『チンギス・ナーメ』について
作品概要
『チンギス・ナーメ』(Chingiz-name)は、16世紀中頃にウテミシュ・ハージーによって編纂された歴史書です。
本書は黄金オルダ(ジョチ・ウルス)の歴史を主題としており、特にダシュト・イ・キプチャクの遊牧民たちに伝わる口承の歴史的知識(ステップの口承歴史学)を書き留めた貴重な史料として高く評価されています。本デジタル版では、V.P. ユージンらによるロシア語版を底本とし、現代日本語訳と対比させています。
本デジタル版の特徴
ロシア語原典と完全対訳
段落ごとにロシア語の原文テキストと日本語全訳を対比して閲覧できます。日本語をクリックすると原文がインライン表示されます。
統合された用語集
本文中の人名・部族名・地名・官職名・制度名にインタラクティブなリンクが埋め込まれ、クリックすると詳細な解説が表示されます。
学術的翻字基準
モンゴル史・ペルシャ語史料の学術基準に基づき、統一された固有名詞表記を採用しています。
閲覧のしかた
目次から各章を開くと、日本語訳が段落ごとに表示されます。 訳文をクリックすると、対応するロシア語原文が直下に現れます。 章ページでは文字サイズの調整もできます。
※本文中のページ数表記について
本文中に見られる [36a] といったバッジは、翻訳の元となった写本(原本)の「フォリオ番号(ページ数)」を表しています。
学術的な対比を容易にするため、あえて省略せずに残しており、マウスを合わせると「原本ページ 36a」といった詳細が表示される仕様になっています。