皇帝、皇后を納む。
制を下し、太尉を使者と為し、宗正卿を副使と為し、吏部は戒めを承けてこれを告ぐ。前一日、有司は懸を展べ、案を設け、車輿を太極殿の庭に陳ぶること、元日の如し。文武九品・朝集・蕃客の位は、皆、冠礼の如し。使者の受命の位を大横街の南、道の東に設け、西を上とし、副使は少しく退き、北面す。侍中、「中厳」を請う。群臣、入りて位に就く。使者・副使、入り、門外の道の東に立ち、西面す。黄門侍郎、幡・節を引き、中書侍郎、制書の案を引き、左延明門内の道の北に立ち、西面し、北を上とす。乃ち「外弁」を奏す。皇帝、袞冕を着し輿に御し、西房より出で、即ち御座に就く。使者・副使、入り、位に就く。典儀曰く、「再拝せよ。」と。在位者皆再拝す。侍中、前に進み制を承け、降りて使者の東北に詣り、西面して曰く、「制有り。」と。使者・副使、再拝す。侍中、制を宣して曰く、「某官某氏の女を納れて皇后と為し、公等に命じて節を持ち行き、納采等の礼を行わしむ。」と。使者・副使、又拝す。主節、使者の東北に立ち、西面し、節を黄門侍郎に授け、侍郎、以て使者に授け、主節に付し、後に立つ。中書侍郎、制書の案を引き、使者の東北に立ち、制書を以て使者に授け、案に置く。典儀曰く、「再拝せよ。」と。在位者皆再拝す。使者・副使、出づ。節を持つ者、前に導き、案を持つ者、これに次ぐ。侍中、「礼畢」を奏す。皇帝、入る。在位者、次を以て出づ。初め、使者・副使、輅に乗り、鼓吹は備わるも作さず、従者は車に乗りて従う。その制書は油絡網の犢車に載す。その日大昕、使者・副使、次に至る。主人、廟もしくは寝に於いてこれを受く。神席を室の戸外の西に布く。莞筵、紛純を加え、藻席を加え画純し、南に向かい、右に彫几す。使者・副使、門の西に立ち、北を上とし、幡・節を持つ者は北に立ち、少しく退き、制の案は南に立ち、雁を執る者は又その南に在り、皆、東面す。主人、大門内に立ち、西面す。儐者、北面し、左に於いて命を受け、出でて門の東に立ち、西面して曰く、「敢えて事を請う。」と。使者曰く、「某、制を奉じて納采す。」と。儐者、入りて告ぐ。主人曰く、「臣某が女、人に若く、既に制訪を蒙り、臣某、敢えて辞せず。」と。儐者、出でて告げ、入りて主人を引き出し、使者を大門外の南に迎え、北面して再拝す。使者、答えず。主人、揖して使者・副使を先に入らしめ、階に至る。使者・副使、入る。幡・節を以て導き、案・雁、これに従う。幡・節、西階の西に立ち、東面す。使者、階より升り、両楹の間に立ち、南面す。副使は西南に在り、案を持つ者及び雁を執る者は又西南に在り、皆、東面す。主人、阼階より升り、使者の前に当たり、北面して立つ。案を持つ者、案を進めて、制書を以て使者に授く。節、衣を脱ぐ。使者曰く、「制有り。」と。主人、再拝す。制を宣す。主人、降りて階間に詣り、北面し、再拝稽首し、升り、進み、北面して制書を受け、以て左右に授く。使者、雁を授く。主人、再拝し、進みて雁を受け、以て左右に授く。儐者、答表の案を引き進め、主人の後に立ち、少しく西にし、表を以て主人に授く。主人、進み、使者に授け、退きて位に復し、再拝す。節、衣を加う。謁者、使者・副使を引き、西階より降りて出づ。
制文は版を用い、長さ一尺二寸、幅四寸、厚さ八分、后家の答版もまたこれに如し。
問名の儀。使者は既に出でて、遂に内門外の西に立ち、東面す。主人は内門内の東廂に立ち、西面す。儐者出でて事を請う。使者曰く、「将に卜筮を加えんとし、制を奉じて名を問う。」儐者入りて告ぐ。主人曰く、「臣某が子某、既に制訪を蒙る。臣某敢えて辞せず。」儐者出でて告げ、入り、主人を引き出し、使者を迎えて入らしめ、主人に制書を授け、答表は皆納采の如し。使・副は西階より降りて出で、内門外の西に立ち、東面す。主人は東階下に立ち、西向す。儐者出でて事を請う。使者曰く、「礼畢れり。」儐者入りて告ぐ。主人曰く、「某公、制を奉じて某が室に至る。某に先人の礼有り。請う、従者に礼せん。」儐者出でて告ぐ。使者曰く、「某既に事を将うるを得たり。敢えて辞す。」儐者入りて告ぐ。主人曰く、「先人の礼なり。敢えて固く以て請う。」儐者出でて告ぐ。使者曰く、「某、辞するを得ず。敢えて従わざらんや。」儐者入りて告げ、遂に主人を引きて升らしめ、序端に立たしむ。掌事者、几を徹し、二筵を設け東を上とす。甒醴を東房西牖下に設け、杓冪を加え、坫は尊の北に在り。觶二を実し、角柶二、籩・豆各一、脯醢を以て実し、坫の北に在り。又た洗を東南に設く。主人降りて使者を迎え、西面揖し、先に入る。使・副は門に入りて左す。主人は門に入りて右す。階に至り、主人曰く、「請う、某位升らん。」使者曰く、「某敢えて辞す。」主人又た曰く、「固く請う、某位升らん。」使者曰く、「某敢えて固く辞す。」主人又た曰く、「終に請う、某位升らん。」使者曰く、「敢えて終に辞す。」主人は阼階より升り、使・副は西階より升り、北面して立つ。主人は阼階上に在り、北面再拝す。序端に於いて几を受く。掌事者、内にて几を三たび拂い、両端を奉じて西北に向かい以て進む。主人は東南に向かい、外にて几を三たび拂い、袂を振るい、内にて之を執る。掌事者一人又た几を執りて従う。主人進み、西北に向かう。使者序を進み、筵前に迎えて受け、東南に向かい以て俟つ。主人還りて東階上に至り、北面再拝して送る。使者は几を跪いて進め、北面跪き、各坐の左に設け、西階上に退き、北面東上、答拝し、階の西に立ち、東面南上す。賛者二人俱に升り、觶を取り降り、手を盥い、觶を洗い、升り、醴を実し、柶を觶に加え、之を覆い、面葉とし、房を出で、南面す。主人は醴を受け、柄に面し、使者の筵前の西に進み、北面して立つ。又た賛者觶を執りて従う。使者は西階上に在り、北面し、各一拝し、序を進めて筵前の東に至り、南面す。主人又た次を以て醴を授く。使者受け、俱に西階上の位に復す。主人退き、復た東階上に至り、北面一拝して送る。掌事者、次を以て脯醢を筵前に薦む。使者各進み、筵に升り、皆坐し、左に觶を執り、右に脯を取り、醢に擩じ、籩・豆の間に祭り、各柶を以て醴を三たび祭る。始め一たび扱いて祭り、又た再び扱いて祭り、興る。各柶を以て諸の觶上に兼ね、筵を躐けて西階上に降り、俱に北面坐し、醴を啐し、柶を建て、各觶を薦に奠め、遂に拝し、觶を執りて興る。主人答拝す。使者進み、筵に升り坐し、各觶を薦の東に奠む。筵を降り、序を立って西階上に在り、東面南上す。掌事者、馬を牽き入り、門内に陳べ、庭の三分の一を南に在らしめ、北首西上す。又た掌事者、幣篚を奉じ、東階より升り、以て主人に授く。主人は序端に於いて受け、西面の位に進む。掌事者一人、又た幣篚を奉じ、主人の後に立ち。使者は西階上に在り、俱に北面再拝す。主人進みて楹間に詣り、南面して立つ。使者序を進め、主人の西に立ち、俱に南面す。主人は幣篚を以て使者に授く。使者受け、退きて西階上に立ち、東面す。執幣者又た以て主人に授く。主人受け以て使副に授く。使副之を受け、退きて使者の北に立ち、俱に東面す。主人還りて東階上に至り、北面再拝して送る。使者は西階より降り、従者訝りて幣篚を受く。使者は庭実に当たり揖して馬を以て出で、馬を牽く者従いて出づ。使者は大門外の西に出で、東面して立つ。従者訝りて馬を受く。主人は門を出で東に在り、西面再拝して送る。使者退く。主人入り、東階下に立ち、西面す。儐者主人に告げて曰く、「賓顧みず。」主人は寢に反る。使者は答表を奉じて闕に詣る。
納吉の儀。使者の辞は曰く、「諸の卜筮に加うるに、占に曰く日従うと。制して某を使わしめて入告せしむ。」主人の辞は曰く、「臣某が女某、亀筮云う吉と。臣預かりて其の中に在り。臣某謹んで典制を奉ず。」其の余は皆納采の如し。
納徴の儀。其の日、使者は主人の門外に至る。執事者入り、幕を内門の外に布く。玄纁束を幕上に陳べ、六馬を幕の南に陳べ、北首西上す。執事者、穀珪を匵に盛り、幕の東に俟ち、西面す。謁者、使者及び主人を引きて大門の内外に立たしむ。儐者進みて命を受け、出でて事を請う。使者曰く、「某、制を奉じて徴を納む。」儐者入りて告ぐ。主人曰く、「制を奉じて臣に重礼を賜う。臣某祗ちて典制を奉ず。」儐者出でて告げ、入り、主人を引き出し、使者を迎えて入らしむ。執事者坐し、匵を啓き珪を取り、玄纁に加う。馬を牽く者従いて入り、庭の三分の一を南に在らしめ、北首西上す。珪を執る者は馬の西に在り、俱に北面す。其の余は皆納采の如し。
冊立皇后。前一日、守宮が使者の次を皇后の実家大門外の西に設け、尚舍が尚宮以下の次を皇后の実家閤外の道西に設け、東向きとし、行帷をもって障蔽する。その日、臨軒して使を命ずること、納采の如し。奉禮が使者の位を大門外の西に設け、東向きとし、使副及び内侍の位を使者の南に設け、冊案及び宝綬を挙ぐる者は南に在り、差し退き、節を持つ者は使者の北に在り、少しく退き、俱に東向きとする。主人の位を大門外の南に設け、北面とする。使者以下及び主人の位を内門外に設くるも、亦た此の如し。内謁者監の位を内門外主人の南に設け、西面とする。司贊の位を東階の東南に設け、掌贊二人は南に在り、差し退き、俱に西向きとする。又た一つの案を閤外に置く。使・副は輅に乗り、節を持ち、儀仗を備え、鼓吹は備うれども作さず。内僕が重翟以下の車を大門外の道西に進め、東向きとし、北を上とす。諸衞は其の属に命じて皇后の儀仗を布かしむ。使者次を出で、位に就く。主人は朝服を着し東階下に立ち、西面とする。儐者命を受け、出でて事を請う。使者曰く、「某、制を奉じ、皇后に備物典冊を授く。」儐者入りて告ぐ。主人出でて大門外に迎え、北面して再拝す。使者は拝に答えず。使者門に入りて左し、節を持つ者は前に導き、案を持つ者は之に次ぐ。主人門に入りて右し、内門外の位に至る。冊宝案を奉ずる者進み、使副に冊宝を授く。内侍使者の前に進み、西面して冊宝を受け、東面して内謁者監に授く。内謁者監持ち入り、閤外の西に立ち、東面して案の上に跪きて置く。尚宮以下閤に入り、皇后の首飾・褘衣を奉ず。傅姆が助けて出だし、尚宮引きて降り庭中に立ち、北面す。尚宮跪きて冊を取り、尚服跪きて宝綬を取り、皇后の右に立ち、西向きとする。司言・司宝各一人皇后の左に立ち、東向きとする。尚宮曰く、「制有り。」尚儀曰く、「再拝。」皇后再拝す。冊を宣す。尚儀曰く、「再拝。」皇后又た再拝す。尚宮皇后に冊を授く。皇后受け以て司言に授く。尚服又た宝綬を授く。皇后受け以て司宝に授く。皇后座に升る。内官以下俱に降り庭に立ち、重行相向かい、西を上とす。司贊曰く、「再拝。」掌贊承けて伝え、皆再拝す。諸侍衞すべき者は各升り、侍位に立つ。尚儀前に跪きて奏して曰く、「礼畢れり。」皇后座を降りて入る。使者復命す。
其の使者を遣わして奉迎する。其の日、侍中版を奏して「中厳を請う」とす。皇帝冕服を着し出で、御する殿に升り、文武の官五品已上は東西の朝堂に立つ。奉迎の前一日、守宮が使者の次を大門外の道右に設け、使副及び内侍の次を使者の次西に設け、俱に南向きとする。尚舍が宮人の次を閤外の道西に設く。奉禮が使・副・案を持ち雁を執る者・節を持つ者及び奉禮・贊者の位を設くること、冊后の如し。又た内侍の位を大門外の道左に設け、西面とする。又た宮人以下の位を堂前に設く。使・副は朝服を着し、輅に乗り節を持ち、大門外の次に至る。宮人等各其の次に就き奉迎す。尚儀奏して「皇后の中厳を請う」とす。傅姆皇后を導き、尚宮前に引き、出で、堂に升る。皇后将に出づるに、主婦房外の西に出で、南向きとする。文武奉迎の者皆陪立して大門外に在り、文官は東に、武官は西に在り、皆北を上とす。謁者使者を引きて大門外の位に詣らしむ。主人は内門外堂前の東階下に立ち、西面とする。儐者命を受け、出でて事を請う。使者曰く、「某、制を奉じ、以て今の吉辰、職を率いて奉迎す。」儐者入りて告ぐ。主人曰く、「臣謹んで典制を奉ず。」儐者出でて告げ、入り、主人を引きて門南に出だし、北面して再拝す。謁者引き入れて内門外堂の西階に至らしむ。使者先ず升り、両楹間の位に在り、南面す。副は西に在り、案を持ち雁を執る者は西南に在り、俱に東向きとする。主人東階に升り、使者の前に詣り、北面して立つ。使・副制書を授けて曰く、「制有り。」主人再拝す。使者制を宣す。主人降りて階間に詣り、北面して再拝稽首す。升り、進み、北面して制書を受く。主人再拝し、北面して立つ。使・副雁を授く。主人再拝し、進みて受け、仍って北面して立つ。儐者二人を引きて対いて答表案を挙げて進ましむ。主人表を以て使・副に授け、再拝し、西階より降りて出で、門外の位に復す。奉禮曰く、「再拝。」贊者承けて伝え、使・副俱に再拝す。使者曰く、「令月吉日、臣某等、制を承け、職を率いて奉迎す。」内侍受け以て入り、司言に伝え、司言受け以て奏聞す。尚儀奏して皇后の再拝を請う。主人入り、東階より升り、進み、西面して之を誡めて曰く、「之を戒めよ、之を敬え、夙夜命に違うこと無かれ。」主人退き、東階上に立ち、西面す。母は西階上に於いて誡め、衿を施し帨を結びて曰く、「之を勉めよ、之を敬え、夙夜命に違うこと無かれ。」皇后輿に升りて降り、重翟に升りて几を設け、姆景を加う。内宮侍従及び内侍導引し、車に乗じて従うべき者は鹵簿の如し。皇后の車大門外に出づ。以て次第に車馬に乗じ引従す。
同牢の日、内侍の属が皇后の大次を皇帝の御する殿門外の東に設け、南向きとする。夕べに及んで、尚寝が皇帝の御幄を室内の奥に設け、東向きとする。地席を敷き茵を重ね、屏障を施す。初昏に、尚食が洗を東階に設け、東西は東霤に当たり、南北は堂の深さによる。后の洗は東房に設け、北に近し。饌を東房の西墉下に設け、籩・豆各二十四、簋・簠各二、豋各三、俎三。尊を室内の北牖下に置き、玄酒は西に在り。また尊を房戸外の東に置き、玄酒無し。坫は南に在り、四爵を加え、合巹す。器は皆烏漆、巹は匏を用う。皇后が大門に入れば、鐘鼓を鳴らす。永巷より大次前に至り、車を回して南向きとし、歩障を施す。尚儀が進みて車前に当たり、跪いて車より降るを請う。皇后降り、次に入る。尚宮が引きて殿門の外に詣らしめ、西向きに立たしむ。尚儀が跪いて奏す「外辦す、請うらくは坐を降り礼を以て迎えよ」と。皇帝坐を降り、尚宮が前に引き、門内の西に詣らしめ、東面して后を揖して入らしむ。尚食が玄酒三を酌みて尊に注ぎ、尚寝が席を室内の西に設け、東向きとする。皇帝が后を導き西階より昇り、室に入り即席し、東向きに立つ。皇后入り、尊の西に立ち、南面す。皇帝は西洗にて盥ぎ、后は北洗にて盥ぐ。饌入り、醬を席前に設け、葅醢は其の北に在り;俎三を豆の東に設け、豕俎は特に北に在り。尚食が黍を醬の東に設け、稷・稻・粱は又東に在り;湆を醬の南に設く。后の対醬を東に設け、特俎に当たり、葅醢は其の南に在り、上を北とす;黍を豕俎の北に設け、其の西に稷・稻・粱を置き、湆を醬の北に設く。尚食が会を啓きて簠簋の南に郤し、簠簋に対すること北に在り、匕箸を加え、尚寝が対席を饌の東に設く。尚食が跪いて奏す「饌具す」と。皇帝が皇后を揖して昇らしめ、対席し、西面し、皆坐す。尚食が跪いて韭葅を取り醢に擩し皇帝に授け、葅を取り醢に擩し皇后に授け、俱に受け、豆間に祭る。尚食が又黍を取りて左手に実し、遍く稷・稻・粱を取りて右手に反し、皇帝に授け、又黍・稷・稻粱を取りて皇后に授け、俱に受け、豆間に祭る。又各々胏の末を絶ち取り帝・后に授け、俱に豆間に祭る。尚食各々胏を以て俎に加う。司飾二人巾を以て皇帝及び皇后に授け、俱に手を涗す。尚食各々跪いて饌を品嘗し、黍を席上に移し置き、次を以て胏脊を授け、帝・后皆食し、三飯し、食を卒う。尚食二人俱に房にて手を盥ぎ爵を洗い、室に入り、尊に酌み、以て帝・后に授け、俱に受け、祭る。尚食各々肝を以て従い、皆爵を奠し、振祭し、嚌う。尚食皆受け、俎・豆に実す。各々爵を取り、皆飲む。尚儀虚爵を受け、坫に奠す。再酳は初めの如く、三酳は巹を用い、再酳の如し。尚食俱に東階を降り、爵を洗い、昇り、戸外に酌み、進み、北面して爵を奠し、興り、再拝し、跪いて爵を取り酒を祭り、遂に飲み爵を卒え、奠し、遂に拝し、爵を執り興り、降り、篚に奠す。尚儀北面して跪き、奏して称す「礼畢し、興れ」と。帝・后俱に興る。尚宮が皇帝を引きて東房に入らしめ、冕服を釈き、常服を御す;尚宮が皇后を引きて幄に入らしめ、服を脱がしむ。尚宮が皇帝を引き入る。尚食が饌を徹し、東房に設く、初めの如し。皇后の従者が皇帝の饌を餕い、皇帝の侍者が皇后の饌を餕う。
皇太子妃を納む。
皇帝使者を遣わして主人の家に至らしむ、節を持たず、制書無し。其の納采・問名・納吉・納徴・告期は、皆后の礼の如し。
其の妃を冊す。前一日、主人が使者の次を大門の外道右に設け、南向き;又宮人の次を使者の西南に設け、俱に東向きとし、行帷を以て障う。奉礼が使者の位を大門外の西に設け、副及び内侍は又其の南に、冊案及び璽綬を挙ぐる者、命服を奉ずる者は又南に、差し退き、俱に東向き。主人の位を門南に設け、北面。又位を内門外に設け、之の如し。典内の位を内門外主人の南に設け、西面。宮人の位を門外使者の後に設け、重行東向き、北を以て上とし、行帷を以て障う。賛者二人の位を東階の東南に設け、西向き。典内予め一つの案を閤外に置く。使・副は朝服し、輅に乗り節を持ち、鼓吹備わるも作さず。妃氏の大門外の次に至り、掌厳が褕翟衣及び首飾を奉じ、内廄尉が厭翟を大門外の道西に進め、東向き、北を以て上とす。諸衞其の属を帥いて儀仗を布く。使者次を出で、節を持ち前導し、及び宮人・典内皆位に就く。主人は朝服し、出でて大門の外に迎え、北面再拝す。使者門に入りて左し、案を持つ者之に従う。主人門に入りて右し、内門外の位に至る。冊宝案を奉ずる者進み、使副に冊宝を授け、内侍西面して之を受け、東面して典内に授け、典内持ち入り、跪きて閤内の案に置く。衣服及び侍衞を奉ずる者従い入り、皆典内の南に立ち、俱に東面す。傅姆が妃を賛して出だし、庭中に立ち、北面せしむ。掌書が跪きて玉宝を取り、南向き。掌厳が首飾・褕翟を奉じ、諸の宮官侍衞者と次を以て入る。司則前に進み妃の再拝を賛し、北面して冊宝を掌書より受け、南向きして妃に授け、妃は以て司閨に授く。司則又再拝を賛し、乃ち妃の座に昇るを請う。宮官以下皆降りて庭に立ち、重行、北面西上。賛者曰く「再拝せよ」と。皆再拝す。司則前に啓し「礼畢す」と。妃座を降り、室に入る。主人は使者を儐すこと賓を礼するの儀の如し。
臨軒にて醮戒を行う。前日、衞尉が次を東朝堂の北に設け、西に向く。また宮官の次を重明門外に設ける。その日、皇太子は袞冕を着て出で、金輅に昇り、承天門に至りて輅を降り、次に就く。前日、有司が御座を太極殿の阼階上に設け、西に向く。羣官の次を朝堂に設け、縣を展べ、車輅を陳べる。その日、尚舍が皇太子の席の位を戸牖の間に設け、南に向き、莞席・藻席を敷く。尚食が酒尊を東序の下に設け、また籩脯一・豆醢一を陳べ、尊の西に置く。晡前三刻、羣官の版位を内に設け、奉禮が版位を外に設け、朝禮の如く。侍中が版を奏して「中厳を請う」とす。前三刻、諸侍衞の官、侍中・中書令以下、俱に閤に詣でて奉迎す。典儀が贊者を帥いて先に入り位に就き、吏部・兵部が羣官を贊して次を出で、門外の位に就かしむ。侍中が版を奏して「外辦」とす。皇帝は通天冠・絳紗袍を着し、輿に乗じて西房より出で、即ち御座に就き西に向く。羣官入りて位に就く。典儀曰く「再拝」と。贊者承傳し、在位者皆再拝す。皇太子、縣の南に入る。典儀曰く「再拝」と。贊者承傳し、皇太子再拝す。階に詣り、舄を脱ぎ、席の西に昇り、南面して立つ。尚食、序にて酒を酌み、進みて皇太子の西に詣り、東面して立つ。皇太子再拝し、爵を受く。尚食又脯醢を席前に薦む。皇太子席に昇り坐し、左に爵を執り、右に脯を取り、醢に擩し、籩・豆の間に祭る。右に酒を祭り、興り、席の西に降り、南面して坐し、酒を啐し、爵を奠し、興り、再拝し、爵を執りて興る。奉御虚爵を受け、直長薦を徹し、房に還す。皇太子進み、御座の前に当たり、東面して立つ。皇帝之に命じて曰く「往きて爾が相を迎え、我が宗事を承け、勗めて帥うに敬を以てせよ」と。皇太子曰く「臣謹んで制旨を奉ず」と。遂に再拝し、西階より降り、舄を納れ、門を出づ。典儀曰く「再拝」と。贊者承傳し、在位者皆再拝し、次を以て出づ。侍中前に跪きて奏して「礼畢」とす。皇帝入る。
皇太子既に命を受け、燭を執り、前馬・鼓吹し、妃氏の大門外、道の西の次に至り、輅を回して南に向く。左庶子跪きて奏し、輅を降りて次に就く。主人几筵を設く。妃は褕翟・花釵を着し、東房に立ち、主婦は房戸外の西に立ち、南に向く。主人公服して出で、大門の内に立ち、西に向く(廟に在れば則ち祭服)。左庶子跪きて奏して「位に就くを請う」と。皇太子は門の西に立ち、東面す。儐者命を受け出でて事を請う。左庶子承傳し跪きて奏す。皇太子曰く「茲に初昏を以て、某制を奉じ命を承く」と。左庶子俛伏し、興り、儐者に傳え、入りて告ぐ。主人曰く「某謹みて敬ひ具へて以て須つ」と。儐者出で、左庶子に傳えて以て奏す。儐者入り、主人を引いて門外の東に迎え、西面して再拝す。皇太子答えて再拝す。主人皇太子を揖して先に入らしむ。掌畜者鴈を左庶子に授け、以て皇太子に授く。皇太子鴈を執りて入る。内門に及ぶと、主人譲りて曰く「皇太子の入るを請う」と。皇太子曰く「某敢へて先んぜず」と。主人又固く請う。皇太子又曰く「某固く敢へて先んぜず」と。主人揖す。皇太子門に入りて左し、主人門に入りて右す。内門に及び、主人揖して入る。内霤に及び、曲に当たりて揖し、階に当たりて揖す。皇太子皆報いて揖す。階に至り、主人曰く「皇太子の昇るを請う」と。皇太子曰く「某敢へて辞す」と。主人固く請う。皇太子又曰く「某敢へて固く辞す」と。主人終に請う。皇太子又曰く「某終に辞す」と。主人揖す。皇太子報いて揖す。主人昇り、阼階上に立ち、西面す。皇太子昇り、進みて房戸の前に当たり、北面し、跪きて鴈を奠し、再拝し、降り、出づ。主人降りて送らず。内廄尉、厭翟を内門外に進む。傅姆妃を導き、司則前に引き、母の左より出づ。師姆は右に在り、保姆は左に在り。父少しく進み、西面して之を戒めて曰く「必ず正しき有らん、衣花の若く」と。之に命じて曰く「之を戒め之を敬へ、夙夜命に違ふこと無かれ」と。母之を戒むるに西階上にて、衿を施し帨を結び、之に命じて曰く「之を勉め之を敬へ、夙夜命に違ふこと無かれ」と。庶母門内に及びて鞶を施し、之に父母の命を以て申し、之に命じて曰く「敬恭して宗父母の言を聴き、夙夜愆ること無かれ。諸の衿鞶を視よ」と。妃既に内門を出で、輅の後に至る。皇太子綏を授く。姆辞して受けず、曰く「未だ教へず、礼を為すに足らず」と。妃輅に昇り、几を以て乗じ、姆景を加ふ。皇太子輪を馭すること三周し、馭者之に代わる。皇太子大門を出で、輅に乗じて宮に還り、妃は後に次ぐ。主人其の属をして妃を送らしめ、族を以て從はしむ。
同牢の日、司閨は妃の次を閤内の道の東に設け、南向きとする。皇太子の御幄を内殿の室内西廂に設け、東向きとする。席を設け茵を重ね、屏障を施す。同牢の席を室内に設け、皇太子の席は西廂、東向き、妃の席は東廂、西向きとする。席の間は牢饌を容れるに足る広さを量る。洗を東階の東南に設け、妃の洗を東房の近く北に設ける。饌を東房の西墉の下に設け、籩・豆は各二十、簠・簋は各二、鈃は各三、瓦豋は一、俎は三とする。尊は室内の北墉の下にあり、玄酒は西にある。また尊を房戸外の東に設け、玄酒はなし。篚は南にあり、四爵を実し、合巹とする。皇太子の車が左閤に至り、輅を回して南向きとし、左庶子が跪いて奏し「輅を降りんことを請う」。内殿門外の東に入りて待ち、西面する。妃が左閤外に至り、輅を回して南向きとし、司則が妃の輅降りを請い、前後に扇・燭あり。次に就きて内殿門の西に立ち、東面する。皇太子は揖して妃を入れ、西階より昇り、妃は従いて昇る。扇・燭を執る者は東・西階の内に陳ず。皇太子は即ち席に就き、東向きに立ち、妃は西向きに立つ。司饌は階の間に進み詣で、跪いて奏し「牢饌具わる」と、司則は令を承けて曰く「諾」と。遂に饌を設くること、皇后の同牢の礼の如し。司饌は跪いて奏し「饌具わる」と。皇太子及び妃は倶に坐す。司饌は跪いて脯を取り、韭葅を取り、皆醢に擩じ、皇太子に授け、又取りて妃に授け、倶に受け、籩・豆の間に祭る。司饌は跪いて黍を取りて左手に実し、遍く稷を取りて右手に反し、皇太子に授け、又妃に授け、各受け、葅醢の間に祭る。司饌は各立ち、胏を取りて皆末を絶ち、跪いて皇太子及び妃に授け、倶に受け、又葅醢の間に祭る。司饌は倶に胏を以て俎に加う。掌嚴は皇太子妃に巾を授け、手を涗す。柶を以て上鈃を扱い遍く之を擩じ、上豆の間に祭る。司饌は妃の饌を品嘗し、黍を移して席の上に置き、次を以て跪いて胏脊を授く。皇太子及び妃は皆湆醬を以て食し、三飯して食を卒う。司饌は北面して酒を進めんことを請い、司則は令を承けて曰く「諾」と。司饌二人は倶に手を盥い爵を房に洗い、室に入り、尊に酌し、北面して立つ。皇太子及び妃は倶に興ち、再拝す。一人は進みて皇太子に授け、一人は妃に授く。皇太子及び妃は倶に坐し、酒を祭り、酒を挙ぐ。司饌は各肝を以て従え、司則は進みて虚爵を受け、篚に奠む。司饌は又倶に爵を洗い、酒を酌し、再び酳す。皇太子及び妃は倶に爵を受けて飲む。三酳には巹を用い、再酳の如し。皇太子及び妃は席の後に立ち、司則は倶に東階を降り、爵を洗い、昇り、戸外に酌し、北面し、倶に爵を奠め、興ち、再拝す。皇太子及び妃は倶に拝に答う。司則は坐し、爵を取りて酒を祭り、遂に飲み、爵を啐し、奠め、遂に拝し、爵を執りて興ち、降り、爵を篚に奠む。司饌は奏し「饌を徹す」と。司則は前に進み跪いて奏し称す「司則妾姓言す、殿下の入らんことを請う」と。皇太子は東房に入り、冕服を釈ぎ、袴褶を著す。司則は妃の帷幄に入るを啓し、皇太子は乃ち室に入る。媵は皇太子の饌を餕し、御は妃の饌を餕す。
親王の妃を納むる礼。
其の納采・問名・納吉・納徵・請期には、使者は公服を著し、犢車に乗り、妃氏の家に至る。主人は廟若しくは寢にて受け、其の賓主相見え、儐贊の出入升降、及び其の礼賓する者は、大抵皆皇太子の使の如くして、副無し。其の聘には玄纁束・乗馬を以てし、玉は璋を以てす。冊命の日、使者は節を持ち、副有り。
親迎。王は衮冕を著し輅車に乗り、妃氏の門外に至る。主人は室戸外の西に席を布し、西を上とし、右に几を置く。又戸内に席を設け、南向きとする。甒醴を東房の東北隅に設け、篚は尊の南にあり、觶一・角柶一を実し、脯醢は又其の南にある。妃は房内に於いて即ち席に就き、南向きに立ち、姆は右に立つ。主人は戸の東に立ち、西面する。内贊者は觶を以て醴を酌し、柶を加え、之を覆い、面柄とし、筵の前に進み、北面する。妃は席を降り西に立ち、南面して再拝し、觶を受く。内贊者は脯醢を薦め、妃は席に昇り、跪き、左に觶を執り、右に脯を取り、醢に擩じ、籩・豆の間に祭り、遂に柶を以て醴を三たび祭る。始め一たび扱いて祭り、又扱いて再び祭り、興ち、筵の末に跪き、醴を啐し、柶を建て、觶を奠め、筵の西を降り、南面して再拝し、席に就きて立つ。主人は乃ち賓を迎う。其の余は皆皇太子の迎えの如し。
初昏、洗を東階の東南に設け、又妃の洗を東房の近く北に設く。饌を東房に設け、帷を以て障う。豆十六、簠・簋各二、豋各二、俎三、羊豕・腊、羊豕は節折し、尊坫を室内の北墉の下に設け、玄酒は西にある。又尊を房戸外の東に設け、玄酒無く、坫は南にあり、四爵を以て実し、合巹とする。王至り、車を降りて以て俟つ。妃至り、車を降りて北面して立つ。王は南面して妃を揖して入れ、寢門に及び、又揖して入れ。贊者は玄酒を酌み三たび尊に注ぐ。妃の従者は席を奥に設け、東向きとする。王は妃を導き西階より昇り、室に入り、即ち席に就き東面して立つ。妃は入りて尊の西に立ち、南面する。王は南洗にて盥ぎ、妃の従者之に沃す。妃は北洗にて盥ぎ、王の従者之に沃す。倶に位に復し、立つ。贊者は饌を設け入り、西面し、「饌具わる」と告ぐ。王は妃を揖し、即ち対席に就き、西面し、皆坐す。其の先ず祭り而して後飯し、乃ち酳祭し、燭の入るに至るまで、皆太子の妃を納むる礼の如し。
公主の出降。礼は皆王妃の如くして、納采・問名・納吉・納徵・請期には、主人は皆寢にて受く。其の賓の辞に曰く「国恩某公の子に室を貺う。某公に先人の礼有り、某をして請わしむ」と。主人は賓に命じて曰く「寡人に先皇の礼有り」云云と。
其の諸臣の子にては、一品より三品に至るを一等とし、玄纁束・乗馬、玉は璋を以てす。四品より五品に至るを一等とし、玄纁束・両馬、璋無し。六品より九品に至るを一等とし、玄纁束・儷皮二、而して馬無し。儷皮二、内に之を摂し、毛は内に在り、左首、幕の南に立つ。其の余の納采・問名・納吉・納徵・請期は、大抵皆親王の妃を納むるが如し。
其の親迎の日、大昕、壻の父・女の父は禰廟若しくは寢に告ぐ。将に行わんとし、席を東序に布し、西向きとす。又席を戸牖の間に設け、南向きとす。父は公服を著し、東序に坐し、西向きす。子は其の上服を著す。一品は衮冕、二品は鷩冕、三品は毳冕、四品は絺冕、五品は玄冕、六品は爵弁。庶人は絳公服。西階より昇り、進みて席の西に立ち、南向きす。贊者は酒を酌み進み、北面して以て子に授く。子は再拝して爵を受く。贊者は脯醢を席の前に薦む。子は席に昇り、跪き、左に爵を執り、右に脯を取り、醢に擩じ、籩・豆の間に祭る。右に酒を祭り、爵を執りて興ち、席の西を降り、南面して跪き、爵を卒し、再拝し、爵を執りて興つ。贊者は虚爵を受け還りて尊の所に置く。子は進みて父の席の前に立ち、東面す。父之に命じて曰く「往きて爾が相を迎え、我が宗事を承け、勗め率いて敬を以てし、先妣の嗣たれ、若しくは則ち常有らん」と。庶子は但だ云く「往きて爾が相を迎え、勗め率いて敬を以てせよ」と。子は再拝して曰く「敢えて命を忘れず」と。又再拝し、降り、出で、乃ち迎う。
初昏の時、洗を設け、饌を陳べることは皆親王の礼と同じ。犠牲は少牢及び腊を用い、俎三つ、籩二つ、簠二つ、その豆の数は、一品は十六、二品は十四、三品は十二。壻及び婦は同じ牢を用い、婦の簋・簠及び豆・豋の数は、それぞれその夫に準ずる。室の中の北墉の下に尊を置き、房の戸外の東に尊を設け、冪・勺を加え、玄酒はない。夫婦は内で酌し、尊四つ、爵二つ、巹は合わせて六つ、夫婦それぞれ三酳する。主人は革輅に乗り、婦氏の大門外に至る。女はその夫の服に準じ、花釵・翟衣を着け、房に入り、觶で醴を酌することは、王妃の礼と同じ。主人は賓を迎えて入り、遂に同牢し、皆親王が妃を納れる礼と同じ。
質明に、舅の席を東序に布き、西向きにし、姑の席を房の戸外の西に布き、南向きにする。舅・姑が席に就くと、婦は笲に棗・栗を執って入り、西階より升り、東面して再拝し、進み、跪いて舅の席前に奠め、舅は之を撫で、婦は退き、位に復し、又再拝する。西階より降り、笲に腶脩を受けて、升り、進み、北面して再拝し、進み、跪いて姑の席前に奠め、姑は之を挙げ、婦は退き、位に復し、又再拝する。婦の席を姑の西少し北に設け、南向きにする。房内の東壁の下に側尊の甒醴を置き、籩・豆一つ、脯醢を実し、尊の北に在る。洗を東房の近く北に設ける。婦は席の西に立ち、南面する。内賛者は手を盥ぎ、觶を洗い、醴を酌し、柶を加え、柄を面し、北面して婦の前に立つ。婦は進み、東面して拝して受け、位に復す。内賛者は西階の上に立ち、北面して拝して送り、乃ち脯醢を薦む。婦は席に升り、坐し、左に觶を執り、右に脯を取り、醢に擩し、籩・豆の間に祭し、柶で醴を三たび祭し、始めに扱って一祭し、又扱って再祭し、柶を觶に加え、葉を面し、興ち、席の西より降り、東面して坐し、醴を啐し、柶を建て、興ち、拝する。内賛者は拝して答える。婦は進み席に升り、跪き、觶を豆の東に奠め、脯を取り、西階より降りて出で、婦氏の従人に寢門外で授ける。
盥饋。舅・姑は室に入り、婦は盥饋する。室の奧に席を布き、舅・姑は同じ席に坐し、共に東面し南を上とする。賛者は室內の北墉の下に尊を設け、房内の西墉の下に饌を置き、同牢の如し。牲體は皆節折し、右を舅の俎に載せ、左を姑の俎に載せる。婦は入り、西階より升り、房に入り、醬を以て進む。他の饌は、従者が之を設け、皆匕箸を加える。俎が入り、豆の東に設ける。賛者は各箸を授け、舅・姑は各篚の葅を以て醬に擩し、籩・豆の間に祭し、又飯を祭り終わり、乃ち食し、三飯して食を終える。婦は房に入り、手を盥ぎ爵を洗い、室に入り、酒を酌して舅に酳し、進み爵を舅の席前少し東に奠め、西面して再拝し、舅は爵を取り酒を祭り、之を飲む。婦は爵を受け戸を出で、房に入り、右に奠める。手を盥ぎ爵を洗い、酒を酌して姑に酳す。婦の席を室內の北墉の下に設け、尊は東面し、婦は饌を徹し、席前に之を設けること初めの如く、西を上とする。婦は進み、西面して再拝し、退き、席に升り、南向きに坐す。将に餕せんとし、舅は醬を易えるを命じ、内賛者が之を易える。婦は姑の饌を餕し、婦は祭り、内賛者が之を助ける。既に祭り、乃ち食し、三飯して食を終える。内賛者は爵を洗い酒を酌して婦に酳し、婦は席を降り、西面して再拝し、爵を受け、席に升り坐し、酒を祭り、飲み、爵を執り興ち、席の東より降り、南面して立つ。内賛者は爵を受け、坫に奠める。婦は進み、西面して再拝し、爵を受け、席に升り坐し、酒を祭り、飲み終わり、爵を執り興ち、席の東より降り、南面して立つ。内賛者は篚に受けて奠め、婦は進み、西面して再拝する。舅・姑は先ず西階より降り、婦は阼階より降りる。凡そ庶子の婦は、舅は降りず、而して婦は西階より降りて出づ。