履く。後、凡そ従者の服は、皆これと同じ。

纛矟隊:金吾将軍二人、交角幞頭を被り、緋羅の繍抹額を付け、紫羅の繍辟邪裲襠を着て、紅錦の襯袍を着、錦螣蛇を付け、金帯を締め、烏鞾を履き、横刀を帯び、符を佩き、騎馬、左右に分かれる。次に弩を持って騎馬する者五人、錦帽を被り、青絁の生色宝相花袍を着て、銅帯を締め、緑雲鞾を履く。次に矟を持って騎馬する者五人、錦帽を被り、緋絁の生色宝相花袍を着て、銅帯を締め、朱雲鞾を履く。次に纛一本、執者一人、夾者四人、護者二人、皆錦帽を被り、紫の生色宝相花袍を着て、鍍金帯を締め、紫雲鞾を履く。押纛官二人、皆騎馬、本品の服。次に馬鼓四頭、飾りは騾鼓の如く、馭者四人、服は御騾者と同じ。次に弓矢を佩いて騎馬する者五人、服は執弩者と同じ。押衙四人、騎馬で剣を佩き、錦帽を被り、紫絁の生色宝相花袍を着て、鍍金帯を締め、雲頭鞾を履く。䂍矟者四人、騎馬、錦帽を被り、緋絁の生色宝相花袍を着て、銅帯を締め、朱鞾を履く。控馬八人、錦帽を被り、紫衫を着て、銀帯を締め、烏鞾を履く。次に矟を持って騎馬する者五人、服と佩き物は執弩者と同じ。金吾将軍・押纛官の従者四人、服は前隊と同じ。

朱雀隊:舍人一人、四品の服、騎馬で前を行く。次に朱雀旗一本、執者一人、引護者四人、錦帽を被り、緋絁の生色鳳花袍を着て、銅帯を締め、朱雲鞾を履き、皆剣を佩いて騎馬し、護者は弓矢を加える。次に金吾折衝一人、交角幞頭を被り、緋絁の繍抹額を付け、紫羅の繍辟邪裲襠を着て、紅錦の襯袍を着、金帯を締め、錦螣蛇を付け、烏鞾を履き、横刀を帯び、弓矢を佩いて騎馬し、甲騎合わせて二十五人を率いる。弩五人、次に弓五人、次に矟五人、次に弓五人、次に矟五人、皆甲騎冠を被り、朱画の甲を着て、青勒甲絛を締め、鍍金環を付け、白繍の汗胯を着け、束帯を締め、紅鞾を履き、弓箭器仗を帯び、馬は皆朱甲を着け、具装と珂飾を完備する。舍人・金吾折衝の従者合わせて二人、服は前隊と同じ。

十二旗隊:舍人一人、四品の服、騎馬で前を行く。金吾果毅二人、交角幞頭を被り、緋羅の繍抹額を付け、紫羅の繍辟邪裲襠を着て、紅錦の襯袍を着、金帯を締め、錦螣蛇を付け、烏鞾を履き、横刀を帯び、弓矢を佩き、騎馬、左右に分かれる。旗を引く騎士五人を率いる、皆錦帽を被り、黄の生色宝相花袍を着て、銀帯を締め、烏鞾を履く。次に風伯旗左、雨師旗右、雷公旗左、電母旗右、執者四人、騎馬、青甲騎冠を被り、緑甲を着て、青勒甲絛を締め、鍍金環を付け、白繍の汗胯を着け、束帯を締め、青雲鞾を履き、馬は皆青甲と珂飾を付ける。次に五星旗五本、執者五人、甲騎冠を被り、五色画の甲を着て、青勒甲絛を締め、鍍金環を付け、白繍の汗胯を着け、束帯を締め、五色鞾を履き、馬甲はその甲の色の如く、珂飾を付ける。次に北斗旗一本、執者一人、甲騎冠を被り、紫画の甲を着て、青勒甲絛を締め、鍍金環を付け、白繍の汗胯を着け、束帯を締め、紫雲鞾を履き、馬甲はその甲の色に従い、珂飾を付ける。左右摂提旗二本、執者二人、甲騎冠を被り、朱画の甲を着て、青勒甲絛を締め、鍍金環を付け、白繍の汗胯を着け、束帯を締め、紅雲鞾を履き、馬は朱甲と珂飾を付ける。副竿を執る者二人、騎馬、錦帽を被り、黄の生色宝相花袍を着て、銀帯を締め、烏鞾を履く。矟を執って護衛する者五人、騎馬、服は副竿を執る者と同じ。舍人・金吾果毅の従者合わせて三人、服は前隊と同じ。

門旗隊:舍人二人、四品の服。監門将軍二人、皆交角幞頭を被り、緋絁の繍抹額を付け、紫羅の繍師子裲襠を着て、紅錦の襯袍を着、金帯を締め、烏鞾を履き、横刀を帯び、弓矢を佩き、騎馬、馬甲・珂飾を完備する。次に門旗二本、執者二人、錦帽を被り、緋絁の生色師子文袍を着て、銅革帯を締め、紅雲鞾を履き、剣を帯びて騎馬する。引護者四人、服と佩き物は執者と同じで、弓矢を加え、騎馬する。次に監門校尉こうい二人、騎馬、服と佩き物は監門将軍と同じ、左右に分かれて行く。次に鸞旗一本、執者一人、引護者四人、錦帽を被り、五色絁の生色瑞鸞花袍を着て、束帯を締め、五色雲鞾を履き、剣を佩き、護人は弓矢を加え、皆騎馬する。舍人・監門将軍・監門校尉の従者合わせて六人、服は前隊と同じ。

雲和楽:雲和署令二人、朝服を着し、騎乗し、左右に分かれる。先導する者は十六人、戯竹二、排簫四、簫管二、龍笛二、板二、歌工四、皆展角花幞頭を戴き、紫絁生色雲花袍、鍍金帯、紫鞾を着用。次に琵琶二十、箏十六、箜篌十六、𥱧十六、方響八、頭管二十八、龍笛二十八、以上工人百三十二人、皆花幞頭、緋絁生色雲花袍、鍍金帯、朱鞾を着用。次に杖鼓三十、工人は花幞頭、黄生色花襖、紅生色花袍、錦臂韝、鍍金帯、烏鞾を着用。次に板八、工人の服色は琵琶工人と同じ。次に大鼓二、工人十人、服色は杖鼓工人と同じ。雲和署令の従者二人、服装は前隊と同じ。

殿中黄麾隊:舎人二人、四品の服。殿中侍御史二人、本品の服、皆騎乗。次に黄麾一、執る者一人、夾む者二人、騎乗、武弁、緋絁生色宝相花袍、紅勒帛、紅雲鞾。舎人・殿中侍御史の従者合わせて四人、服装は前隊と同じ。

太史鉦鼓隊:太史一人、本品の服、騎乗。交龍掆鼓を左に、金鉦を右に引き、舁ぐ者四人、工人二人、皆武弁、緋絁生色宝相花袍、紅勒帛、紅鞾。次に司辰郎一人、左、典事一人、右、共に四品の服、騎乗。太史・司辰郎・典事の従者三人、服装は前隊と同じ。

武衛鈒戟隊:武衛将軍一人、交角幞頭、緋羅繡抹額、紫羅繡瑞鷹裲襠、紅錦襯袍、錦螣蛇、金帯、横刀、騎乗。五色繡旛一、金節八、䍐右、𦌎左、朱雀・青龍・白虎幢三、横布導蓋一、中道叉四を率いる。武衛果毅二人、服装・佩用は武衛将軍と同じ。鈒二十、戟二十、徒歩の者五十九人、武弁、緋絁生色宝相花袍、紅勒帛、紅鞾。武衛将軍・武衛果毅の従者合わせて三人、服装は前隊と同じ。

龍墀旗隊:舎人二人、四品の服。中郎将二人、服装・佩用は鈒戟隊の武衛将軍と同じ、騎乗し、左右に分かれる。騎士合わせて二十四人を率い、旗を執る者八人。天下太平旗、中道、中嶽帝旗左、中央神旗右。次に日旗左、月旗右。次に祥雲旗二、左右に分かれる。次に皇帝万歳旗、中道。執る者は皆黄絁巾、黄絁生色宝相花袍、黄勒帛、黄雲鞾、横刀。引く者八人、青絁巾、青絁生色宝相花袍、青勒帛、青雲鞾、横刀、弓矢を執る。護る者八人、緋絁巾、緋絁生色宝相花袍、紅勒帛、紅雲鞾、横刀、弓矢を執る。舎人・中郎将の従者合わせて四人、服装は前隊と同じ。

御馬隊:舎人二人、四品の服。左右衛将軍二人を引き、緋羅繡抹額、紫羅繡瑞馬裲襠、紅錦襯袍、錦螣蛇、金帯、烏鞾、横刀、皆騎乗し、左右に分かれて行進。御馬十二匹、左右に分かれ、纓轡鞍複で飾る。馭士・控鶴二十四人、交角金花幞頭、紅錦控鶴襖、金束帯、䩺鞋。次に尚乗奉御二人、四品の服、騎乗し、左右に分かれて行進。舎人・左右衛将軍の従者四人、服装は前隊と同じ。

拱衛控鶴第一隊:拱衛指揮使二人、本品の服、騎乗し、左右に分かれる。歩士合わせて二百五十二人を率い、剣を負う者三十人、次に吾杖を執る者五十人、次に斧を執る者五十人、次に鐙杖を執る者六十人、次に列絲骨朵を執る者三十人、皆左右に分かれる。次に金水瓶を携える者一人、左、金盆を携える者一人、右。次に列絲骨朵を執る者三十人、皆左右に分かれ、皆金縷額交角幞頭、青質孫控鶴襖、塗金荔枝束帯、䩺鞋。拱衛指揮使の従者二人、服装は前隊と同じ。

安和楽:安和署令二人、本品の服、騎乗し、左右に分かれて行進。押職二人を率い、弓角鳳翅金花幞頭、紅質孫加襴袍、金束帯、花鞾。次に扎鼓八、二重をなす、次に和鼓一、中道、次に板二、次に龍笛四、次に頭管二、次に羌笛二、次に笙二、次に𥱧二、左右に行進、次に雲璈一、中道、工人二十四人、皆弓角鳳翅金花幞頭、紅錦質孫襖、金荔枝束帯、花鞾。従者二人、服装は前隊と同じ。

金吾援宝隊:舎人二人、四品の服。金吾将軍二人を引き、交角幞頭、緋羅繡抹額、紫羅繡辟邪裲襠、紅錦襯袍、錦螣蛇、横刀、弓矢を佩き、皆騎乗し、左右に分かれる。前引駕十二重、甲士十二騎、弩四、次に弓四、次に矟四、三重をなす。次に香案二、金炉・合各二、左右に分かれ、舁士十六人、侍香二人、騎乗して従う。次に典瑞使二人、本品の服、騎乗して左右より八宝を引く。受命宝左、伝国宝右、次に天子之宝左、皇帝之宝右、次に天子行宝左、皇帝行宝右、次に天子信宝左、皇帝信宝右。各宝輿の盝は、銷金蒙複、襯複、案輿は紅銷金衣、龍頭竿、結綬、舁士八人、朱団扇四人、合わせて九十六人、皆交角金花幞頭、青紅錦質孫襖、各輿前は青、後は紅、金束帯、䩺鞋。援宝三十人、交角金花幞頭、窄紫衫、銷金紅汗胯、金束帯、烏鞋、金縷黒杖を執る。次に符宝郎二人、四品の服、騎乗し、左右に分かれる。次に金吾果毅二人、服装・佩用は金吾将軍と同じ、騎乗し、左右に分かれる。次に矟四人、次に弓四人、次に弩四人、三重をなす。舎人・金吾将軍・侍香・典瑞使・符宝郎・金吾果毅の従者合わせて十二人、服装は前隊と同じ。

殿中繖扇隊:舎人二人、四品の服、騎乗し、左右に分かれる。騎乗して旗を執る者四人を率い、日月合璧旗左、五星連珠旗右、次に金龍旗左、金鳳旗右、黄絁巾、黄絁生色宝相花袍、黄勒帛、黄鞾、剣を佩く。騎乗して旗を引く者四人、青絁巾、青絁生色宝相花袍、青勒帛、青鞾、剣を佩き、弓矢を執る。騎乗して旗を護る者四人、紅絁巾、紅絁生色宝相花袍、紅勒帛、紅鞾、剣を佩き、弓矢を執る。次に朱団扇十六、次に小雉扇八、次に中雉扇八、次に大雉扇八、十重をなし、一重に四人。次に曲蓋二、紅方繖二、次に紫方繖二、次に華蓋二、次に大繖二、執る者五十人、武弁、紅絁生色宝相花袍、紅勒帛、紅鞾。舎人の従者二人、服装は前隊と同じ。

控鶴圍子隊:圍子頭一人、骨朵を執り、中道を行く。交角幞頭、緋錦の質孫襖、鍍金の荔枝帯、䩺鞋。圍子を執る者十六人を率いる。左右に分かれ、交角金花幞頭、白襯肩、青錦の質孫襖、鍍金の荔枝帯、䩺鞋。次に朱繖、中道。次に金脚踏左、金椅右、服は圍子頭の如し。拱えい指揮使一人、本品の服、騎乗、中道。控鶴二十人、服は同上。拱衞指揮使の従者二人、服は前隊と同じ。

天楽一部:天楽署令二人、本品の服、騎乗、左右に分かれる。押職二人を率いる。弓角鳳翅金花幞頭、紅錦の質孫襖、襴を加え、金束帯、花鞾。次に琵琶二、箜篌二、火不思二、板二、箏二、胡琴二、笙二、頭管二、龍笛二、響鉄一、工人十八人、徒二人、皆、弓角鳳翅金花幞頭、紅錦の質孫襖、鍍金束帯、花鞾。

控鶴第二隊:僉拱衞司事二人、本品の服、騎乗、左右に分かれる。歩士合わせて七十四人を率いる。立瓜を執る者三十六人、左右に分かれる。次に金杌を捧げる者一人左、鞭桶を執る者一人右。次に鞍を蒙る者一人左、繖手一人右。次に立瓜を執る者三十四人、左右に分かれる。皆、交角金花幞頭、緋錦の質孫襖、鍍金の荔枝帯、䩺鞋。僉拱衞司事の従者二人、服は前隊と同じ。

殿中導従隊:舍人二人、四品の服、騎乗、左右。香鐙案一を導く。黄銷金の盤龍衣、金炉合、結綬、龍頭竿。舁者十二人、交角金花幞頭、紅錦の質孫控鶴襖、鍍金束帯、䩺鞋。侍香二人、騎乗、左右に分かれる。次に警蹕三人、交角幞頭、紫の窄袖衫、鍍金束帯、烏鞾。次に舍人二人、四品の服、騎乗。天武官二人を導く。金鉞を執り、金鳳翅の兜牟、金鎖甲、青勒甲絛、金環繡の汗胯、金束帯、馬珂の飾り。次に金骨朵二、次に幢二、次に節二、左右に分かれる。次に金水盆左、金椅右。次に蒙複左、副執椅右。次に金水瓶・鹿盧左、銷金の浄巾右。次に金香毬二、金香合二、左右に分かれる。次に金唾壺左、金唾盂右。金拂四、扇十、左右に分かれる。次に黄繖、中道、繖衣が従う。騎士合わせて三十人、服は警蹕の如く、白繡の汗胯を加える。歩卒四人、椅を執る者二人、蒙複一人、繖衣一人。服は香鐙を舁ぐ徒の如し。舍人・天武官の従者合わせて六人、服は前隊と同じ。

控鶴第三隊:拱衞直鈐轄二人、本品の服、騎乗。臥瓜を執る者八十人を導く。服は第二隊の如し。

導駕官:引進使二人、左右に分かれて前行。次に給事中一人左、起居注一人右。侍御史一人左、殿中侍御史一人右。次に翰林学士一人左、集賢学士一人右。次に御史中丞一人左、同知枢密院事一人右。次に御史大夫一人左、知枢密院事一人右。次に侍儀使四人、中書侍郎二人、黄門侍郎二人、侍中二人、皆、左右に分かれる。次に儀仗使一人左、鹵簿使一人右。次に礼儀使二人、左右に分かれる。劈正斧を執る者一人、中道。次に大礼使一人左、太尉一人右、皆、本品の服、騎乗。従者三十人、ただ劈正斧を執る官の従者二人のみ、服は前隊と同じ。

羽林宿衞:舍人二人、四品の服、前行。次に羽林将軍二人、交角幞頭、緋羅繡の抹額、紫羅繡の瑞鷹裲襠、紅錦の襯袍、錦螣蛇、金帯、烏鞾、横刀、弓矢を佩び、皆、騎乗、左右に分かれる。宿衞騎士二十人を率いる。骨朵を執る者六人、次に短戟を執る者六人、次に斧を執る者八人、皆、弓角金鳳翅幞頭、紫袖細摺の辮線襖、束帯、烏鞾、横刀。舍人・羽林将軍の従者合わせて四人、服は前隊と同じ。

検校官:中道の外、外仗の内に分布す。頓遞隊、監察御史二人、本品の服。次に纛矟隊、循仗検校官二人。次に朱雀隊、金吾中郎将二人、皆、交角幞頭、緋羅繡の抹額、紫羅繡の辟邪裲襠、紅錦の襯袍、錦螣蛇、金帯、烏鞾、儀刀を佩び、弓矢を加える。次に十二旗隊、兵部侍郎二人、本品の服。次に門旗隊、糾察儀仗官二人、本品の服。次に雲和楽部、金吾将軍二人、服佩は金吾中郎将の如し。知隊仗官二人、本品の服。次に武衞鈒戟隊、監察御史二人、本品の服。次に外道左右牙門巡仗、監門中郎将二人、交角幞頭、緋羅繡の抹額、紫羅繡の獅子裲襠、紅錦の襯袍、錦螣蛇、金帯、烏鞾、儀刀、弓矢を佩ぶ。次に金吾援宝隊、兵部尚書二人、次に循仗検校官二人。次に殿中繖扇隊、監察御史二人、次に礼部尚書二人、皆、本品の服。次に圍子隊、知隊仗官二人。次に金吾大将軍二人、服は金吾将軍と同じ、各、犦矟を従える。次に殿中導従隊、糾察儀仗官二人。次に循仗検校官二人。次に羽林宿衞隊、左点検一人左、右点検一人右、紫羅繡の瑞麟裲襠、その余は金吾大将軍と同じ。大黄龍負図旗二を率いる。執る者二人、夾む者八人、騎乗、錦帽、五色絁巾、五色絁の生色雲龍袍、塗金束帯、五色雲鞾、剣を佩び、夾む者は弓矢を加え、並んで中道を行く。控鶴の外、外仗の内。前後検校、仗内知班六人、展角幞頭、紫窄衫、塗金束帯、烏鞾。承奉班都知一人、太常博士一人、皆、朝服、騎乗、検校官と同じ。前後巡察宿直将軍八人、服佩は左右点検と同じ、輅を夾み三衞を検校す。

陪輅隊:誕馬二匹、珂で飾り、纓轡、青い鞍敷。乗黄令二人、本品の服、左右に分かれる。次に殿前将軍二人、交角幞頭、緋羅に抹額を刺繍、紫羅に辟邪の裲襠を刺繍、紅錦の襯袍、錦の螣蛇、金帯、烏鞾、横刀、騎乗。玉輅、太僕卿が馭し、本品の服。千牛大将軍が驂乗、交角幞頭、紅抹額、瑞牛の裲襠を刺繍、紅錦の襯袍、錦の螣蛇、金帯、烏鞾、横刀。左右衞将軍、服は千牛大将軍の如し、ただ裲襠に瑞虎の文を刺繍す。陪輅の輅馬六匹、珂で飾り、纓轡、青い鞍敷、牽套鞶帯。歩卒合わせて八十二人、馭士四人、駕士六十四人、行馬二人、踏道八人、推竿二人、托叉一人、梯一人、皆平巾、青幘、青に雲龍花を刺繍した袍、塗金の束帯、青鞾。教馬官二人、進輅職長二人、皆本品の服。夾輅将軍二人、金鳳翅の兜牟、金鎖甲、絛環、汗胯を刺繍、金束帯、緑雲花の鞾。青瀝水扇二。次に千牛備身二人、皆左右に分かれ、交角幞頭、緋羅に抹額を刺繍、紫羅に瑞牛の裲襠を刺繍、紅錦の襯袍、金帯、烏鞾、横刀、弓矢を佩く。献官二人、殿中監六人、内侍十人、皆本品の朝服、騎乗、左右に分かれる。千牛備身の後、騎乗して弓矢を執る者十人、尚衣奉御四人、尚食奉御二人、尚薬奉御二人、皆騎乗、本品の服。次に腰輿、黄紵絲に金を描き出した雲龍の蒙複、歩卒合わせて十三人、舁く者八人、道扇四人、黄繖一人、皆交角金花の幞頭、紅質孫の控鶴襖、金束帯、䩺鞋。尚舎奉御二人、騎乗〔左〕、尚輦奉御二人、騎乗右、皆朝服。従者三十四人、服は前隊と同じ。

大神牙門旗隊:都点検一人、騎乗、交角幞頭、緋羅に抹額を刺繍、紫羅に瑞麟の裲襠を刺繍、紅錦の襯袍。次に監門大将軍二人、左右に分かれ、騎乗、服は都点検の如し、ただ裲襠に紫で獅子の文を刺繍す。門は凡そ三重。親衞郎将が甲士を率い、左右に分かれ、輅を挟んで陣し、輅の後ろを巡り出て、氅を執る者二と合し、第一の門を為す。翊衞郎将が護尉を率い、親衞を挟んで陣し、輅の後ろを巡り出て、合して第二の門を為し、監門校尉二人、騎乗。左右衞大将軍が甲士を率い、五色の龍鳳旗を執り、護尉を挟んで陣し、輅の後ろを巡り出て、牙門旗二と合し、第三の門を為し、監門校尉二人がこれを主る。服色は外仗に詳述。

雲和楽後部:雲和署丞二人、本品の服、騎乗、左右に分かれる。前行を率い、戯竹二、排簫二、簫管二、歌工二、凡そ十人、皆騎乗、花幞頭、紫絁の生色花袍、塗金帯、烏鞾。次に琵琶四、箏四、箜篌四、𥱧四、頭管六、方響二、龍笛六、杖鼓十、工四十人、皆騎乗、服は上と同じ、ただ絁の色は紅。従者二人、服は前隊と同じ。

後黄麾隊:玄武幢一、絳麾二、徒三人、皆武弁、紫絁の生色亀雲花袍、紫羅の勒帛、紫鞾。次に黄麾、執る者一人、挟む者二人、皆騎乗。豹尾一、執る者一人、挟む者二人、皆騎乗、武弁、紫生色の宝相花袍、紫勒帛、紫鞾。

玄武黒甲掩後隊:金吾将軍一人、騎乗、中道、交角幞頭、緋羅に抹額を刺繍、紫羅に辟邪の裲襠を刺繍、紅錦の襯袍、金帯、錦の螣蛇、烏鞾、佩刀。後衞指揮使二人、騎乗、左右に分かれ、服は各衞指揮使と同じ、甲騎五十七人を率いる。玄武旗一、執る者一人、挟む者二人。小金龍鳳黒旗二、執る者二人、皆黒兜牟、金で飾り、黒甲絛環、汗胯、束帯、鞾、弓矢器仗を帯び、馬は黒金色の獅子甲、珂で飾る。矟四十人、弩十人、黒兜牟、黒甲絛環、汗胯、束帯、鞾、弓矢器仗を帯び、馬は黒甲、珂で飾る。執衞司の犦矟二人、錦帽、紫生色の辟邪文袍、鍍金帯、烏鞾。従者三人、服は前隊と同じ。

外仗

金鼓隊:金鼓旗二、執る者二人、引護者八人、皆五色絁巾、生色宝相花の五色袍、五色勒帛、鞾、佩剣、引護者は弓矢を加え、左右に分かれる。次に折衝都尉二人、交角幞頭、緋羅に抹額を刺繍、紫羅に辟邪の裲襠を刺繍、紅錦の襯袍、金帯、錦の螣蛇、騎乗。歩士凡そ百二十人を率いる、鼓二十四人、鉦二十四人、並びに黄絁巾、黄絁の生色宝相花袍、黄勒帛、黄鞾。角二十四人、紅絁巾、紅絁の生色宝相花袍、紅勒帛、紅鞾。車輻棒二十四人、長刀二十四人、並びに金で飾った青兜牟、青甲絛環、白に汗胯を刺繍、束帯、青雲鞾。

清游隊:舎人二人、四品の服、騎乗して先導。金吾折衝二人、交角幞頭、緋羅に抹額を刺繍、紫羅に辟邪の裲襠を刺繍、紅錦の襯袍、金帯、錦の螣蛇、横刀、弓矢を佩き、騎乗、左右に分かれ、歩士凡そ百十人を率いる。白沢旗二、執る者二人、引護者八人。次に弩を執る者二十人、次に矟を執る者二十人、次に弓を執る者二十人、次に矟を執る者二十人、次に弓を執る者二十人、皆甲騎冠、金で飾り、緑に画いた甲絛環、白に汗胯を刺繍、束帯、緑雲鞾、弓矢器仗を佩き、馬は金で飾り朱に画いた甲、珂で飾り、左右に分かれる。

佽飛隊:鉄甲の佽飛、矟を執る者十二人、甲騎冠、鉄甲、弓矢器仗を佩き、馬は鉄甲、珂で飾る。次に金吾果毅二人、交角幞頭、緋絁に抹額を刺繍、紫羅に辟邪の裲襠を刺繍、紅錦の襯袍、金帯、錦の螣蛇、横刀、弓矢、騎乗。次に虞候佽飛、弩を執る者二十人、錦帽、紅生色の宝相花袍、塗金帯、烏鞾。

殳仗〔前〕隊:領軍将軍二人、交角幞頭、緋絁に抹額を刺繍、紫羅に白沢の裲襠を刺繍、紅錦の襯袍、金帯、錦の螣蛇、烏鞾、横刀、騎乗。歩士五十人を率いる、殳を執る者二十五人、叉を執る者二十五人、錯雑して左右に分かれ、皆五色絁の生色巾、宝相花の五色袍、五色勒帛、五色雲頭鞾。領軍将軍の従者二人、錦帽、紫䙆衫、小銀の束帯、行縢、鞋韈。

諸衛馬前隊:舍人二人、四品の服を着し、騎馬で先導する。左右衛郎将二人、交角幞頭をかぶり、緋色の絁に刺繍した抹額、紫の刺繍瑞馬裲襠、紅錦の襯袍、金帯、錦の螣蛇、烏鞾、横刀を佩き、弓矢を佩び、騎馬し、左右に分かれ、騎士百五十六人を率いる。前には辟邪旗が左、応龍旗が右、次に玉馬旗が左、三角旗が右、次に黄龍負図旗が左、黄鹿旗が右、次に飛麟旗が左、駃騠旗が右、次に鸞旗が左、鳳旗が右、次に飛黄旗が左、麒麟旗が右。旗を執る者十二人、生色の黄袍、巾、勒帛、鞾。旗を引く者十二人、服は執る者と同じだが、袍の色は青のみ。旗を護る者十二人、生色の紅袍、巾、勒帛、鞾。弓を執る者六十人、錦帽、青生色の宝相花袍、塗金帯、烏鞾。矟を執る者六十人、服は弓を執る者のようだが、袍の色は紅のみ。各旗ごとに、弓五、矟五。従者四人、服は前隊と同じ。

二十八宿前隊:舍人二人、四品の服を着し、騎馬で先導する。領軍将軍二人、紫羅に白澤を刺繍した裲襠、その他は前隊と同じ。左右衛郎将は皆騎馬し、歩士百十二人を率いる。前には井宿旗が左、参宿旗が右、各々五つの盾が従う。次に鬼宿旗が左、觜宿旗が右、各々五つの弓が従う。次に柳宿旗が左、畢宿旗が右、各々五つの盾が従う。次に星宿旗が左、昴宿旗が右、各々五つの盾が従う。次に張宿旗が左、胃宿旗が右、各々五つの弓が従う。次に翼宿旗が左、婁宿旗が右、各々五つの䂎が従う。次に軫宿旗が左、奎宿旗が右、各々五つの盾が従う。旗を執る者十四人、生色の黄袍、巾、勒帛、鞾。旗を引く者十四人、服は執る者のようだが、袍と巾の色は青のみ。旗を護る者十四人、服は執る者のようだが、袍と巾の色は紅のみ。刀と盾を執る者三十人、弓矢を執る者二十人、䂎を執る者二十人、皆五色の兜牟、甲、絛環、白繍の汗胯、束帯、五色雲鞾。舍人、領軍将軍の従者四人、服は前隊と同じ。

左右領軍黄麾仗前隊:舍人二人、四品の服を着し、騎馬で先導する。領軍将軍二人、服と佩き物は二十八宿旗隊の領軍将軍のようであり、騎馬し、左右に分かれ、歩士合わせて百五十人を率いる。絳引旛十、次に龍頭竿繡氅十、皆左右に分かれる。次に江瀆旗が左、濟瀆旗が右。次に小戟十、次に弓十、皆左右に分かれる。次に南方神旗が左、西方神旗が右。次に鍠十、次に緑縢絡盾に刀を加えたもの十、皆左右に分かれる。次に南嶽帝旗が左、西嶽帝旗が右。次に龍頭竿氅十、次に朱縢絡盾に刀を加えたもの十、皆左右に分かれる。次に南天王旗が左、西天王旗が右。次に小戟十、次に弓十、皆左右に分かれる。次に龍君旗が左、虎君旗が右。次に鍠十、次に緑縢絡盾に刀を加えたもの十、皆左右に分かれる。執る者百三十人、武弁、五色生色の宝相花袍、勒帛、鞾。旗を引く者十人、青生色の宝相花袍、巾、勒帛、鞾。旗を護る者十人、服は同じだが、袍と巾の色は紅のみ。

殳仗後隊:領軍将軍二人、騎馬し、歩士合わせて五十人を率いる。殳二十五、叉二十五、左右に交錯して分かれる、服と佩き物は前隊と同じ。

左右牙門旗隊:監門将軍二人、騎馬し、紫に獅子を刺繍した裲襠、その他は殳仗隊の領軍将軍の服と佩き物のようである。次に牙門旗四、各旗ごとに執る者一人、引いて夾む者二人、皆黄絁の巾、黄絁生色の宝相花袍、黄勒帛、黄雲鞾、皆騎馬する。次に監門校尉二人、騎馬し、服と佩き物は監門将軍と同じ。従者四人、服は前隊と同じ。

左右青龍白虎隊:舍人二人、四品の服を着し、騎馬で先導する。領軍将軍二人、服と佩き物は殳仗隊の領軍将軍と同じ、騎馬し、左右に分かれ、甲士合わせて五十六人を率いる、騎馬する。青龍旗が左、執る者一人、夾む者二人、従う者に弩を執る者五人、弓を執る者十人、矟を執る者十人、皆青甲騎冠をかぶり、青鉄甲、青絛金環、束帯、白繍汗胯、青雲鞾。白虎旗が右、執る者一人、夾む者二人、従う者に弩を執る者五人、弓を執る者十人、矟を執る者十人、皆白甲騎冠をかぶり、白鉄甲、青絛金環、束帯、白繍汗胯、白雲鞾。舍人、領軍将軍の従者四人、服は前隊と同じ。

二十八宿後隊:舍人二人、四品の服を着し、騎馬で先導する。領軍将軍二人、騎馬し、左右に分かれ、歩士百十二人を率いる。角宿旗が左、壁宿旗が右、各々弓を執る者五人が従う。次に亢宿旗が左、室宿旗が右、各々䂎を執る者五人が従う。次に氐宿旗が左、危宿旗が右、各々盾を執る者五人が従う。次に房宿旗が左、虚宿旗が右、各々弓を執る者五人が従う。次に心宿旗が左、女宿旗が右、各々䂎を執る者五人が従う。次に尾宿旗が左、牛宿旗が右、各々盾を執る者五人が従う。次に箕宿旗が左、斗宿旗が右、各々弓を執る者五人が従う。舍人、領軍将軍の従者四人、旗を執り、夾み、引き、従う者の服と佩き物は、皆前隊と同じ。

諸衛馬後隊:舍人二人、四品の服を着し、騎馬で先導する。左右衛果毅都尉二人、騎馬し、左右に分かれ、衛士百五十六人を率いる。角端旗が左、赤熊旗が右、次に兕旗が左、太平旗が右、次に騼䮷旗が左、騶牙旗が右、次に犀牛旗が左、鵕䴊旗が右、次に蒼烏旗が左、白狼旗が右、次に龍馬旗が左、金牛旗が右。舍人、左右衛果毅都尉の従者四人、旗を執り、夾み、引き、従う者の服と佩き物は、前隊と同じ。

左右領軍黄麾後隊:舍人二人、四品の服を着し、騎馬で先導する。領軍将軍二人、騎馬し、左右に分かれ、歩士百六十人を率いる。龍頭氅十、次に朱縢絡盾に刀を加えたもの十、皆左右に分かれる。次に吏兵旗が左、力士旗が右。次に小戟十、次に弓十、皆左右に分かれる。次に東天王旗が左、北天王旗が右。次に鍠十、次に緑縢絡盾に刀を加えたもの十、皆左右に分かれる。次に東嶽帝旗が左、北嶽帝旗が右。次に龍頭竿氅十、次に朱縢絡盾に刀を加えたもの十、皆左右に分かれる。次に東方神旗が左、北方神旗が右。次に小戟十、次に弓十、皆左右に分かれる。淮瀆旗が左、河瀆旗が右。次に鍠十、次に緑縢絡盾に刀を加えたもの十、皆左右に分かれる。次に絳引旛十、左右に分かれ、後方を掩う。舍人、領軍将軍の従者四人、旗を執り、夾む者の服と佩き物は、並びに前隊と同じ。

左右衛儀刀班剣隊:舍人二人、四品の服を着し、騎馬で先導する。左右衛中郎将二人、交角幞頭、緋羅に刺繍した抹額、紫羅に瑞馬を刺繍した裲襠、紅錦の襯袍、錦の螣蛇、金帯、烏鞾、騎馬し、左右に分かれる。歩士合わせて四十人を率いる、班剣二十人、儀刀二十人、皆錦帽、紅生色の宝相花袍、塗金束帯、烏鞾。舍人、左右衛中郎将の従者四人、服は前隊と同じ。

供奉宿衛歩士隊:供奉中郎将二名、交角幞頭を戴き、緋絁に刺繍した抹額、紫羅に瑞馬を刺繍した裲襠、紅錦の襯袍、錦の螣蛇、金帯、烏鞾、横刀を佩び、弓矢を佩び、騎乗し、左右に分かれて、歩士合わせて五十二名を率いる。短戟を執る者十二名、次に列絲を執る者十二名、次に叉戟を執る者十二名、次に斧を執る者十六名、左右に分かれて、玉輅の行に夾し従う。皆、弓角金鳳翅幞頭を戴き、紫細摺の辮線襖、塗金の束帯、烏鞾を着用する。

親衛歩甲隊:親衛郎将二人、服は供奉中郎将と同じ、騎乗し、左右に分かれて、歩士合わせて百四十八名を率いる。龍頭竿氅を執る者四名、次に小戟を執る者十名、次に氅を執る者二名、次に儀鍠を執る者十名、次に氅を執る者二名、次に小戟を執る者十名、次に氅を執る者二名、次に儀鍠を執る者十名、次に氅を執る者二名、次に小戟を執る者十名、次に氅を執る者二名、次に儀鍠を執る者十名、次に氅を執る者二名、次に小戟を執る者十名、次に氅を執る者二名、次に儀鍠を執る者十名、次に氅を執る者二名、次に小戟を執る者十名、皆左右に分かれて、供奉宿衛隊を夾し従う。次に氅を執る者二名、次に儀鍠を執る者十名、次に氅を執る者二名、次に小戟を執る者十名、次に氅を執る者二名、次に儀鍠を執る者十名、次に氅を執る者二名、宿衛隊の後ろを折れ曲がり巡り、その端を合わせて門とする。兵士は皆、金の兜牟、甲冑、青い勒甲絛、金環、緑雲鞾を着用する。

翊衛護尉隊:翊衛郎将二人、服は親衛郎将と同じ、騎乗する。護尉騎士百二名を率いる。皆、交角金花幞頭を戴き、窄袖の紫衫、紅銷金の汗胯、塗金の束帯、烏鞾を着用する。金装の骨朵を執り、左右に分かれて親衛隊を夾し従い、隊の後ろを折れ曲がり巡り、その端を合わせて第二の門とする。

左右衛甲騎隊:左右衛大将軍二人、服は翊衛郎将の如く、騎士百名を率いる。青龍旗を執る者五名左、青鳳旗を執る者五名右。次に赤龍旗を執る者五名左、赤鳳旗を執る者五名右。次に黄龍旗を執る者五名左、黄鳳旗を執る者五名右。次に白龍旗を執る者五名左、白鳳旗を執る者五名右。次に黒龍旗を執る者五名左、黒鳳旗を執る者五名右。次に五色鳳旗二十五が左に、五色龍旗二十五が右に位置し、輅の後ろを曲がり巡り、牙門旗と合わさって第三の門をなす。兵士は皆、甲騎冠を戴き、金飾り、朱画の甲、青い勒甲絛、鍍金の環、白繍の汗胯、紅鞾を着用し、弓矢器仗を佩び、馬は青金毛獅子甲を着け、珂で飾る。

左衛青甲隊:左衛指揮使二人、騎乗し、紫羅に彫虎を刺繍した裲襠を着用し、その他は左右衛大将軍と同じ、騎士三十八名を率いる。大青龍旗を執る者一名左、大青鳳旗を執る者一名右、次に小青龍旗を執る者一名左、小青鳳旗を執る者一名右、次に大青鳳旗を執る者一名左、大青龍旗を執る者一名右、各旗に従って青矟を執る者四名ずつ。次に小青鳳旗を執る者一名左、小青龍旗を執る者一名右、皆に従って青矟を執る者三名ずつ。皆、青兜牟、金飾りの青画甲、青絛、塗金の環、汗胯、束帯、鞾を着用し、弓矢器仗を佩び、馬は青金毛獅子甲を着け、珂で飾る。門に沿って折れ曲がり巡る。

前衛赤甲隊:前衛指揮使二人、騎乗し、服佩は左衛指揮使と同じ、騎士合わせて四十八名を率いる。大赤鳳旗を執る者一名左、大赤龍旗を執る者一名右。次に小赤鳳旗を執る者一名左、小赤龍旗を執る者一名右、次に大赤龍旗を執る者一名左、大赤鳳旗を執る者一名右、次に小赤龍旗を執る者一名左、小赤鳳旗を執る者一名右、各旗に従って朱矟を執る者四名ずつ。次に大赤鳳旗を執る者一名左、大赤龍旗を執る者一名右、皆に従って朱矟を執る者三名ずつ。皆、朱兜牟、金飾りの朱画甲、絛環、汗胯、束帯、鞾を着用し、弓矢器仗を佩び、馬は朱甲を着け、珂で飾る。従者二名、服は前隊と同じ。門に沿って折れ曲がり巡る。

中衛黄甲隊:中衛指揮使二人、騎乗し、服は前衛指揮使と同じ、騎士合わせて五十八名を率いる。大黄龍旗を執る者一名左、大黄鳳旗を執る者一名右、次に小黄龍旗を執る者一名左、小黄鳳旗を執る者一名右、次に大黄鳳旗を執る者一名左、大黄龍旗を執る者一名右、次に小黄鳳旗を執る者一名左、小黄龍旗を執る者一名右、次に大黄龍旗を執る者一名左、大黄鳳旗を執る者一名右、各旗に従って黄矟を執る者四名ずつ。次に小黄龍旗を執る者一名左、小黄鳳旗を執る者一名右、皆に従って黄矟を執る者三名ずつ。皆、黄兜牟、金飾りの黄甲、絛環、汗胯、束帯、鞾を着用し、弓矢器仗を佩び、馬は黄甲を着け、珂で飾る。従者二名、服は前隊と同じ。門に沿って折れ曲がり巡る。

右衛白甲隊:右衛指揮使二人、騎乗し、服は中衛指揮使と同じ、騎士合わせて七十四名を率いる。大白鳳旗を執る者一名左、大白龍旗を執る者一名右、次に小白鳳旗を執る者一名左、小白龍旗を執る者一名右、次に大白龍旗を執る者一名左、大白鳳旗を執る者一名右、次に小白龍旗を執る者一名左、小白鳳旗を執る者一名右、次に大白鳳旗を執る者一名左、大白龍旗を執る者一名右、各旗に従って白矟を執る者四名ずつ。次に小白鳳旗を執る者一名左、小白龍旗を執る者一名右、次に大白龍旗を執る者一名左、大白鳳旗を執る者一名右、皆に従って白矟を執る者五名ずつ。皆、兜牟、金飾りの白甲、絛環、汗胯、束帯、鞾を着用し、弓矢器仗を佩び、馬は白甲を着け、珂で飾る。従者二名、服は前隊と同じ。門に沿って折れ曲がり巡る。

牙門四:監門中郎将二人、服佩は各衛指揮使と同じ、騎乗し、左右に分かれる。次に左衛、次に前衛、次に中衛、次に右衛。牙門旗各二旒、色は皆赤。監門校尉各二人、騎乗し、服佩は各衛の旗を執る者と同じ。従者十名、服は前隊と同じ。