SX-70/680/690SLR の貼り替えガイド


用意するもの 



1. 端から剥がしていきます。


2. ゆっくりと元の革を剥がしていくのですが、剥がれにくいときには絵筆などにアルコールを浸して、接着面にアルコールを浸しながら剥がすと剥がれやすいです。
 8番に載せておきましたが、このとき革のすぐしたについている薄いステンレス板を剥がさないように注意してください。


3. 銀モデルの場合、元の革はとても剥がれにくいので、これぐらい残っていても大丈夫です。


4. キッチンペーパーにアルコールを浸して、元の革が残っているところに当てます。
 これは剥がれていない元の革にアルコールを浸みさせるという意味で、残留している革とボンドにアルコールが浸みることによって、剥がしやすくなります。


5. 5分〜10分経って、充分アルコールが浸みたら、アルコールが浸みているキッチンペーパーで残留している革とボンドを拭き取っていきます。



6.銀モデルの場合、一度では綺麗にならない場合があります。その場合は、4と5を繰り返して下さい。

銀モデルは相当剥がしにくいですので、かなり気合いが必要です。
楽に剥がす方法として以下のものがあります。

1.アルコールの代わりにCRC-556を使う
2.アルコールの代わりにカーケミカルのピッチクリーナーを使う
3.アルコールの代わりにホルツ・ペイントリムーバーを使う(最強



 ペイントリムーバーを使う場合は銀モデルのみにしてください。本来の使用目的通り、塗装が剥がれてしまいます。Model2には決してペイントリムーバーを使用しないでください。ボディが溶けます。
 またリムーバーを使って剥がしたら、表面を必ずアルコールで浸したティッシュなどで残留しないように拭き取ってください。多少の金属腐食性があります。
 リムーバーを使う方法は簡単なのですが、強力な分だけリスクを伴うということをご承知おきください。ペイントリムーバーを使うのはどうしても剥がれないという場合のみの方法です。



7. 綺麗に剥がれた状態です。この個体の場合、4,5を3回繰り返しました。

8. 元の革のすぐ下についているステンレス板は剥がさないで下さい。
 それでも剥がれてしまった場合は、仕方がないですから、綺麗に剥がしてください。


9. 他の箇所も同じような手順で、すべて剥がします。

10. 剥がし終わった革はこんな感じですね。

11. 新しい革を用意します。


12. 貼りつける箇所のパーツを、剥離紙から剥がします。


13. 裏返して、接着面を上にしておきます。


14. 絵筆にアルコールを浸します。


15. 接着面にアルコールを塗ります。絶対に革の表にはアルコールを塗らないで下さい。


16. 接着面にアルコールが塗ってある状態で、新しい革をボディに貼りつけます。

17. 接着面にアルコールが浸みている状態のうちは、微調整ができます。アルコールが乾く前に、位置決めをして下さい。


18. トップカバーを引っ張り上げます。

19. 次はこの部分で行きましょう。

20. 15, 16, 17の手順で、貼りつけます。


21. トップカバーを完全に持ち上げます。


22. 15, 16, 17の手順で、貼りつけます。


23. 15, 16, 17の手順を繰り返して、すべての面に新しい革を貼りつけていきます。


24. アルコールを接着面に塗る意味は、アルコールが乾く前でしたら、微調整しながら位置決めができますし、綺麗に剥がすこともできます。
 アルコールが乾く前ということを忘れないで下さい。アルコールが乾いたら、接着力は戻ります。

25. すべて貼り終わりましたら、アルコールが完全に乾くのを待って完成です。


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